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ニューモデル 2019.3.11

最新G20型BMW 330e プラグイン・ハイブリッド プロトタイプに試乗

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もくじ

どんなクルマ?
ー F30では1/3がプラグイン・ハイブリッド
どんな感じ?
ー 増えた車重をうまく包み隠す
ー EVとして110km/hまでをカバー
「買い」か?
ー ハイブリッド・サルーンとしてクラス最有力候補
スペック
ー BMW 330e ハイブリッドのスペック

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どんなクルマ?

F30では1/3がプラグイン・ハイブリッド

間もなく入れ替わるF30型BMW 3シリーズでは、全体の販売台数のうち、どれほどの割合でプラグイン・ハイブリッドが選択されたのか、読者の皆さんは御存知だろうか。10%ほど?いや、正解は30%を越えている。

会社からの貸与など、現物給付目的での購入割合が低く、環境性能で優れていながら通常のエンジン仕様と同様の、3シリーズらしい動力性能を保持していることの裏付けだといえるのではないだろうか。走り方にもよるが、控えめとはいえ、40kmほどの距離を電気の力だけで走行することもできた。

BMWとしては、現行型に引き続いて新世代のG20型3シリーズでも、ハイブリッドは同様以上の人気を獲得すると期待している。クルマのレシビは、基本的にF30型と同じだ。7シリーズやX5のプラグイン・ハイブリッド版が6気筒ではなく4気筒エンジンを搭載するように、330eにも2.0ℓの4気筒ターボエンジンを搭載。330iに搭載されているものと同じユニットだが、最高出力は控えめに調整されている。

反面、車重はハイブリッドシステムのおかげで200kgほど増しており、Dセグメントのサルーンの中では、なかなかの重量級になっている。今回は限られた条件となったが、プロトタイプの仕上がりを確かめてみよう。

どんな感じ?

増えた車重をうまく包み隠す

ハイブリッド・ドライブトレインを搭載したことによる影響は、走り出してすぐに気づくようなものではない。BMWのテストコース周辺を330eのプロトタイプで走行した印象としては、増加した車重をうまく包み隠しているということ。低速域では、サスペンションのスプリングはわずかに硬くなり、進路変更時の挙動がやや突発的に感じる場面があるくらい。

クルマのペースを高め、積極的に運転し始めると、増加した重さはよりはっきり分かるようになる。しかし不自然さはなく、重たいなりにボディの動きが大きくなっている程度。だが、先代の330eのハンドリングが新しい3シリーズやライバルモデルよりも優れていた理由は、ボディ剛性が高かっただけでなく、クルマが軽量でフロントタイヤの幅が広く、キャンバー角も適正だったからだろう。

容量12kWhのバッテリーは、リアシートの下に搭載されている。エンジンは6気筒よりも存在感があり、若干ザラついた印象を受けるが、決して洗練性で欠けているわけではなく、充分スムーズに回転してくれる。

エンジン単体での最高出力は184psながら、8速ATに組み込まれた電動モーターが補強することで、システム総合での最高出力は252psとなる。加えてG20型では、スポーツモードの選択時に、「エクストラブースト(XtraBoost)」を利用できるようになった。アクセルを踏み込んでキックダウンした際など、40psを上乗せしてくれる機能で、後輪駆動の330eの0-100km/h加速は6秒ちょうどどとなっている。

EVとして110km/hまでをカバー

何よりも印象的なのが、電動モーターが駆動をアシストしてくれる時や、エンジン単体での走行に戻る時の滑らかさ。新しい330eがEVモードで走行する場合、68psの出力を持つモーターで約110km/hまでの速度域をカバーしてくれる。ちなみにF30型では80km/hが上限だった。走行フィーリングもまったく気を使うところがない。また高速道路のジャンクションなどで加速し、電気モーター以上の力を得たい時も、アクセルを踏み込むだけですぐにエンジンが反応してくれる。

もしバッテリーに蓄えられた電気がなくなったとしても、エンジンは充分にエコノミー。電気のアシストなしで、高速道路でなら17km/h以上の燃費は期待できるだろう。またクルマの回生充電をコントロールするソフトウエアは賢く、ナビゲーションシステムやクルマに搭載された複数のセンサーの情報を複合して、アクセルを離した時に一定速度でコースティングしているのか、減速しているのか、判断をする柔軟性を持ち合わせている。

反面、この330eが搭載するプラグイン・ハイブリッドシステムの弱点は、高速度域から減速する時。回生ブレーキの機能に関しては、メルセデス・ベンツやアウディのものよりもずっと自然な仕上がりになっている。しかし、ブレーキペダルのトラベル量と実際の効きの不正確さは、BMW自慢の、正確性で優れたステアリングやボディコントロールと、調和できていないのが残念だ。

「買い」か?

ハイブリッド・サルーンとしてクラス最有力候補

G20型BMW 330eの価格は3万8000ポンド(529万円)程度になると見込まれている。この価格はガソリンエンジン版の330iとほぼ同じとなるが、3シリーズでは唯一、距離は限られているものの、完全なEVとして走行することも可能となっている。経済性に優れる反面、走行パフォーマンスやハンドリングの面で劣る330eを、読者の皆さんはどう受け取るだろうか。

クルマを充電する環境が準備でき、走行性能や330という数字やボディサイズに納得できるなら、間もなく登場するプラグイン・ハイブリッド版3シリーズは、購入候補の上位に食い込んできてもおかしくはない。むしろ今回の印象では、ハイブリッド・サルーンのクラス最有力になっても良さそうな仕上がりだといえそうだ。

BMW 330e ハイブリッドのスペック

■価格 3万8000ポンド(529万円・予想)
■全長×全幅×全高 4715×1825×1440mm(予想)
■最高速度 230km/h
0-100km/h加速 6.0秒
■燃費 48.8km/ℓ
■CO2排出量 39g/km
■乾燥重量 1680kg(予想)
■パワートレイン 直列4気筒1998ccターボ+電気モーター
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 252ps/5500rpm(システム総合)
■最大トルク 42.7kg-m/1350-2500rpm
■ギアボックス 8速オートマティック

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(AUTOCAR JAPAN リチャード・レーン)

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