MINIの最上級スポーツモデルとして君臨してきたジョンクーパーワークスGPが、期待どおり現行の3代目にも設定されることが明らかになった。独BMWは2月13日、新型の「MINI ジョンクーパーワークスGP」を2020年に発売すると正式に発表した。
先代ジョンクーパーワークスGPは、1.6リッター直4ターボエンジンながら、218馬力を発生し、ニュルブルクリンク北コースで8分23秒のラップタイムを叩き出すモンスターだった。それを思い起こせば、新型への期待も否がおうにも高まるというものだ。
今回、明らかにされた情報によると、3代目ジョンクーパーワークスGPの出力は、先代を大きく上回る300馬力超!に達し、MINI史上最も速くパワフルなマシンとなる。他のスペックは現状不明だが、2017年のフランクフルトショーで公開された「MINIジョンクーパーワークス・GPコンセプト」で示唆された方向性はそのままに、ピュアなドライビングファンと妥協のないレースフィーリングを体現したモデルとなるようだ。
走りのポテンシャルはエクステリアにも表れており、このたび公開されたイメージでは巨大なルーフスポイラーやスポーティなアロイホイールなどのディテールが確認できる。軽量化も徹底されるとのことだから、先代同様リアシートは取り払われるだろう。また、コンセプトに装着されていた大型エプロンも引き継がれるようで、ファンでなくともジョンクーパーワークスGPがただのMINIでないことは一目瞭然だろう。
往年のF1デザイナー、ジョン・クーパーの手でハイスピードレーサーに仕立てられた小さなクラシックミニが、モンテカルロラリーで大柄なライバル達を倒した故事を挙げるまでもなく、MINIは「大が小を食う」を地で行くレースシーンでの活躍を遂げてきた。新型ジョンクーパーワークスGPもこの伝統に基づいた比類ないマシンとなるようだから、期待は高まる一方だ。生産台数は3,000台限定となる模様。先代が公式な販売開始を待たずに完売したことを考えると、今回も欲しい人は早めに手を打つ必要があるかもしれない。
※写真4~14枚目:2018年のニューヨークオートショーに出展された「MINIジョンクーパーワークスGP」のコンセプトモデル
写真15~20枚目:先代の「MINIジョンクーパーワークスGP」
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