英ベントレーは5月16日、年内にデビュー予定のラグジュアリーセダン、新型「フライングスパー」のインテリアを一部公開した
フォーマルなスタイリングの中に、グランドツーリングカーの高い資質を秘めた4ドアセダンとしてベントレーの屋台骨を担うフライングスパー。2013年にデビューした現行型は、フォルクスワーゲン傘下となった後のモデルとしては2代目にあたり、贅を尽くした内装とスポーティなドライビングフィールで高い評価を得ている。
もっとも、そのモデルイヤーも今年で9年目を迎え、メーカーからは新型の年内デビューが発表されるとともに、これまでサイドビューやフロントグリルなどのティザーイメージが公開されてきた。今回追加でリリースされたのはドアインナートリムの画像で、そこには自動車の内装として採用されるのは初めてという立体縫製されたレザーキルティングが映る。上部のウッドパネルも高い精度が見て取れ、ベントレーらしい仕立ての良さが光る。
ベントレーによれば、新型フライングスパーはスポーツセダンとラグジュアリーリムジンの融合を目指して開発されており、その内装には英国クルー工場のマエストロ達が持てる技術を惜しみなく注ぎ込むとのことだ。もちろん、レザーキルティングは新型フライングスパーに採用される多くの革新的ディテールのひとつに過ぎないから、登場時にはさらに我々を驚かせてくれる可能性もある。
一方のエクステリアに関して今回追加の情報はないが、初代が「コンチネンタル・フライングスパー」を名乗っていたことからもわかるように、昨年モデルチェンジした「コンチネンタルGT」とフライングスパーは兄弟の関係。それを考えれと、3代目は相当スポーティなルックスになると思われる。
ベントレー創立100年の年にどんなラグジュアリーセダンが登場するのか、最新の情報はwww.NewFlyingSpur.comで随時公開されるようだから、興味のあるひとは是非チェックしてほしい。
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