マクラーレンMSO ワンオフの720Sスパイダーを公開 ジュネーブショー

塗装に260時間

マクラーレンは、MSOによる特別な720Sのワンオフ・バージョンを、ジュネーブ・モーターショーで公開した。エアロダイナミクスを強調したカラーリングが特徴的なこのモデルは、同社カスタマイズ部門の能力を示すものである。

マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ（MSO）が開発したこの特別仕様車は、720psの最新オープントップ・スーパーカーがベース。3色のメタリック・カラーをブレンドした塗装は、スーパー・シリーズのエアロダイナミクスを強調するためにデザインされた。

「コリオリ」と呼ばれる3色塗装は、2017年のジュネーブショーでMSOが公開した720Sヴェロシティに初めて採用された技術を、さらに進化させたものであるという。塗装には260時間を要したそうだ。

インテリアも特別仕立て

今回発表された720Sスパイダーには、他にもいくつかのカスタム仕様が加えられている。トノカバー、ディフューザー、Bピラーにカーボンファイバーを使用し、スポーツエグゾーストを装着。開閉式ハードトップにはエレクトロクロミック・ガラスが装備されている。

アルカンターラとレザーで覆われたインテリアは、MSOによる特別なカラーとトリムで仕立てられ、多くのカーボンファイバー製コンポーネントが装着されている。

機械面は標準モデルから変更されていない。4.0ℓV8ツインターボ・エンジンは最大トルク78.5kg-mを発生し、0-100km/hを2.9秒で加速。最高速度はルーフを開けた状態で325km/hに達する。