もくじ
ー X7のライン、BMW向けにフル稼働
ー アルピナi8 実現しない理由とは
ー ミニ/BMWの小型車 採算が合わず
実車 BMW X7 xドライブ35d 2列目コンフォートシート仕様(6人乗り) 写真40枚
X7のライン、BMW向けにフル稼働
アルピナでは、BMWの7人乗り大型SUV「X7」をベースにした高性能モデルの開発を計画していると、同社のアンドレアス・ボーフェンジーペンCEOが明かした。
将来を見据え、市場の変化に対応することが最優先項目であると言いながら、ボーフェンジーペンは簡単に過去のプロジェクトを振り返った。その中には、プロトタイプの公開に至らなかった466psの「i8」も含まれていた。
「将来的にはX7をベースにしたモデルの開発も考えています。しかしそれは今すぐというわけではありません。なぜならBMXではX7に多くの需要を抱えており、現在は工場がフル稼働状態だからです」と、ボーフェンジーペンはアルピナ本社で語った。
生産能力についても考えなければならないと彼は説明した。なぜならアルピナがラインナップする全モデルは、そのベースとなるモデルと同じBMWの組み立てラインで製造されるからだ。彼は発表時期を明言することはなかったものの、アルピナ版X7の登場が2020年以降になることを示唆した。
アルピナはBMWの後に続き、利益の大きい高性能SUVの世界に参入した。しかし、現在までハイブリッドを発表したことはない。しかし、開発をしていたことはあるという。
アルピナi8 実現しない理由とは
アルピナは、2015年には、最高出力466psを発生する4気筒エンジンを搭載したi8の進化型を製作し、テストしていたこともあると、ボーフェンジーペンは明かした。当時と比べ、今やガソリン・ハイブリッドのシェアは2倍に膨れ上がっている。
100ps以上もパワーアップさせながら環境性能を犠牲にすることがなかったi8について「とても説得力のある走りだった」と振り返るボーフェンジーペン。しかし、このプロジェクトはBMWが反対を表明したためキャンセルせざるを得なかったという。
「BMWは、Mやアルピナがiブランドのモデルに手を入れることは好ましくないと、われわれに言ってきました」と彼は語る。「BMW iは環境に対する優しさを表すものであり、見えるところにエグゾーストパイプを装備することも許されないと、われわれは言われたのです」
アルピナは長いことBMWと協力関係を築いてきたため、その意見を無視することはできなかった。そのi8と同様に、ミニもアルピナの仲間入りを果たせなかった。
ミニ/BMWの小型車 採算が合わず
2000年代初め、BMWがミニ・ブランドを再興させた際に、アルピナはミニをベースにしたモデルを同社のエントリー・レベルとしてラインナップに加えようと考えた。この時もプロトタイプが製作され、テストも行われていたが、量産化するには手間が掛かりすぎ、クルマの価値に対してコストが高くなりすぎることが判明した。
ボーフェンジーペンによれば、このプロジェクトは比較的早く疑問が浮かび上がったという。コストと手間の問題によって、ミニがアルピナの歴史に加わることはなかった。
2003年に発表された第2世代のBMW 6シリーズが、アルピナ・ミニのプロジェクト廃止を決定的なものにした。6シリーズをベースにしたアルピナを加えることは、同社の財政面から見ても、またイメージの観点から見ても、実に合理的な判断だったのだ。
それ以来、アルピナはミニを検討したことがない。同じ理由で、BMWの1シリーズや2シリーズのような小型モデルにも、けっして手を出そうとしなかった。
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