MINI John Cooper Works GP
ミニ ジョン クーパー ワークス GP
次期「MINI ジョン クーパー ワークスGP」がニュルをデモラン! 2020年の発売に先駆けて初披露
ニュル24時間レースのスタート前にデモ走行!
2020年発売予定の「MINI ジョン クーパーワークスGP」が24時間レースのスタートを間近に控えたニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走った!
MINIは、クーパーSに装着可能なジョン クーパー ワークスGPキットを2006年に全世界限定2000台で発売。続いて2012年にはコンプリートカーとしてのジョン クーパー ワークスGPをやはり限定2000台で発売したが、いずれも正式な発表前に完売するという好評を博した。そして第3世代となるジョン クーパー ワークスGPの投入を2017年フランクフルト・ショーでアナウンス。来年の発売に向け、現在その開発が勢力的に進められているところだ。
パワーは300ps以上! すでにニュル8分切りも
今年2月に発表された内容によれば、第3世代の“GP”は4気筒のMINI ツインパワーターボ エンジンから300ps以上を発揮。ニュルブルクリンクでのテストでは、開発途上であるにもかかわらず第2世代が記録した8分23秒を30秒以上も短縮するラップタイムをすでに叩き出しているという。
今回、ニュルを走行したのは第3世代のジョン クーパー ワークスGPで、正式発表前とあってプロトタイプで偽装が施された状態。とはいえ、オーバーフェンダー状のフェアリングがボディの前後に取り付けられていることや、ふたつのウイングを一体化したような特徴的なデザインのリアスポイラーが取り付けられていることがはっきりと確認できた。
1周限りのデモ走行では、後方に第2世代と第1世代のジョン クーパー ワークスGPを引き連れていたほか、ダカールラリーを戦った2タイプのミニ(どちらも最高峰クラスのT1にエントリーした車両で、1台はAWD、もう1台はRWD仕様)も3台のロードカーに追随する形でノルドシュライフェを駆け抜けた。
「超過激 MINI」から「電動 MINI」まで
MINIといえば、すでに“エレクトリック・ミニ”という名のEVを発売すると予告しているが、それとは正反対の位置づけのジョン・クーパー・ワークスGPを投入することについて、ミニのブランドマーケティングを担当するカルロ・ボット・パオラは次のように語った。
「私たちがエレクトリック・ミニを発売することは、2017年のフランクフルト・ショーで発表しましたが、ジョン クーパー ワークスGPのリリースも同じ年のフランクフルト・ショーで発表しています。MINIはコンパクトな形状ゆえにアーバンコミューターとして大きな可能性を秘めていますが、それとまったく同じ理由から俊敏でスポーツ性能が高く、オリジナル・ミニはモンテカルロラリーで3度優勝するなど、モータースポーツでも大きな成功を収めてきました。つまり、MINIにはふたつの可能性があるわけで、どちらかを諦める必要はありません。今後もMINIはこのふたつのバリューを活かしたモデル展開を行う計画です」
限定3000台を予定
2020年に発売される予定の第3世代ジョン クーパー ワークスGPは、過去2世代の2000台を上回る3000台が発売される。これについてパオロは「第1世代と第2世代を発売したときの反響が大きかったことを鑑みて、今回は3000台としました。このマーケットには多くの需要があるようで、お客さまはMINIのスポーツカーが発売されるのを待ち望んでいます。しかも、第3世代は驚くほどパフォーマンスが高く、デザインもクールなので、さらに多くのお客さまに受け入れていただけるだろうと考え、今回は3000台限定としました」
過去2世代と同様、第3世代が発表と同時に完売となったとしても不思議ではないだろう。
REPORT/大谷達也(Tatsuya OTANI)
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