米フォードは3月13日、マスタングの高性能チューンドモデル「シェルビーGT500」のエアロダイナミクスの優位性を紹介する画像を公開した。
“史上最速のマスタング”として1月のデトロイトモーターショーでデビューしたシェルビーGT500。700馬力超の5.2リッターV8スーパーチャージドエンジンを搭載し、0-100km/hは3秒台というモンスターマシンは、フォード・パフォーマンスの手により、スーパーコンピューターや3Dプリンターを駆使し、空力設計が大幅に高められているのが大きな特徴となる。
なかでも注目は、ベーシックグレードのGT350に比べ2倍になったフロントの開口部。ここから取り入れられたエアーはエンジンを冷却した後、ボンネット上のベントからリアに流され、GT4レーサーにインスピレーションを得たガーニーフラップ付リアスポイラーへと導かれる。このカーボン製スポイラーは290km/hで172kgのダウンフォースを発生するとのことで、高速における安定性に大きな役割を果たしている。
また、フロント下部から取り入れられたエアーは、大径2ピースブレーキローターを冷却するために使われるほか、フロントリフトも低減させる。もちろん、サイドスプリッターやリアディフューザーも見かけ倒しのアイテムではなく、ボディ周辺のエアフローを改善する機能を持つという。
ちなみに、フルスロットル時に必要となるエンジンの排熱量は230キロワットに達し、これは複数の一般家庭を暖房できるだけのエネルギーとなる。ブレーキもフルブレーキングの際には100キロワットの熱量を取り除く必要があるから、エンジニアのヒートマネジメントへの取り組みは相当なもの。
実際の走行テストでは、全米の名だたるサーキットを走り込んでいるとのこと。圧倒的なパワーと先端技術の粋となるエアロダイナミクスを備えたシェルビーGT500は、北米では今夏の発売が予定されている。
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