航続距離は800km以上に
「イマジン・バイ・キア」というコンセプトカーが、ジュネーブ・モーターショーで発表された。韓国のキアによるパフォーマンスを重視した電気自動車の中でも先頭に立つこのモデルは、2021年に市販化される見込みだ。
『21画面スクリーン イマジン by キア』すべての画像をみる
このクルマはキアが強化しつつある電動車ラインナップの1台だ。他に電気自動車のeニロ、ソウルEV、そしてプラグインハイブリッドのシードが今年中に発売される。
この4ドアのコンセプトカーは、力強いSUV、流麗で美しいサルーン、そして実用性が高く車内が広いクロスオーバーの要素を融合させたと説明されている。市場では先日発表されたポールスター2のライバルとなるだろう。
ベースとなっている新開発の電気自動車専用アーキテクチャーは、同じグループに属するヒュンダイと共有する。将来的にはさらにパワフルで大型のSUVやサルーンにも使われる予定だ。
長い航続距離も約束されている。eニロがWLTPサイクルで455kmであるの対し、関係者がAUTOCARに明かしたところによると、キアはこのクルマで800km以上の航続距離を目指しているという。
21画面も 超高精細スクリーン搭載
キアによれば、このコンセプトカーは低く配置した非接触充電対応バッテリーパックと、コンパクトなドライブトレインを搭載するという。
このコンセプトカーはパフォーマンスを重視しているものの、本格的なスポーツカーを意図しているわけではない。キアのGTモデルと同様、ホットというよりウォームなアプローチを採る。
キアが「タイガーマスク」と呼ぶグリルは、同ブランドのよく知られたタイガーノーズ・グリルを新解釈したものだ。ウインドスクリーンからルーフにかけては1枚のガラスで、キャビン後方のダブルバブルを経由し、ボディ後端に向かって傾斜していく。リアシート用のドアは後方ヒンジで開閉する。サイドから回り込む水平のブレーキライトは、キア・スティンガーを思わせる。
車内は電動プラットフォームの採用により、最大限の広さを実現したとキアは言う。21画面が横並びする超高精細スクリーンは、画面の大きさを競い合っているライバルの自動車メーカーに対する「ユーモアのある返答」を意図したものであるという。
デザイン部門を率いるグレゴリー・ギョームは、このクルマについて次のようにコメントしている。「われわれは航続距離について懸念するお客様に対する返答だけでなく、一目見ると鳥肌が立つような電気自動車のデザインを想い描きました。さらに運転すれば、うなじの毛が逆立つでしょう」
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