もくじ
ー 下がりゆくディーゼル需要
ー 新エネ車/国別の動向
ー ブランド別で見る欧州市場
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下がりゆくディーゼル需要
昨年では欧州全体で1560万台の自動車が新たに登録された。いくつかのモデルがWLTP対応のため販売を一時停止し、第4四半期は全体的に販売が下落。しかしそれでも昨年に比べ346台も新規登録数が増えた形となった。
ディーゼル車への需要は欧州27カ国中20カ国で下落。欧州全体での新規ディーゼル車登録台数は559万台で、2017年の676万台に比べ18%も下がった。
下げ幅が一番大きかったのは英国で、前年比30%もディーゼル車の登録台数が減った。ディーゼル車の需要は欧州市場全体での35%となり、2001年以来最悪の数値となった。
ディーゼル車販売低下の裏ではガソリン車の売り上げが上昇し、全体の57%の売り上げを占めた。2017年と比較し、ガソリン車の売り上げはおよそ100万台増加。
また、新エネルギー車の需要も高まり、2018年は94万4800台が新たに登録された。2017年の73万7400台に比べ、22%も増えた形となった。
電動モデル、国別の統計もご紹介しよう。
新エネ車/国別の動向
新エネルギー車の登録台数は欧州市場全体の6.8%を占める。
新エネルギー車の中でも最も販売が上昇したのは電気自動車で、2017年の13万2800台に比べ、2018年は47%増えた19万5300台に。
ハイブリッド車では55万5000台が新たに登録され、前年比24%の上昇。
プラグインHV車の登録台数は18万台となり、電気自動車がそれを超える形となった。
欧州の自動車市場は依然ドイツがリードしているが、登録台数は前年比で0.2%低下の343万5789台となった。英国は2位をキープし、前年比で6.8%下がったが、それでも236万7147台が新たに登録。同じくスウェーデンも同様の低下率を記録した。
登録台数の一番の上げ幅を記録したのはリトアニアで、前年比25.4%上昇の3万2382台。ルーマニアも前年比21.4%上昇の15万8268台が新たに登録された。
続いてブランド別の結果をみていこう。
ブランド別で見る欧州市場
フォルクスワーゲンは27市場において一番の売り上げを記録したブランドに。全体で174万6411台が登録され、ルノーの109万9289台やフォードの101万4190台を大きく引き離した。
欧州での人気車種トップ3のうち、2台はフォルクスワーゲンだ。中でもゴルフは前年比8%の売り上げ低下を見たが、それでも44万5754台の販売を記録し、欧州で最も売れたクルマとなった。ゴルフの売り上げ低下はディーゼルモデルの販売が30%も下落したことが要因だろう。
フォルクスワーゲン・ポロの登録台数は前年比10%増加の29万9920台となり、2位のクリオ(33万6268台)に次いで欧州で3番目に売れたクルマとなった。
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