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ニューモデル 2019.5.29

トヨタGRスープラ試乗 英国どう評価? ミドエンジンには無い魅力

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もくじ

どんなクルマ?
ー 17年ぶりの復活

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どんな感じ?
ー 公称以上の速さ
ー 古典的FRらしい走り

「買い」か?
ー スープラならではの楽しさも

どんなクルマ?

17年ぶりの復活

2002年にA80型が消滅するまで24年間にわたり生産されてきた日本の伝説的スポーツカーであるトヨタ・スープラが、17年間の時を経てついに復活した。2週間ほど前にスペインで試乗を行なった際には良い印象を与えられた一方で、残念な点もいくつか見受けられた。英国の道ではどうだろうか。

このクルマの復活にはふたつの要因がある。トヨタの豊田章男社長の楽しいクルマを作りたいという熱意と、BMWとの共同開発だ。これは2012年にGT86が登場してからそれほど時間をおかずに立ち上がったプロジェクトであり、G29型BMW Z4と姉妹関係にある。

このA90型スープラは日本国内での生産ではなく、Z4と同じくオーストリアのマグナ・シュタイヤーが生産を受託している。トヨタのモータースポーツ部門であるガズー・レーシングが開発したことから、モデル名に「GR」がつけられている。

このクルマに搭載されるのはBMW製の3.0ℓ直6ターボで、340ps、51.0kg-mを発揮する。かつてスープラの象徴であった直列6気筒エンジンに強いBMWが共同開発相手として選ばれたわけだ。自動車業界の現状を鑑みるに、トヨタが単独で開発費用を負担してスポーツカーを開発するのは現実的ではないだろう。

どんな感じ?

公称以上の速さ

右ハンドル仕様を英国で走らせてみると、クロスカントリーに向いたGT的性格であると感じた。この価格帯であれば、より小型なミドエンジン車の方が楽しめるだろう。アルピーヌA110やポルシェ718ケイマンSよりも高価な価格を受け入れることができるのであれば、好みにはまるひとも多いだろう。

GRスープラのパフォーマンスは十分だ。ハンドリングはアルピーヌA110ほど俊敏ではないが、スープラのBMW製直6エンジンの加速は鋭い。他のM40iのバッジをつけたBMW車と同様にスムーズかつトルキーで、レスポンスも良好だ。スポーツモード時のサウンドはもう少し自然だと良いが、それ以外は文句ない。

スープラは公称以上に速そうだ。スペック表によれば最高速度は250km/hに制御されるが、テストコースでは258km/hを記録し、さらに加速する気配を見せた。

キャビンにはBMW譲りのパーツが多用され、トヨタらしくない雰囲気だ。特に暗くなると、ステアリングのトヨタのバッジは光らず、BMW製のシフトノブやスイッチ類が光り始めることから尚更だ。

しかし、細部を見るとスープラは基本に忠実な作りをしている。ドライビングポジションは低く、まっすぐで、快適かつサポート性も良い。スイッチ類の配置も適切で、デジタルのメーターは見やすく内装の質感もクラス標準を超えている。室内の収納こそ少ないが、荷室の大きさは十分だ。

古典的FRらしい走り

走らせて見ると、BMW Z4のクローンでは決してないことがわかる。スープラ独自のキャラクターを持ち、ペースを上げるほどにステアリングの正確性が高まることがわかる。アダプティブダンパーを硬めてアクティブデフをスポーツにすればボディコントロールは引き締められ、コーナリング中のスロットル開度を高めることができる。

このクルマは同格のミドエンジン車たちと比べて大きく重く、アジリティでは劣っている。そればかりか、電光石火のレスポンスやそれに伴うボディコントロールもない。ただし、古典的なフロントエンジンのスポーツカーらしいパワーオン・オーバーステアを誘発させることに楽しみを覚えるのであれば、気に入るだろう。

ステアリングフィールは決して希薄ではなく、まずまずの重さと中立性だ。しかし、もっと突き詰めてもよかったのではないか。そして、MTを搭載してくれたらなお良かっただろう。スポーツモードでは少しマシだが、搭載される8速ATはややレスポンスに欠ける。

とはいえ、パフォーマンスのレベル、ハンドリングや運転の楽しさは満足できるレベルにある。そしてサスペンションはモード切り替えにより、ゆったりと流すにも飛ばしたい時にも対応できる。

「買い」か?

スープラならではの楽しさも

ポルシェ・ケイマンのルックスよりも古典的なロングノーズをお好みで、小型軽量のミドエンジン車より落ち着いたハンドリングと実用性をお望みなら、このクルマがおすすめだ。

ドライビング・エクスペリエンスだけを見たら、「GR」スープラはクラスをリードするレベルにあるとはいえない。A110ほどの敏捷性もないが、速さだけでなくスープラならではの楽しさも持ち合わせている。アルピーヌより普段使いにも向いているだろう。

そしてマツダRX8や日産のZよりも良いスポーツカーだと言える。もしスープラがこの両車と同等の価格であれば、迷う余地は無かっただろう。

トヨタGRスープラ3.0プロのスペック

■価格 5万4000ポンド(750万円)
■全長×全幅×全高 ー
■最高速度 250km/h(リミッター)
■0-100km/h加速 4.3秒
■燃費 12.2km/ℓ
■CO2排出量 ー
■乾燥重量 1495kg
■パワートレイン 直列6気筒2998cc
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 340ps/5000-6500rpm
■最大トルク 51.0kg-m/1600-4500rpm
■ギアボックス 8速AT

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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みんなのコメント

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  • qqq*****|2019/05/29 11:06

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    BMWのエンジンで速そうなんだけど…やっぱり全体的に外観がカッコ悪くて受けつけないし価格も高過ぎる。それでもトヨタだから売れるんでしょうね。800万以上出せる人なら最初からBMW買うんじゃないのかと思うけど。
  • new*****|2019/05/29 10:54

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    オブラートに包んでるけど、結局スープラはアルピーヌA110、ポルシェ718ケイマンSより劣るばかりか、価格を考慮するとフェアレディZにも負けるって記事じゃん。

    それにしても718ケイマンSを仮想敵にしちゃうのはかわいそうだな。
    Sじゃなくても勝てないのに。
  • sta*****|2019/05/29 11:22

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    「GR」の二文字がちっともワクワクしない。スーパーカーらしくないしスポーツ感も皆無。誰かこれやめましょうと社長に言わないのかね。

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