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ニューモデル 2019.7.15

世界初披露が大挙登場した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」の熱気をレポート!

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Goodwood Festival of Speed 2019

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード 2019

    世界初披露が大挙登場した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」の熱気をレポート!

例年に比べ圧倒的に多くのニュースで彩られた4日間

非常に言い訳っぽくて恐縮だが、本来の予定であればこのレポートは7月4日から7日にかけてイギリス・チェスターのグッドウッド・ハウスで行われたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2019(以後FoS)から戻る飛行機の中で書き上げようと思っていた。

それが叶わなかったのは単に僕の遅筆だけが原因ではない。なぜなら今年のFoSは例年以上にプログラムとニュースが盛り沢山で、そう簡単に整理できるようなボリュームではなかったからだ。

デ・トマソP72

一体、何が凄かったのか? ひとつは「ムービング・モーターショー」ともいわれる、自動車メーカーによる出展の充実ぶりだ。本サイトでも「◯◯をグッドウッドで公開」というニュースが頻繁に流れたように、会場ではデ・トマソP72、トヨタ・スープラGT4コンセプト、そして土曜昼に突如ワールドプレミアされたポルシェ911RSRなど、例年以上に数多くの新型車やコンセプトモデルが公開されたのである。

ジャガー・ランドローバーの試乗コース

またアストンマーティンDBX、ランドローバー・ディフェンダー、レクサスLCコンバーチブル、そしてポルシェ・タイカンなど発売前のプロトタイプも偽装された状態でありながら走行を披露したほか、各メーカーの巨大パビリオン(ポルシェとジャガー・ランドローバーグループに至っては、専用の試乗コースまで併設)が乱立するなど、ある意味でモーターショー以上の規模と内容を誇る展示が展開(その模様は追ってご報告したい)されていた。

アストンマーティン レーシングカー

それに輪をかけて活況を呈していたのが、4日間に渡って行われたイベントプログラムだ。今年のメインテーマに選ばれたのはアストンマーティン。その理由を聞くと、今年はアストンマーティンがグッドウッド・サーキットで初レースを行ってから70周年に当たる節目なのだという。

アストンマーティン 70周年記念モニュメント

しかも1959年にル・マンで初の総合優勝を飾ってから60周年ということもあり、グッドウッド・ハウス前には当時の優勝マシンであるDBR1を添えた巨大なモニュメントが建立された。加えて会場には1921年の11HPプロトタイプから、ヴァルカンAMR Proに至るまで、30台あまりのレーシング・アストンが集結し、走行を披露したのである。

アストンマーティン レッドブル レーシング

他にも50周年を迎えたポルシェ917特集、モータースポーツ参戦125周年記念のレーシング・メルセデス特集、創立50周年を迎えたレーシングカー・コンストラクターであるマーチの特集、ツール・ド・フランスの120周年、ホンダWGP参戦60周年、ジャッキー・スチュワートF1王座獲得50周年、ミハエル・シューマッハ生誕50周年と、様々なトピックにあわせた600台以上の貴重なマシンがグッドウッド・ハウスのヒルクライムコースを駆け抜けたのだ。

フォルクスワーゲン ID.R

そしてもうひとつ忘れてはいけないのが、20年ぶりに約1.8kmのヒルクライムコースのコースレコードが破られたことだ。それまでの最速タイムは、1999年にニック・ハイドフェルドがマクラーレンMP4/13メルセデスで記録した41秒6。

その後安全性への配慮から現役F1チームによるタイムアタックが禁止されたこともあり、永遠に破られないタイムなのでは・・・と思われていたのだが、ロマン・デュマの操るフォルクスワーゲンID.Rが金曜に41秒1を叩き出し、ついにタイムを更新。土曜には39秒9とさらにタイムを詰め、EVレーサーの実力が「ホンモノ」になりつつあることを証明してみせたのは、今年のFoSの象徴的な出来事でもあった。

ポルシェ917

Porsche 917

今年のポルシェはなんといっても917の50周年推し。メンバーズ・ミーティングでのデモラン、ミュージアムでの50周年展(いずれも本サイトでご紹介)で一区切りかと思いきや、FoSには個人所有の917が11台も集合。過去最大規模のデモランを行なった

マーチ 84G マツダ

March 84G MAZDA

1969年に設立されたイギリスを代表する市販レーシングカー・コンストラクター、マーチ。去る6月7日に共同設立者のロビン・ハードの訃報が流れたばかりだが、その50年の歴史を彩るマシンが多数集結。ここには1984年の富士1000kmにのみ出場した経歴を持つマーチ84Gマツダといったレアなマシンの姿もあった。

マーチ 761

March 761

マーチ・トリビュートには、ヒストリックF1で活躍する久保田克昭も招待を受け愛機マーチ761(1977年のイタリアGPでロニー・ピーターソンが優勝した個体)で参加。そのほかエイドリアン・ニューイも、自身がデザインしたレイトンハウス・マーチGC901をドライブしていた。

ヴァンディーメン RF88

Van Diemen RF88

「ミハエル・シューマッハAT 50」では、今年で50歳になる偉大なリビング・レジェンド、ミハエル・シューマッハがドライブした歴代マシンが集結。これは1988年にドイツ・フォーミュラ・フォード1600シリーズでランキング6位になった時のヴァンディーメンRF88。

ランチア・ストラトス

Lancia Stratos

今も続く自転車競技のルーツにもなった、フランス国内縦断自動車レース「ツール・ド・フランス」の誕生から120年。これは1974年のレースで3位に入ったというランチア・ストラトス。元スーパーカー少年には、どストライクな1台。

メルセデス・ベンツ レーシングカー

Mercedes-Benz Racing Cars

モータースポーツ参戦125周年を祝し、本国メルセデス・ベンツミュージアムから歴代レーシング・モデルが集合。土曜には主宰のリッチモンド公爵自ら300SLRのステアリングを握り、ヒルクライムコースを駆け抜けた。

マトラMS80 (写真左)/ ティレル003(同右)

Matra MS80 / Tyrrell 003

1969年、71年、73年と3度のF1ワールドチャンピオンに輝き、通算27勝を記録したジャッキー・スチュワート。69年のマトラMS80をジャッキー、71年のティレル003と73年の006をそれぞれ息子のポールとマークがドライブし、初王座獲得50周年を祝った。

ホンダWGPレーサー

Honda WGP Racers

ホンダが世界GPに挑戦を初めて今年で60年。1959年のマン島TTレース125ccクラスに出場したRC142をはじめとする歴代WGPマシンを、スチュアート・グラハム、ミック・ドゥーハン、岡田忠之らレジェンド・ライダーが操って一斉にスタート!

ベントレー4 1/4リッター“エンビリコス” クーペ

Bentley 4 1/4 Litre “Embiricos” Coupe

創立100周年ということもあり、1925年の3リッターや2013年のスピード8など20台以上のレーシング・ベントレーがコースを疾走したが、会場内ではそれとは別に1938年のエンビリコス・ベントレーなど貴重な歴代モデルを集めたコンクールデレガンスも開催。これだけでも十分以上の見応えがあった。

マクラーレンMP4/4

McLaren MP4/4

ホンダ・コレクションホールが持ち込んだ1988年型のマクラーレンMP4/4をドライブするのは佐藤琢磨。「F3の時代から何度か参加しているのですが今回は10年ぶりの参加となります。MP4/4をドライブするのは初めてなのでとても楽しみにしていました」

ポルシェ909ベルク・スパイダー

Porsche 909 Berg Spyder

今回の個人的な白眉はこれ。1968年のヨーロッパ・ヒルクライム選手権用にポルシェが開発した909ベルク・スパイダー。ワイドトレッド&ショートホイールベースのシャシー、ギヤボックスをエンジンとデフの間に装着するレイアウトなど、後の908/3のベースにもなった意欲作で、今年レストアが完成。69年のレース引退以来初の走行を披露した!

REPORT/藤原よしお(Yoshio FUJIWARA)

PHOTO/藤原功三(Kozo FUJIWARA) 藤原よしお(Yoshio FUJIWARA)

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(GENROQ Web 藤原よしお)

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