日産は8月19日、来月3日にデビューする新型「ジューク」について、プロトタイプのボディ全体をとらえた新たな画像を公開した。
ジュークは2010年のデビュー以来、100万台以上のセールスを記録しているコンパクトクロスオーバーの金字塔。来月には9年ぶりのモデルチェンジを受け、2代目となる新型が公開される運びとなっているが、今回、最終ロードテストの模様が日産から明らかにされた。
そこに写るのは、全面に擬装を施された1台のプロトタイプが、英国ミルブルックのテストフィールドを走り込む様子で、ディテールこそうかがい知れないものの、現行型のイメージを受け継ぐ薄型ヘッドライトやキックアップしたリアウィンドウなどが一目瞭然となっている。
既に先月には、サイドビューと特徴的なヘッドライト周りのティザーイメージが公開されていたが、時期的にもプロダクションモデルのデザインは今回のプロトタイプのままとなる可能性が高いだろう。そのため、インパクトの強い初代のスタイリングは、基本的にキープコンセプトで新形にも受け継がれることが確定的となった。
日産によれば、新型のデザイン拠点は欧州となるものの、その革新的なルックスは世界中から集められた社内デザイナーが協力して生み出したものという。現時点でエクステリアに関してアナウンスされているのは、クーペSUVタイプのスタイリングとなること、最大19インチのアロイホイールを履くこと、そして運動性能を前面に押し出したルックスになるということのみだが、ここは初代を上回る完成度を期待していいだろう。
また、先進の運転支援システム「PROパイロットテクノロジー」を日産車として3番目に採用し、居住性向上のためボディサイズを拡大するなど、顧客ニーズへの対応も万全。さらに、ハンドリングも「ファン・トゥ・ドライブ」になるとのことで、死角は見当たらない。今からデビューが待ち遠しい1台だ。
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