現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 空中を舞台にした新たなレースカテゴリーが登場! 2020年からスタート

ここから本文です

空中を舞台にした新たなレースカテゴリーが登場! 2020年からスタート

掲載 更新
空中を舞台にした新たなレースカテゴリーが登場! 2020年からスタート

Airspeeder Mk IV

エアスピーダー Mk IV

空中を舞台にした新たなレースカテゴリーが登場! 2020年からスタート

グッドウッド会場においてシリーズをローンチ

英国で7月4日から開催されていたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、新たなレースシリーズ「エアスピーダー・グランプリ(Airspeeder Grand Prix)」の発表会が行われた。

フューチャーラボに数千人を集めて行われた発表会にFIAのジャン・トッド会長が参加し、エアスピーダーを立ち上げたマット・ピアソンCEOを紹介。ピアソンCEOは、この新カテゴリーで採用される新たなテクノロジーやシリーズ設立に向けた哲学などを語っている。

今年末にも有人パイロットによる飛行を計画

「エアスピーダー」のブースには、世界初の有人オクトコプターとなる「エアスピーダー Mk IV」の原寸大モデルを空中展示。さらにVR機能を備えたシミュレーターでは実際のレーサーがどのようなレースを繰り広げられるかを体験させた。会場では今回のグッドウッドにおいて初公開されたプロモーションフィルムも放映されている。

現在、スケールモデルの「エアスピーダー Mk IIプロトタイプ」によるテストが続いており、今年末にはアメリカ・モハベ砂漠での有人デモ飛行も予定。2020年からはレースシリーズをスタートするとしている。

安全な空中移動手段の開発・実験の場にも

ピアソンCEOは、このエキサイティングな新シリーズについて以下のように説明した。

「私たちはジャン・トッド氏が我々のブースを訪問してくれたことを嬉しく思います。 彼はこの新しいモータースポーツに大きな関心を示してくれました。メディア、ゲスト、そして他の出展者からの反応も驚くべきものでした。彼らに我々の持つ技術力、レース形式、将来的に空中移動に対してどれだけ貢献できるかを説明することができました」

「グッドウッドでの4日間、非常に多くのファンにアピールできたことは驚くべきことです。グッドウッドのオーガナイザー、我々のパートナーであるDHLらのサポートがなければ実現できなかったでしょう。いよいよ、アイデアからリアルな世界へと進むことができたと実感しています」

「エアスピーダー・グランプリ」は、フォーミュラEのレースフォーマット、エアレースのドラマ、F1グランプリの精神を取り入れたシリーズとなる。同時に将来的に導入されるであろう、安全な空中移動手段の開発・実験の場にもなるという。

8個の50kWモーターにより最高速度は200km/h

シリーズスタート当初は、5つのチームから10名のパイロットが参戦。レースは約30分間で争われ、バッテリー交換のために1回のピットストップを義務付けるとみられている。開催地は世界中の有名都市を想定しており、テレビやネットによる世界規模のライブ中継も計画している。

レースに使用される有人オクトコプター「エアスピーダー Mk IV」は、長さ4m、重量約250kg。60インチブレードを駆動する8個の50kWモーターを装備し、交換可能な500kWリチウムイオンバッテリーパックを搭載。最高速度は200km/hにまで達する。安全装備として、パイロットの視界外をコクピットに映し出す映像システムや衝突回避システムも採用された。

https://www.youtube.com/watch?v=7ke7Md-wrJI

関連タグ

こんな記事も読まれています

バスには最新技術満載だった!? 桁違いのトルク140kgmにエアサスまで採用! 主流となったフィンガーシフトってなんだ?
バスには最新技術満載だった!? 桁違いのトルク140kgmにエアサスまで採用! 主流となったフィンガーシフトってなんだ?
ベストカーWeb
「ビートって……」「インテグラは……」二輪車好きと四輪車好きの会話が噛み合わない! ホンダは「カブリ車名」だらけだった
「ビートって……」「インテグラは……」二輪車好きと四輪車好きの会話が噛み合わない! ホンダは「カブリ車名」だらけだった
WEB CARTOP
デイトナの Vストローム250用パイプエンジンガードがリニューアルし全年式に対応!
デイトナの Vストローム250用パイプエンジンガードがリニューアルし全年式に対応!
バイクブロス
日本を離れてもなお、日本を愛するフェネストラズ。国内レースは日々チェック……東京E-Prixに向け「オウエンオネガイシマス!」
日本を離れてもなお、日本を愛するフェネストラズ。国内レースは日々チェック……東京E-Prixに向け「オウエンオネガイシマス!」
motorsport.com 日本版
「地方食材を買うなら → やっぱり駅でしょ」 乗り物の空きスペース使った「貨客混載」で、こんな時代がやってくるのか
「地方食材を買うなら → やっぱり駅でしょ」 乗り物の空きスペース使った「貨客混載」で、こんな時代がやってくるのか
Merkmal
ヤマハ発動機、EVレース「フォーミュラE」に2025年より参入へ 四輪レースはF1以来
ヤマハ発動機、EVレース「フォーミュラE」に2025年より参入へ 四輪レースはF1以来
レスポンス
ボルボカーズ、ディーゼル車の生産を終了…2030年にEVメーカーへ
ボルボカーズ、ディーゼル車の生産を終了…2030年にEVメーカーへ
レスポンス
東京海上日動、2024年度の指数対応単価 3.98%の引き上げ 正式決定は大手損保初
東京海上日動、2024年度の指数対応単価 3.98%の引き上げ 正式決定は大手損保初
日刊自動車新聞
参加条件はダイハツ車ユーザー! SPK&ダイハツが「D-SPORT & DAIHATSU Challenge Cup 2024 富士」を4月14日に開催!
参加条件はダイハツ車ユーザー! SPK&ダイハツが「D-SPORT & DAIHATSU Challenge Cup 2024 富士」を4月14日に開催!
くるまのニュース
Juju(野田樹潤)選手がDHLのフォーミュラEアンバサダーに就任。日本初開催のフォーミュラEを盛り上げる
Juju(野田樹潤)選手がDHLのフォーミュラEアンバサダーに就任。日本初開催のフォーミュラEを盛り上げる
カー・アンド・ドライバー
いすゞ新型「D-MAX」初公開! 全長5mボディ&精悍グリルの“超エコ”仕様!? 新たな「マイルドモデル」泰で登場
いすゞ新型「D-MAX」初公開! 全長5mボディ&精悍グリルの“超エコ”仕様!? 新たな「マイルドモデル」泰で登場
くるまのニュース
ネンオシャ・チエブク・トウバシメ…この呪文はいったい何!?
ネンオシャ・チエブク・トウバシメ…この呪文はいったい何!?
バイクのニュース
東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE
東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE
レスポンス
電動『ラングラー』、ビンテージスタイルでカスタム…民生ジープのノスタルジーを呼び起こす
電動『ラングラー』、ビンテージスタイルでカスタム…民生ジープのノスタルジーを呼び起こす
レスポンス
三菱が新型「爆速SUV」初公開!「パジェロ エボリューション」彷彿させる“鮮烈レッド”採用!「加速力×走破性」極めたモデルで参戦発表
三菱が新型「爆速SUV」初公開!「パジェロ エボリューション」彷彿させる“鮮烈レッド”採用!「加速力×走破性」極めたモデルで参戦発表
くるまのニュース
AT車ならドライブモードで簡単に燃費向上できるけど…… ガソリンがまだまだ高いいま「MT車」で燃料を節約するコツ5つを紹介!
AT車ならドライブモードで簡単に燃費向上できるけど…… ガソリンがまだまだ高いいま「MT車」で燃料を節約するコツ5つを紹介!
WEB CARTOP
ジープ コンパスの黒い鮫!? 限定車「ジープ コンパス ブラックシャーク」が登場
ジープ コンパスの黒い鮫!? 限定車「ジープ コンパス ブラックシャーク」が登場
月刊自家用車WEB
【MotoGP】ドゥカティに乗り換えたモルビデリ、テスト欠場の影響で“本能的”に走れず「それでもリズムは良い。ポテンシャルを感じる」
【MotoGP】ドゥカティに乗り換えたモルビデリ、テスト欠場の影響で“本能的”に走れず「それでもリズムは良い。ポテンシャルを感じる」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村