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ニューモデル 2019.2.26

VWディーゼル不正問題 欧州の補償、断固拒否 いまだ決着付かず

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もくじ

ー 不正ソフトウェアは「欠陥」
ー いまだ決着付かず
ー フォルクスワーゲン「新車の提供は不可能」

    ディーゼルエンジン 128年の歴史 前編

不正ソフトウェアは「欠陥」

フォルクスワーゲン・グループは、いまだにディーゼル排出ガス不正問題による深刻な痛手に苦しんでいる。ドイツの最高裁判所が、欧州の数千人にのぼる顧客に対する賠償を命じたのだ。

思いがけない判決が金曜日に下された。ドイツ連邦裁判所はフォルクスワーゲン・グループのディーゼルエンジン搭載車に施した不正なソフトウェアが欧州連合の法律に基づき合法であり、ゆえに顧客に補償するいかなる責任もないとする主張を非難した。

この裁判は当初、2019年2月27日に審議が予定されていた。しかし、原告の要請によって取り下げられたため、不正ソフトウェアが「材料欠陥」であると見做す判決が下された。

声明によると裁判所は、フォルクスワーゲン・グループが顧客の購入したクルマの欠陥に対し補償を提供しなければならないとしている。

この判決は、フォルクスワーゲン・グループが販売したクルマが宣伝通りではなかったとして補償を求める、新たな法的手段を顧客に切り開くと思われる。場合によってはフォルクスワーゲン・グループは顧客に新車を提供しなければならなくなることさえあり得る。問題のクルマが既にモデルチェンジしている場合であってもだ。

いまだ決着付かず

フォルクスワーゲンは裁判所から違法との判決が下るのを免れるため、和解しようとして働きかけてきた。しかしながら裁判所は訴訟が取り下げられても審議することに決めた。

影響を受けた顧客に既に補償が行われた米国の場合とは異なり、フォルクスワーゲン・グループは欧州で販売されたディーゼル車に不正ソフトウェア、あるいは無効化デバイスと呼ばれるものが搭載されたことに対して補償を求める声に、断固として抵抗を続けている。

不満を訴える欧州の40万人以上の顧客は様々な原告団を結成し、フォルクスワーゲン、アウディ、セアト、シュコダを含むフォルクスワーゲン・グループを訴えてきた。

顧客団体は連邦裁判所に統率され、当初は来週、審議を開く予定だった。顧客団体は新車の提供という形でフォルクスワーゲン・グループからの補償を求めている。2015年7月に購入されたティグアンTDIは、2ヶ月ほど前に米当局がディーゼル無効化デバイスを発見し、違法な不正ソフトウェアが搭載されていたことが分かったからだ。

これに応じてフォルクスワーゲン・グループはこのソフトウェアが合法であると主張し、裁判所の判決は「具体性のある結論」を導き出さないと述べる声明を出した。

フォルクスワーゲン「新車の提供は不可能」

訴訟に対するコメントとして、フォルクスワーゲン・グループは顧客に新車を提供するという補償案が「不可能」であると主張している。2015年に販売された第1世代のティグアンは、現在販売されている第2世代のモデルとは「完全に異なる」というのがその理由だ。

フォルクスワーゲン・グループはこれまで、ディーゼル不正問題にけりを付けたいという意向をしばしば示してきた。

この問題に掛かる費用は274億ユーロ(約3.5兆円)を超えると報じられている。これがきっかけとなり、同社は将来のモデル戦略を、電気自動車を大きく重視する方向に推し進めることになった。

2015年、フォルクスワーゲン・グループは1100万台のディーゼル車に不当なソフトウェアを搭載し、公的な政府の定めた検査において、施設内の試験では現実の公道を走る場合よりも低い排出ガスレベルが記録されるように不正を働いたことを認めた。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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