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次期型アウディA3 ほとんどカモフラなしの姿で路上テスト中

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次期型アウディA3 ほとんどカモフラなしの姿で路上テスト中

デビューは3月のジュネーブショー

アウディは同社で最も売れているモデルの1つ、A3の新型をデビューさせるために準備を整えているところだ。そのプロトタイプが、ほとんど偽装のない姿で路上テストを行っている。

【画像】アウディA3/S3テスト車両 全39枚

今年前半に目撃されたテスト車はカモフラージュ柄のラッピングで覆われていたが、今回撮影されたスパイ写真を見ると、新型A3の外観がはっきりと確認できる。

インゴルシュタットに本拠を置くアウディの新型A3は、同グループに属するフォルクスワーゲンの8代目ゴルフとプラットフォームを共有する。10月に発表が予定されている新型ゴルフから後れて登場する見込みで、一般公開は2020年3月のジュネーブ・モーターショーになると予想される。

特徴的なクロームのモール

全体的なスタイルは先代の進化型と言えるだろう。アウディの最新世代モデルと共通する幾何学的なフロントエンドが採用されるが、A1のようなボンネットのベントは備わらない。しかし、われわれが予想しなかった独自のデザイン・ディテールも見られる。ボディの両サイドからリアのテールゲートまで全体を囲むように伸びるクロームのモールだ。

これがそのまま市販モデルにも採用されるのか、それともアウディは最終的なデザインを固める前にテスト車に装着して試しているだけなのか、現時点では不明だ。しかし、もし採用されるのであれば、アウディの他のラインナップにはないA3独自の特徴になるだろう。

アウディのエクステリア・デザインを率いるアンドレアス・ミントは以前、メルセデス・ベンツの新型Aクラスに対抗する次期型A3は「大胆に」デザインが変わると、既に明言している。

新型A3は、8代目ゴルフで初採用されるフォルクスワーゲン・グループの改良型MQBアーキテクチャを使用する。ミントは、新型A3についてアウディが「いくつもの良いアイディアを持っています」と述べ、「大胆に変わることになります」と約束した。

高性能なS3もテスト中

新型A3もこれまでと同様、多くの派生モデルが作られることになるだろう。標準となるハッチバックとセダンのほか、メルセデス・ベンツCLAや今後登場が予想されるBMW2シリーズ・グランクーペの対抗となる新しい5ドア・リフトバックも登場する見込みだ。さらに高性能版のS3も、カモフラージュを施したテスト車両が既に路上で目撃されている。

アウディは新型A3の他にもう1台、新しいコンバクト・モデルを開発している。MEBアーキテクチャを使った新型電気自動車だ。

現在はSUVの人気が高いものの、これらのコンパクト・モデルは今後大いに有望であるとミントは信じている。「今後、間違いなくコンパクトカーの市場は成長するでしょう」と、ミントは言った。「わたしたちは実際、このセグメントに関していくつもの良いアイディアを持っています。これからも力を入れていきます」

リフトバックが新登場

第4世代となる新型A3はまず、来年前半に5ドア・ハッチバックが発売になる見込みだ。これは2012年のジュネーブ・モーターショーで発表された現行型の後継となる。全長と全幅が大きくなるが、トレッド幅は現行と変わらず、ホイールアーチが拡大される。

最新のメルセデス・ベンツAクラス・セダンに対抗する新型A3セダンは、2020年内に登場するはずだ。最後に加わる5ドア・リフトバックは、おそらく2021年以降になるだろう。

新型A3に用意されるエンジンは、1.0L直列3気筒と、1.5Lおよび2.0L直列4気筒のガソリン・ターボ。そして2.0L直列4気筒ディーゼルには3種類の異なるチューニングが設定される。フォルクスワーゲン・パサートGTEのドライブトレインを使ったプラグインハイブリッドも加わるだろう。アウディはMEBアーキテクチャによる新しいハッチバック型EVを開発中であるため、A3のEV版は登場しない。今年のジュネーブ・モーターショーで発表されたQ4 eトロンが、それまで同社の最もコンパクトなEVとなる。

A3シリーズで最も販売が少ないカブリオレの後継が用意されるかどうかは不明だ。コンバーチブル市場の現状や、フォルクスワーゲン・グループが同じCセグメントのビートルを生産終了したことを考えれば、その可能性は低いと言えるだろう。

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