独ポルシェは新型「911(タイプ992)」の空力特性を“見える化”した動画をYouTubeで公開した。
先日、日本でも受注が開始された新型911は、ボディがよりワイドになり、内装も大幅にアップデートされたが、もちろん走行性能の追求も抜かりはない。サーキットを見据えた最新のアダプティブ・エアロダイナミクスも大きなセリングポイントで、今回の動画では、その細部まで計算され尽くした空力効果が紹介されている。
最大の見どころは、速度に応じて自動調整されるフロントのフラップとリアスポイラー。その制御は、まず70km/hでフラップが完全に閉じ、次に90km/hでリアスポイラーが一段上昇、最後に170km/hでフラップが開放状態となりリアスポイラーもさらに上昇するというもの。これにより、冷却性能や接地性の向上、空気抵抗の低減という要素をハイレベルで融合している。なお、リアスポイラーの機能はこれに留まらず、雨天のアラートに従いドライバーがレインモードを選択すれば、自動的に上昇しスタビリティが向上するほか、急ブレーキ時にはエアブレーキとしても機能する。
地道なエアフローの改善にも余念はない。フロントバンパーサイドの吸気口から取り入れられたフレッシュエアーはホイールアーチ内部から前輪に沿うように排出され、空気抵抗を削減。また、エンジンルーム上部のスリットから取り込まれたエアーは、パワーユニット自体を冷却しアンダーボディから排出されるが、その冷却効果は先代(タイプ991)より改善されている。
エアロダイナミクスを追求したのは空力パーツだけではない。「PASMスポーツシャシー」を装着した992は、170km/h超になると車高が10mm下がり、空気抵抗を減少させる。これにより、ニュルブルクリンクのラップタイムは4秒短縮したというから、トラックを攻めたい向きには必須の装備となろう。
なおこの動画の視聴回数は既に50万回を超えている。「最新のポルシェが最良のポルシェ」なのか、世界は興味津々の様子だ。
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