ふたりのエンジニアが指揮
アウディはパフォーマンスカー部門である「アウディ・スポーツ」の人事異動を発表した。これは5月1日から有効となり、オリバー・ホフマンとユリウス・シーバッハが指揮を執ることになる。これはアウディ・スポーツを率いてきたミハエル・ユリウス・レンツがその座を退くことに伴うものだ。
アウディの将来 新CEOブラム・ショットが語る TT後継や自動運転/電動化
現在42歳のホフマンはこれまでランボルギーニで品質管理を担当しており、アウディのハンガリー工場においてV10エンジンの開発にも携わってきた。今後もアウディ・スポーツの技術開発を率いる一方で、アウディのドイツ・ネッカーズルム工場でも同様の立場に就く。
これは先日ジュネーブ・モーターショーでアウディのブラム・ショット会長が明かしたリストラクチャー計画において、アウディ・スポーツが今後この工場にも大きな影響を与えることが予想される。
また35歳のシーバッハは、アウディ・スポーツの技術開発部門においてパワートレイン・コントロールを担当してきたが、今後は販売戦略にも携わることになる。エンジニアである彼は、ポルシェにおいてパナメーラなどの開発にも参加した経歴を持つ。
アウディ・スポーツの新人事について、アウディのR&D部門を統括するハンス・ヨアヒム・ローゼンピーラーは「この変革により、さらに効率性および創造性を高めることができるでしょう。ネッカーズルムの技術力を高めるとともに、将来に向けた準備を進める方針です」と語った。
アウディ・スポーツが2019年に計画しているモデルには、RS6やRS7の後継車が含まれ、これらは9月のフランクフルト・モーターショーでの発表が予定されている。この他にもRS Q5、RS Q7、RS Q8などのSUVも計画中だ。また、アウディeトロンGTはポルシェとアウディ・スポーツが共同で開発を行なっている。
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