日本車ブームに、新たな流れ
text: Kazuhide Ueno(上野和秀)photo:RM Sotheby’sアメリカで人気を集めている日本車は、アイテム車といえるフェアレディZを筆頭に、「ゴジラ」のニックネームで親しまれているR32スカイラインGT-Rがダントツの人気を集めている。
当時アメリカの規制に適合せず正規輸入されなかったモデルでも、製造から25年を超えればクラシックカーとして輸入・登録できるルールが北米には存在する。いわゆる「25年規制」を最近クリアしたR32には、日本車ファンから熱い視線が送られているのだ。
こうした日産車中心の流れの中で、“外しワザ”の1台として人気を集めているのが80系の先代トヨタ・スープラなのである。もともとアメリカのマーケットを意識して開発されたモデルで、当時から輸出されていて知名度も高いことから再評価につながったようだ。
6速MT、タルガ
今年に入って3月のRMサザビーズ・アメリアアイランド・オークションに1994年トヨタ・スープラ・ツインターボ・タルガが出品され、走行距離も1万7920kmと低走行だったことから予想を超える人気を集めた。
最終的に17万3600ドル(1945万円)という驚きの額で落札されたのは記憶に新しい。
8月末から9月1日にかけてアメリカ東部のインディアナ州にあるオーバンで開かれた「RMサザビーズ・オーバンフォール・オークション」は、一般のクルマ好きに向けた手頃な値段の車両を中心としているのが特徴だ。
そこに姿を見せた80スープラは、3月のオークションと同様にブラックの外装色、6速マニュアル、タルガトップという仕様で、オリジナルを保っている。
落札額1054万円 どう評価する?
今回出品された80スープラは、走行が少々伸びて2万9000マイル(4万6400km)。インテリアには経年のヤレが見られた。
こうした条件から、最終的に落札額は9万9000ドル(1054万円)に留まっている。
ここにきて鉄板だったR32スカイラインGT-Rが5万ドル台まで落ちてきた。それを考えると、スープラの落札額は人気の高さを物語るものといえる。
また、昨今の米中貿易戦争の影響による経済の先行きの不安要素も足を引っ張ったと思われるだけに、アメリカでの評価が高まっていることが見て取れる。
修復歴有りのFD3S
なおオーバンフォール・オークションには、スープラのほかにマツダRX-7(FD3S)が出品された。事故車で修復歴有りとなる車両である。
そのため、3月のアメリアアイランド・オークションで記録された5万300万ドル(565万円)の落札額を超えることはできず、2万8600ドル(304万円)で終えている。
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