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ヴェゼルに1.5Lターボが登場。CR-Vと見積りを比べて驚いた

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ヴェゼルに1.5Lターボが登場。CR-Vと見積りを比べて驚いた

■ヴェゼルにVTECターボ車が新設定

先日、ホンダのコンパクト・クロスオーバーSUV「ヴェゼル」に1.5L ガソリン直噴 VTECターボ仕様が追加設定された。「TOURING Honda SENSING」という名を与えられた新グレードに搭載されるエンジンスペックは最高出力:127kW、最大トルク:220Nmというもので、その車格を考えれば十分にパワフル。かつて2014~2016年にはSUV販売ナンバーワンのポジションについていたヴェゼルに再び栄光を取り戻すことができそうなパワフルなユニットだ。

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■メーカー希望小売価格は290万3040円

ただし、ヴェゼルのターボ車は最上級グレードとしての位置づけで、メーカー希望小売価格は290万3040円とハイブリッドよりも高価になっている。そのためか、駆動方式はFFだけの設定だ(AWDにすると、さらに高くなってしまう)。

じつはエンジンスペックは、ホンダ・シビックセダンと同等で、BセグメントのクロスオーバーSUVにCセグメントのエンジンを載せたという見方もできる。そう考えると、メーカー希望小売価格の設定は妥当なのかもしれないが、車格からすると高価に感じてしまうのも事実だろう。というのも、ヴェゼル・ターボの価格を見ていると、クラス上の「CR-V」に手が届きそうな気がしてくるからだ。

そこで、ヴェゼル・ツーリングとCR-V EXという同じ1.5LターボでFF駆動のグレードで見積もりを作ってみることにした。


■CR-Vの入口価格は323万280円だが…

ヴェゼルのボディカラーには、ターボ追加と同時に設定された新色の、イメージカラーともいえばプレミアムクリスタルブルー・メタリック(5万9400円高)をチョイス。さらにメーカーオプションとしてインターナビ+ETC車載器を装着。すると諸費用を除いた車両総額は330万8040円となった。

一方、CR-V EXには3列シートもあるが、ヴェゼルとの比較ということで2列シートの5人乗り仕様を選択。ボディカラーはミッドナイトブルービーム・メタリックとした。CR-Vの場合はインターナビなどが標準装備だ。そうして計算すると、車両価格は327万3480円。5人乗車でFFのクロスオーバーSUVとして考えると、じつはCR-Vのほうがオトク感のある価格設定なのだ。

ヴェゼルには助手席パワーシートが付いたり、ウルトラスエードの専用シートが付いたりといった違いはあるが、CR-Vのエントリーグレードであってもシート地こそファブリックながら運転席の8ウェイパワー仕様は標準装備であるし、18インチアルミホイールも標準装着されている。

なにより、CR-Vのターボエンジンは最高出力:140kW、最大トルク:240Nmと1.5L VTECターボとしては最強のスペックを誇る。それでいてレギュラーガソリン仕様なのもうれしい。

ヴェゼルとCR-Vは車格が異なるので、そもそも比較するユーザーは少ないかもしれないが、スペックと価格を見ていると、後者がお買い得に思えてくる。誕生したばかりのヴェゼル・ターボを貶すつもりはないが、装備が充実したCR-Vの魅力を再確認させられた。

文:山本晋也
自動車コミュニケータ・コラムニスト

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