もくじ
ー 1台限りのプロトタイプ
ー エヴォーラ414E 現在の価格は?
ー ロータス電動化の原点
1台限りのプロトタイプ
ロータス・エヴォーラ414Eは、2012年にロータスがレンジエクステンダー付きハイブリッドとして製作したプロトタイプだ。1.2ℓ3気筒エンジンをレンジエクステンダーとし、15kWhのバッテリーと2基の電気モーターを搭載。フルスロットルを要求した時は、エンジンが直接ホイールを駆動する。
0-100km/h加速は4.4秒、最高速度は214km/hの性能を誇る。使用されたパワートレインは量産には至らなかったが、ロータスはこのプロトタイプを実業家であるスチュアート・モニュメントに売却した。
「当時、彼らは資金的に困っていたので、製作したプロトタイプなどを売却したのだと思います。幸いにもわたしはその1台を買うことができました」とモニュメントは話す。「わたくしのようなロータスのファンに売却できたことは非常に重要だったと思っています」と加えた。
モニュメントはロータスのスタッフなどを雇い、再びエヴォーラ414Eを復活させ、地元の飛行場で走らせたりもした。だがそれ以来、ガレージに眠っているままだという。
彼は売却希望額を明かしてくれた。
エヴォーラ414E 現在の価格は?
「非常にユニークだし、クルマ好きなら誰しもがやりたいことだと思う」と彼は言う。このクルマは公道走行可能ではないが、シャシーナンバーなどは付与されているため、登録は可能ではないかとモニュメントは話す。それに、予備のバッテリーも2個付いている。
モニュメントはこのエヴォーラ414Eに加え、エヴォーラのカットモデルも購入したが、結局ジーリーホールディングス傘下になったロータスが買い戻している。現在売りに出しているエヴォーラ414Eもロータスが買い戻すかは不明。
ちなみにその売り値は、15万ポンド(2140万円)だという。
驚くことに彼は、アクティブサスペンションを搭載したロータス・エスプリのプロトタイプも所有しているというではないか。
エヴォーラ414Eは日産、ジャガー・ランドローバーなどの自動車メーカーに加え、トランスミッションのエックストラック、電気モーターのEVOエレクトリックなどの企業との共同プロジェクトであった。
ロータス電動化の原点
政府から1900万ポンド(27億円)の資金援助を受けたプロジェクトはエヴォーラベースのインフィニティ・エマージEというプロトタイプも誕生させた。
同じようにロータスをベースとしたテスラ・ロードスター並みに歴史的価値が高いとは言えない。しかも通常のエヴォーラの総重量は1382kgだったが、エヴォーラ414Eはそれよりも377kg重い総重量である。
だがロータスが今電動化を進める中、このエヴォーラ414Eはロータスが打った重要な布石だったのではないだろうか? われわれはエヴォーラ414Eの試乗記の最後に「今後おそらくこのクルマを買う機会はないだろう」と締めたが、それは間違っていたようだ。
1台だけのエヴォーラ414Eハイブリッド、詳細画像もあわせてご覧いただきたい。
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