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新型アウディA6(日本仕様)を解説 セダン、アバントの価格/内装/サイズ/スペック

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新型アウディA6(日本仕様)を解説 セダン、アバントの価格/内装/サイズ/スペック

もくじ

ー はじめに 新型アウディA6とは?
ー 新型アウディA6のエクステリア
ー 新型アウディA6のインテリア
ー 新型アウディA6のシャシー
ー 新型アウディA6のパワートレイン
ー 新型アウディA6の装備
ー 新型アウディA6の価格/スペック

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はじめに 新型アウディA6とは?

2019年3月12日、アウディ ジャパンはアッパーミドルセダンのアウディA6セダン、ワゴン版のA6アバントをフルモデルチェンジして発表した。発売は3月20日から。

A6のルーツは、1968年に発表されたアウディ100になる。アウディ100は1976年に2世代目に、1982年に3世代目にとフルモデルチェンジを重ねる。1991年に発売された4世代目のアウディ100は、1994年のマイナーチェンジのときにアウディの新しいネーミング法に従って「アウディA6」と車名を変更する。

A6となってからは、1997年に2代目(100から通算すると5世代目)、2004年に3代目(同6世代目)、そして2011年に4代目(同7世代目)と、定期的にフルモデルチェンジを重ねてきた。

つまり、今回の新型A6はアウディのアッパーミドルセダンとしては8世代目、A6としては5代目にあたるモデルとなる。

新型アウディA6のエクステリア

新型A6は、新しいアウディのデザイン言語を体現している。張り詰めたボディ表面、シャープなエッジ、そして印象的なラインなどにより、スポーティでエレガント、ハイテクで洗練されたキャラクターを明確に表現している。

セダンで従来型と比べると5mm長く、10mm幅広く、ホイールベースは15mm長いが、サイズ的には大きく変わらない。Cd値はセダンで0.24(欧州仕様値)。

全長×全幅×全高(セダン):4950×1885×1430mm
全長×全幅×全高(アバント):4950×1885×1465mm

プロポーションは、長いボンネットとロングホイールベース、短いオーバーハングによって非常にバランスが取れている。低くワイドなシングルフレームグリル、フラットなヘッドライト、パワフルな造形のエアインレットが、スポーティな雰囲気を演出している。

サイドビューでは、3本の印象的なラインが車高を実際よりも低く見せる効果を生み出している。クワト・ブリスターと呼ばれるホイール上のパワフルな膨らみは、このクルマが伝説の名車「クワトロ」の遺伝子を受け継ぐクルマであることを示すもの。

ヘッドライトはLEDが標準で、上級グレードにはHIDマトリクスLEDヘッドライトを装備する。リアコンビランプにもLEDを採用しており、HIDマトリクスLEDヘッドライト装着車はリアにもダイナミックインジケータ(流れるウインカー)が組み込まれている。

新型アウディA6のインテリア

サイズは従来型と大きく変わらないが、室内のスペースは拡大されている。リアシートのレッグルームは従来型を上回り、かつセグメント随一。フロント&リアシートのヘッドルームとショルダールームも、従来型より広くなっている。

インテリアにはブラックパネルデザインを採用し、クルマに秘められたテクノロジーとデジタル化の雰囲気を巧みに演出している。

流れるような造形のインストルメントパネルと、左右に連続した水平のラインが、広々とした感覚を作り出している。センターコンソールにはMMIタッチレスポンスの大型ディスプレイが、ドライバーに向くような角度で設置されている。そう、先にリファインされたA7やA8のMMI同様、煩わしかったダイヤル式からスマホのように使えるタッチ式へと進化した。

ブラックパネルにアルミニウムのトリムを用いたこのディスプレイは、イグニッションをOFFにすると、まるでディスプレイが存在しないかのように見える。

インテリアのライティングには、アンビエントライティングとマルチカラーアンビエントライティングの2種類が設定されている。ともに、室内のスペースや素材を、控えめかつエレガントに浮かび上がらせる。

新型アウディA6のシャシー

新型A6は、革新的なシャシー設計により従来型よりもスポーティなハンドリングを備えている。

標準でもスポーティなプログレッシブステアリングの設定は、ステアリングを切るにつれてさらにダイレクトなレシオに変化する。

シャシーの振動吸収も入念に設計しており、いたずらに振動を消し去るのではなく、路面からの明確で繊細なフィードバックをドライバーに伝達する。市街地では良好な取り回し性を、ワインディングロードでは俊敏な走りを、高速道路では優れた直進安定性をもたらす。

4輪操舵のダイナミック・オールステアリングホイールも採用し、約60km/h以下の低速域では逆位相に最大5°、60km/h以上では最大1.5°で後輪をステアする。このシステムは、ダイレクトなフィール、スポーティなステアリングレスポンス、そして優れた安定性のすべてを備えている。

サスペンション形式は、前後ともダブルウイッシュボーン。ブレーキは4輪ベンチレーテッドディスク。日本仕様のタイヤは、グレードによって255/40R20か245/45R19を装着する。

新型アウディA6のパワートレイン

日本仕様の新型A6のパワートレインは、3.0ℓのV型6気筒TFSI(ターボ)のみ。最高出力は340ps、最大トルクは51.0kg-mを発生し、0-100km/hを5.1秒(欧州発表値)で加速、最高速はリミッターの作動する250km/h。

これに48VのMHEV(マイルドハイブリッド)が組み合わされる。55~160km/hでの走行中はコースティング(惰性走行)が可能で、スタート/ストップ機能は22km/h以下に落ちると作動。減速時にはオルタネータースターターが最大12kWのエネルギーを回生する。

トランスミッションは7速Sトロニック(DCT)で、駆動方式はアウディ得意の4WDクワトロシステムだ。前輪駆動状態をベースとしており、状況に応じて後輪への駆動配分をアクティブに予測制御することができる高効率な新世代クワトロ・システムで、前輪のみを駆動している場合ではプロペラシャフト以後をクラッチによって切り離し、シャフトを回転させるためのエネルギーロスを削減する。

なお、今後は2.0ℓの直4 TFSI(252ps/37.7kg-m)や2.0ℓの直4 TDI(207ps/40.8kg-m)もラインナップに加わる予定だ。

新型アウディA6の装備

プレミアムブランド、アウディのアッパーミドルセダンにふさわしく、快適/安全装備とも充実している。

前述のMMIタッチレスポンスは上下2画面から成り、アッパーディスプレイはインフォテインメントシステム用で、ロア・ディスプレイは空調コントロールやテキスト入力などに使用する。優れた安全性、利便性、パーソナライゼーションを実現するために、広範囲なコネクティビティを提供し、日本仕様ではカーナビが標準装備される。

安全運転支援装備のドライバーアシスタンス・システムは機能が洗練された。走行車線内を維持するためにステアリング操作に穏やかに介入するアクティブレーンアシストやトラフィックジャムアシストを含むアダプティブドライブアシストを始め、見通しの悪い交差点などで動作するフロントクロストラフィックアシストや、全方位からの事故について予防し、被害軽減を図るプレセンス360が装備される。

将来的にはパーキングスペースへの駐車および退出操作を自動的に行う、パーキングパイロットとガレージパイロットが追加される予定だ。

新型アウディA6の価格/スペック

新型A6の価格(税込み)は、55 TFSIクワトロSラインのセダンが1006万円、アバントが1041万円。

日本導入を記念した期間限定車の55 TFSIクワトロ・デビューパッケージは、セダンが920万円、アバントが955万円。

A6セダン55 TFSIクワトロSライン:1006万円
A6セダン55 TFSIクワトロ・デビューパッケージ:920万円
A6アバント55 TFSIクワトロSライン:1041万円
A6アバント55 TFSIクワトロ・デビューパッケージ:955万円

この限定車は、標準車より装備が若干劣るものの、デザイン面で大きな印象を与えるSライン・エクステリアと20インチホイール、LEDヘッドライト、パーシャルレザーの標準シートを装備し、さらに標準車ではオプションとなっているフロントクロストラフィックアシストをパッケージに含めるなど、アピアランスとセーフティのバランスの良いパッケージとなっている。

車名アウディA6
グレードセダン55 TFSIクワトロSラインアバント55 TFSIクワトロSライン
価格1006万円1041万円
パワートレイン 2994ccV6ターボ+マイルドハイブリッド
ステアリング 右
全長 4950mm
全幅 1885mm
全高 1430mm 1465mm
ホイールベース 2925mm
車両重量 1880kg 1930kg
最高出力(エンジン) 340ps/5200-6400rpm
最大トルク(エンジン) 51.0kg-m/1370-4500rpm
燃料タンク容量 73ℓ
燃費(JC08) 12.3km/ℓ

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