プジョー『508GT』
プジョーの新型『508GT』は、トランクが独立したセダンではなく、テールゲートを備えたハッチバックタイプ。ガソリンとディーゼルのエンジンの違いによって2つのモデルが設定されている。
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運転支援機能は最新版が備わっているだけでなく、独自の仕様が備わっている。LKAS(レーンキーピングアシスト)の設定時にボタンを押すと、レーンの中のどこを走るかまでを定めることができるのだ。ただ中央を走るだけでなく、右寄り、左寄りと設定できるのが便利だ。
とにかく価格以上の充実した内容で欧州車の中でも大きな存在感を示しているのが特徴。まずは乗ってみてほしい。すでにヨーロッパで発売されているステーションワゴンも遠くないうちに日本でも発表になる予定。そちらも気になるところだ。
トランクは独立しておらずテールゲートが大きく開くため、大きな荷物を載せるのに便利。全体的にスッキリしている。
上下がカットされた小径のハンドルと横長のメーター、特徴的なセンターディスプレイの操作ボタンなどインテリアは独特。
毎日乗りたくなるような抜群の乗り心地
モータージャーナリスト 金子浩久さん
乗ってまず驚いたのが柔らかな乗り心地。これがかなり気持ちいい。平坦な直線路以外では常にどこかの向きにロールしているが、ロールする勢いや収まり方はよく躾けられているので不快にならない。インターフェイスも最新の運転支援デバイスに合わせて大きく見やすいものが用意されている。そのほかの装備も充実しており、非日常より日常を大切にするクルマだといえる。
取材・文/編集部 撮影/望月浩彦
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