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ニューモデル 2019.10.18

EV戦略の要 トヨタ「超小型EV」 5h充電で100km走行、シティコミューター

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シンプル/コンパクトなEV

text&photo: Yasuhiro Ohto(大音安弘)

    【画像】トヨタの小型EV群 全46枚

トヨタは、東京モーターショー2019のメガウェブ会場で開催される「フューチャーエキスポ」で、短距離および少人数移動を目的とした超小型EVを初公開する。この新EVは、コンセプトカーではなく、2020年冬頃の発売を目指し、開発中のモデルである。

トヨタのシティコミューターといえば、「iQ」が思い出されるが、この超小型EVは、よりシンプルかつコンパクトなクルマだ。

運転に不慣れな初心者や高齢者の買い物や通院などの近距離移動を想定して開発を進めており、小さいながら、大人2名の乗車スペースとコンパクトなラゲッジスペースが備えられている。

デザインは、3ドアハッチバック・スタイルだが、コンパクトな分、ハイトワゴン風にも見えるスタイリングとなる。公表されるボディサイズは、全長×全幅×全高=2490mm×1290mm×1550mmと、全長と全幅は軽自動車よりも圧倒的に小さい。

その恩恵として取り回しに優れており、最小回転半径は、3900mmに過ぎない。

質実剛健なインテリア

小さいながらも使い勝手は、乗用車ライクに仕上げられているのも特徴。大きめのドアが採用することで、乗降性も良好だ。シートは、トヨタの小型車のものを採用しているので、シートサイズにも不足はない。

全幅を2名乗車が可能な最小限のものとしているので、運転席と助手席間の距離は近い。ただ単距離移動を目的としているので、あまり気になることはなさそうだ。装備についても簡素化されており、冷暖房機能は、クーラーとシートヒーターのみ。これは電池のセーブに加え、即効性を狙ったためだという。

メーターパネルは、シンプルなデジタル表示のセンターメーターが備わり、ナビやオーディオは省かれる。ただ運転中にナビ機能を活用できるように、スマートフォンクレードルが用意されるようだ。

安全装備も抜かりはなく、踏み間違い時サポートブレーキおよび誤発進抑制機能である「インテリジェントクリアランスソナー」と衝突被害軽減ブレーキである「プリクラッシュセーフティ」が搭載される。またシート後方にあるラゲッジスペースだが、テールゲートからアクセス可能。容量は大きくはないが、日常の買い物には、困ることのない広さが確保されている。

気になるEV性能は?

駆動用バッテリーは、キャビン下に収納。充電用コンセントは、フロントグリル内に収められており、グリルがカバーの役割も果たす。

200Vの普通充電に対応し、満充電まで約5時間。航続距離は、約100kmを想定しているが、日常での一般的な移動を十分カバーできる性能だ。

運転についても、操作系については乗用車と同様の作りとなり、シフト切替えは、センターパネルにあるシフトボタンで行う。

駆動方式は、後輪側にモーターを備えた後輪駆動車となる。

最高速度は60km/hなので、一般道の走行にも不足ない。

ビジネス向けの超小型EVも

市販予定の超小型EVは、短距離での営業や巡回業務などのビジネスユースも想定している。一方で、同じコンポーネントを利用したビジネス向けに特化された超小型EVのコンセプトも提案されている。

同コンセプトカーは、市販向けの超小型EVと同等のサイズと性能を備えるが、移動だけでなく、駐車中にPC作業や休憩も行える移動オフィス的な機能が与えられている。

この機能は、モードに合わせて、車内が可変する仕組み。例えば「オフィス」モードでは、ステアリングが格納され、シート前にデスクが現れ、デスクに内蔵されたPCにより作業を行うことができる。

シアターモードとは

またリフレッシュに使える「シアターモード」では、フロント天井前側に内蔵されたスクリーンを引き出すと、車両のガラスが自動的に曇りガラスとなり、プライベート映画館が誕生するなどの複数のモードが備わる。

とてもユニークなコンセプトカーだが、超小型EVが強力なアシスタントとなる可能性を示したといえよう。

試乗できるEV TMSに

東京モーターショー2019では、超小型EVは展示のみとなるが、トヨタが市販に向け実証実験などを行っている最新EVの試乗体験も提供される予定だ。

試乗が行えるのは、日常生活をサポートしてくれる歩行領域EVと近距離移動用EV「i-ROAD」となる。特に歩行領域EVは、「立ち乗りタイプ」「座り乗りタイプ」「車椅子連結タイプ」の3種類が用意される。これらは、2020年から2021年の間で、市販を目指しているものだ。登場すれば、最も身近なEVの1つとなるだけに、ぜひ注目してほしい。

今後、トヨタは、EV普及を目指し、既存のビジネスモデルに拘らず、志を同じくする仲間をオープンに集い、新たなビジネスモデルにも前向きに取り組んでいく方針だ。

すでに、超小型EVにも多くの法人や自治体が関心を示しているといい、その数は、現時点で40以上にも上る。このため、われわれの生活の中で、日常向けの小さなEVたちが活躍する日は想像するよりもずっと早く訪れるかもしれない。

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