もくじ
ー ステーションワゴン 忘れていない
ー 第2期 2028年までに15車種
ー EVシティカー 約250万~280万円に
VWのEV ゴルフサイズ「ID 3」の次は、ポロサイズの「ID 1」 邦貨260万円以下
ステーションワゴン 忘れていない
フォルクスワーゲンの電気自動車IDファミリーで検討されている派生モデルの1つに、ワゴンがあることがわかった。2022~23年から始まる第2期のラインナップとして計画されているようだ。
これまでフォルクスワーゲンは、新開発のMEBプラットフォームを使ったいくつものコンセプトカーを公開してきた。それらの中でハッチバックとクロスオーバーが、第1期に市販される電気自動車のラインナップとなる。
VWはまず、クロスオーバーに注力している。それが世界の重要な3つの市場、すなわち中国、欧州、米国で人気が高いからだ。ワゴンに人気があるのは、その中で欧州のみである。
「第1期の市販モデルでは、主要市場に注力しなければなりません。しかし、こう言えばいいでしょうか。わたしはステーションワゴンが好きですし、そのことを忘れていません」
ロンドンで開催されたイベントで、VWのeモビリティ部門を率いるトーマス・ウルブリッヒはAUTOCARにそう語った。
第2期 2028年までに15車種
VWは現在、IDファミリーの拡大に力を入れている。まずは今年後半にゴルフと同等サイズのハッチバックが発売される。さらに来年春から2022~23年までの間に、複数のボディスタイルを持つ電気自動車が、同グループ内のセアトやシュコダから登場する。それが第1期目の計画だ。
いくつかの派生モデルは、セアトel-ボーンやシュコダ・ヴィジョンiVといったコンセプトカーとして発表されている。しかし、主となるボディスタイルはハッチバックと車高が高いクロスオーバーだ。
その後、2028年までの間に計画されている第2期のモデル・ラインナップでは、さらに約15車種の新型車が投入され、MEBプラットフォームを採用するモデルだけで合計1500万台の販売を目指している。この第2期は2022~23年に始まる予定だ。
EVシティカー 約250万~280万円に
また、フォルクスワーゲンは、より多くの人々が手に入れられる電気自動車を作るため、ドイツ政府と補助金についての話し合いを開始した。現在のアップ!の後継となるMEBベースの電気自動車を手頃な価格で提供するためだ。
「政府に質問したいことは、どのように補助金を捻出するかということです。それがeモビリティにおける最も難しい問題の1つです。だからこそ、人々により小型のクルマを提供することが重要になります」とウルブリッヒは語る。セアトは小型ハッチバックのMiiの代替となるMEBを使ったシティカーのプラットフォームを率先して開発しているところだ。
ウルブリッヒは2023~24年に電気自動車のシティカーを発売する計画をほのめかした。ただし、コンポーネントのコストが高いため、価格は1万8000~2万ポンド(約250万~280万円)になるだろうとのことだ。これは現在のアップ!より6000ポンド(約84万円)以上高い。
「手に入れやすい小型車を作らなければならないことは、すべての自動車メーカーに共通する問題です。バッテリーのコストは現在の内燃エンジンよりずっと高い」とウルブリッヒは言う。彼によれば、シティカーにおける電動パワートレインは、車両全体のコストの30%を占めるという。これは内燃エンジンを搭載する小型ハッチバックの約2倍だ。
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