日産セレナをマイナーチェンジ。顔つき一新＆全方位運転支援システムを全車標準化

日産自動車は1日、 ミニバン「セレナ」をマイナーチェンジし、同日販売を開始した。今回のマイナーチェンジでは、デザインを新しくするとともに、安全機能をさらに充実させ、ファミリーカーとしての商品力向上を図った。

エクステリアデザインは、「ハイウェイスター」グレードでは大型フロントグリルやメッキパーツの多用により、昨今のミニバンでは定番化しつつある、“押し出し感”を強めたのが特徴だろう。また、ハイウェイスターグレードではリアの縦型リアコンビネーションランプも専用デザインとなる。

このほか電動駆動モデル「e-POWER」では、ホイールも新デザインの16インチアルミホイールを設定し、存在感を高めている。

ボディカラーは、朝日をイメージしたというサンライズオレンジと、精悍なダークメタルグレーの新色2色を含む全14色を用意した。

安全装備では、「全方位運転支援システム」を、全車に標準扱いとした。全方位運転支援システムとは、周囲の交通環境により、ハイビームを維持できるハイビームアシストの進化機能である「アダプティブLEDヘッドライトシステム」またはハイビームアシスト（グレードによる）を始め、インテリジェントエマージェンシーブレーキ（緊急ブレーキシステム）、標識検知機能（進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知）、踏み間違い衝突防止アシスト、インテリジェントLI（車線逸脱防止支援システム）＋ LDW（車線逸脱警報）、インテリジェントBSI（後側方衝突防止支援システム）＋ BSW（後側方車両検知警報）、RCTA（後退時車両検知警報）を搭載し、さまざまな角度から安全性を高めた運転支援パッケージだ。

セレナの価格は、239万9760円から365万7960円まで。

また、セレナのマイナーチェンジに合わせ、オーテックジャパン取り扱いの「ステップタイプ」と「ライフケアビークル」も同日改良モデルを発売した。カスタムカーAUTECHへの対応は今秋が予定されている。