ABT Audi RS2 / RS4+
ABT アウディ RS2 / RS4+
ABTが手がけた新旧2台のアバント「RS2」と「RS4+」が25年の時を経て邂逅!
1994年に世界中に衝撃を与えた「RS2」と最新の「RS4+」
フォルクスワーゲンやアウディを展開するドイツのチューニングブランド「ABTスポーツライン(ABT Sportsline)」は、25年前の1994年、初のアウディRSモデル「RS2」のプログラムを展開した。
今回、最新の「RS4+」を加え、2台のエポックメイキングなABTの「RS」モデルを飛行場に持ち込み、フォトセッションが行われた。
ABT Audi RS2
ABT アウディ RS2
スーパースポーツと対等に渡り合えるアバント
「RS2」には、当時としてはパワフルな最高出力315hp(232kW)を誇る2.2リッター直列5気筒ターボユニットを搭載。ハイパースポーツにも負けない動力性能を誇るアバントとして、世界中に大きな衝撃を与えた。そして、このスポーティーなワゴンモデルは、ABTスポーツラインにとっても非常に魅力的な素材となった。
ABTスポーツラインは5気筒ユニットにステンレス製エキゾーストシステム、改良型ターボチャージャー、可変カムシャフトを与え、最高出力は360hp(265kW)にまで高められた。現在の視点であれば、エンジンチューニングプログラムは500hpを超えることも珍しくないが、当時はまだパワーインフレが起こっていなかったのである。
ABT Audi RS4+
ABT アウディ RS4+
ABTエンジンコントロールなどにより530hpを発揮
2019年、ABTスポーツラインは50台限定で、パワーアップされた「ABT RS4+」を展開。ABTエンジンコントロール(AEC)、ウォータークーラー、最新のエキゾーストシステム、インテークトリムの追加などによって、最高出力530hp(390kW)を発揮する。
また、エクステリアやインテリアにも、20インチ「GRアロイホイール」など、ABTスポーツラインの最新イクイップメントが数多く装備されている。
アウディRS2から始まったハイパワーワゴンの系譜
今回の撮影に立ち会った、ABTのCEOを務めるハンス=ユルゲン・アプトは昔を懐かしむように語る。
「この“旅”は、1994年にポルシェと共同開発された『アウディRS2』から始まりました。RS2は、スポーツカーと対等に渡り合える、初のステーションワゴンであり、アウディにも多大なる成功をもたらしています」
この撮影のために最新の「RS4+」に加え、同社で保存されていた真紅の「RS2」が持ち込まれた。「RS4+」は撮影後にオーナーの元へとデリバリーされている。
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