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ニューモデル 2019.6.29

モータースポーツの血統を持つクルマ 14選 前編

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レースでの活躍を反映

「日曜日のレースで勝てば、月曜日にはクルマが売れる」とはよく言ったものだ。自動車メーカー各社にとって、レースやラリーの場で自社のクルマの性能をアピールするのは最も効果的な宣伝であった。

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しかし、最近では話はそう単純ではない。モータースポーツはクルマ自体の性能のテストというだけでなく、ブランディングやマーケティングにも大きな影響を与えているのだ。

レースカーもパフォーマンスを縛るレギュレーションや予算に合わせて専用のデザインが与えられている。WRCやTCRを見ればわかる通り、グループAの「ホモロゲーション・スペシャル」などというものは過去の遺物となった。

とはいえ、よく見ればモータースポーツのマジックがかかったクルマも多数存在するではないか。通常モデルよりもやや走りの楽しさを追求した程度のものもあれば、サーキット走行を視野にいれたものもある。ここで、モータースポーツの血が流れるクルマを14台ご紹介しよう。

BMW 320si

生産時期:2005年~2006年
現在価格:3500ポンド~7000ポンド(48万円~96万円)

BMW車の中でも最もモータースポーツ色が濃い
のはE30型M3だ。しかし、その価格はどんどん上昇する一方となった。しかし、同じ血統を引きながらも新車のシティカーよりも安い価格で手に入るクルマがある。それはE90型320siだ。

世界ツーリングカー選手権のために開発され、2600台が生産されたが、そのうち英国向けは500台であった。ボンネットの下に収まるのは特別にハンドビルドされた2.0ℓエンジンだ。

より大型のバルブやアルミ製シリンダー・ライナー、それにカーボンファイバー製カムカバーが取りつけられている。最高出力は173psに過ぎないが、レッドラインは7500rpmに設定された高回転型ユニットだ。ベースとなった320i Mスポーツに18インチのホイールと大径ブレーキが取りつけられている。

中古車で探すなら、シリンダーライナーのひび割れに注意が必要だが、補修部品は手に入る。こんなクルマが3500ポンド(48万円)程度から購入可能と聞いて、我慢できるだろうか。

スズキ・スイフト・スポーツ

生産時期:2006年~2012年
現在価格:1500ポンド~4000ポンド(20万円~55万円)

ジュニアWRCでのタイトルを2度獲得した初代スイフト・スポーツはまさに血統書付きのクルマといえるだろう。ラリーカーはワイドボディ化されてはいるものの、エンジンをはじめ多くを市販型と共有している。

鍛造ピストン、ハイリフトカム、そして強化スプリングにより125psを発生する1.6ℓ4気筒エンジンはレーシーなキャラクターを持つ。

0-100km/h加速は8.9秒であり、車名の「スイフト(速い)」とは釣り合わないが、そのコーナリングは魅力的だ。そしてそのタフさにも定評がある。

スバル・インプレッサWRX

生産時期:2008年~2012年
現在価格:3500ポンド~1万8500ポンド(48万円~253万円)

ラリーにおけるスバルの圧倒的強さはGE型が登場した2008年時点でやや薄れていた。この5ドアモデルは世界最速とは言えず、その後スバルはWRCから撤退してしまった。しかし、このWRXは実質的にグループNマシンであり、プロダクションカーWRCでは2011年にチャンピオンシップを、また国内レースでは数々のタイトルを獲得している。

従来のサルーン型のスタイリングをハッチバックにしたことは不評であったが、中古車市場においてはバーゲンともいえる。英国仕様においては230psのWRXやハイパワーなSTi仕様が設定され、EJ255型またはEJ257型の2.5ℓ水平対向4気筒エンジンが搭載されている。

安価なものでは3500ポンド(48万円)程度と非常にお買い得だ。しかし、よりアグレッシブなSTi UKでは300psを発生し、よりスバルらしいパワーとグリップを感じられるだろう。

WRXは非常に頑丈なクルマだが、クラッチやトランスミッションのダメージには注意したい。またクランクシャフトからのオイル漏れも確認しよう。整備記録が残っていることは必須条件であり、特にチューニングされた個体は要注意だ。

メルセデス-AMG GT

生産時期:2015年~
現在価格:5万8990ポンド~19万ポンド(800万円~2600万円)

モータースポーツにおけるGT3カテゴリーはスポーツカーにとってその実力を証明する格好の舞台だ。そこで活躍するクルマの中で「安価な」一台がメルセデス-AMG GTである。

585psのGT-Rはレースカーに最も近いキャラクターを持つが、GTやGT Sでも十分にレーシーさを感じられるだろう。

郵便受けから覗くような視界と、ナーバスなステアリングは弱点だが、このルックスやサウンドの魅力には抗いがたい。

シトロエンDS3レーシング

生産時期:2011年~2013年
現在価格:6000ポンド~1万500ポンド(82万円~143万円)

シトロエンDS3 R3 Tは英国ラリー選手権で表彰台の常連であった。その公道版であるDS3レーシングはレースを支配するほどの実力の持ち主ではない。

しかし、その速さや楽しさは折り紙付きだ。210psの1.6ℓターボに低く固いスプリングを組み合わせ、トレッドを拡大しブレンボ製ブレーキを装着している。英国向けはわずか200台しか存在しない。しかし幸いなことに頑丈な作りゆえ、その維持費は通常のDS3スポーツと変わらない。

ボウラー・ディフェンダー110

生産時期:2016年~
現在価格:7万5000ポンド~8万4000ポンド(1024万円~1148万円)

ボウラーはクロスカントリー・ラリーの世界で有名だ。ランドローバーをベースとしたこの野生的なモンスターは、見た目も走りも底抜けに面白い。

ワイドなルックスと高性能サスペンション、大径ブレーキ、それにチューンされた2.2ℓディーゼルは182psを発生し、驚くほどの速さと楽しさを見せる。安くはないが、値段相応の価値ある一台だ。

日産GT-R

生産時期:2008年~
現在価格:2万6000ポンド~14万5000ポンド(355万円~1980万円)

先代までとは異なり、現行GT-Rは当初はサーキット向けマシンとは考えられていなかった。しかし、時が経つにつれその圧倒的な実績が認められるようになった。日本のスーパーGTをはじめとして、世界各地のGT3選手権で勝利を重ねている。

3.7ℓのV6ツインターボに4WDとDCTという組み合わせこそ素晴らしいが、大柄で車重もあるクルマゆえ、なぜ速いのか不思議に思うのも無理はない。しかし、実際に走らせてみればその大胆かつ物理法則を無視するかのような走りに笑いが止まらなくなるだろう。

もちろん、この技術の結晶は安くはない。エンジンはタフだが、初期のモデルではギアボックスに問題が起きることもある。ハードに走ればブレーキやタイヤもすぐになくなるだろう。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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