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新世代に入ったと言われる軽自動車は性能にどんな違いがあるのか?

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新世代に入ったと言われる軽自動車は性能にどんな違いがあるのか?

このところ「日産 デイズ」/「三菱 eK」姉妹の発売に続き、「ダイハツ タント」と「ホンダ N-WGN(エヌワゴン)」の新型が予告されるなど、軽自動車の主力級モデルのモデルチェンジが目白押しです。

こうした流れの中で“軽自動車が技術的に次世代に入った”という印象も高まっているようです。今回はそんな最新世代を象徴する技術や装備をまとめてみました。

1:ACCが渋滞追従型になる
アクセルを踏まなくても前走車に追従し、設定した速度で走ってくれる便利なACC(アダプティブクルーズコントロール)は、軽自動車ではホンダの現行型「N-BOX」から導入されました。

しかし、N-BOX のシステムは30km/h以下の低速域では作動しないため、渋滞時でも使える“全車速追従機能”が待ち望まれていたわけです。ここに来て、日産 デイズ/三菱 eKを皮切りに、発売予定のダイハツ タントやホンダ Nワゴンも停止まで追従する機能が設定されるとのこと。登録車でも採用例が広がっていますが、いったん全車速追従に慣れると、後戻りはできない便利さがあります。

また、ACC作動中の停止時にブレーキを自動で保持する必要があることから、パーキングブレーキも最新の電動式になるようです。

2:車線中央維持機能が付く
カメラで白線などを認識して、車線のほぼ中央を維持する機能で、車線をはみ出しそうになると介入する従来のレーンキープ機能を一歩進めたもの。自動運転機能ではないため、ドライバーが手を離したり、よそ見をすることは出来ませんが、レーンキープ機能と違い進路がピンポン玉のように左右にふらつかず、ステアリングの安定感が増すため、ドライバーは疲労が少なくなります。

3:駐車支援機能が付く
アラウンドビューモニター(日産)のような、上から見た俯瞰映像で駐車を楽にするものは従来からありましたが、次期タントはステアリング操作もクルマがやってくれます(アクセルやブレーキ、シフトは手動)。実は10年以上前にホンダの軽自動車「ライフ」に似たようなシステムが搭載されたことがありましたが、最新のシステムであれば、実用性も高そう。登録車では、アクセルやブレーキも含めて全自動のシステムも登場しています。

駐車支援機能は次世代軽のスタンダード技術というほど広がっていませんが、ダイハツが次世代基盤技術のDNGAに組み込んだことで、他のメーカーが追従する可能性は高そうです。

4:新世代のプラットフォームを採用
クルマの基本骨格となるプラットフォームはパッケージ・運動性能や快適性・衝突安全性能・重量などを左右する根幹部分。その新規開発はコストがかかるため、2~3回のフルモデルチェンジに1回と、10年前後の長いサイクルで更新されます。このため、プラットフォームも刷新されたモデルチェンジは、通常のモデルチェンジよりクルマが大きく進化している可能性が高いとも言えます。

記事でも触れてきた日産 デイズ/三菱 eK、ダイハツ タント、ホンダ Nワゴンはどれも最新世代のプラットフォームを採用。走行性能や快適性や内外装のクオリティにおいて、格上である登録車のコンパクトカーに匹敵しているという評価も出ているようです。

…ほかにも、衝突回避ブレーキが夜間の歩行者や自転車に対応していることなども新世代軽自動車に共通するポイント。また、ダイハツが次期タントに導入する遊星ギアを組み合わせた新発想のCVTや、エンジンやハイブリッド機構のイノベーションなど、パワートレーンのさらなる効率化や高性能化を狙った技術も登場しています。

以上、「買うなら新世代の軽自動車を!」という場合は、採用技術を手がかりにするといいかもしれません。

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