もくじ
ー フェラーリ275GTBプロトタイプとは
ー モンテカルロ・ラリー出場時の姿で出品
ー 値段が折り合わず落札ならず
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フェラーリ275GTBプロトタイプとは
スコッツデイル・オークションの主役といえたのがフェラーリ275GTBの量産プロトタイプとして製作されたシャシーナンバー(C/N)06003だ。
1964年のパリサロンに展示されたのち販売され、1965年になるとマラネッロでラリー参戦に向けてチューニングが施されたエンジンに換装される。
C/N:06003は1966年のモンテカルロ・ラリーにその姿を現す。その時のドライバーは、後年アバルト・チームのマネージャーとテストドライバーを務め、037ラリーやデルタS4の開発も手掛けたジョルジュ・ピアンタだった。
ラリーではリタイアに終わるが、フェラーリ275GTBの存在を世界中に知らしめることになった。
その後275GTBプロトタイプはイタリアの何人かのオーナーを経てからアメリカのコレクターが入手する。
アメリカでも幾人かを経て1992年にアメリカのシカゴに住むオーナーに渡り、現在まで所有していたもの。
モンテカルロ・ラリー出場時の姿で出品
現オーナーに渡ってからイベントにはほとんど姿を見せず、幻のフェラーリ275GTBプロトタイプとなっていた。
今回グッディング・スコッツデイル・オークションに出品されてようやく公の場に姿を現したことになる。
出品に際しては1966年のモンテカルロ・ラリー出場時の姿に仕上げられていたが、補助灯が新しいものが付いていたり、サイドのゼッケンが小さかったりで考証的に残念な仕上がりだった。
しかしその時の特徴であるエンジンフード後端のアウトレットやフロント・ウインドウ上部に増設されたワイパーはちゃんと残されていた。
値段が折り合わず落札ならず
事前の予想落札価格は600~800万ドル(6億6000~8億8000万円)で、オークションが始まると最低落札額まで届かず流れてしまった。
実質GTOといえる275GTBスペチアーレと違い、プロトタイプとは言うものの実質的には通常モデルとあまり変わらず、モンテカルロ・ラリー出場車というヒストリーだけのため価値的には少々弱かった。
数年前のバブル真っただ中ならこれ以上で落札されただろうが、今となってはちょっと高かったようだ。
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