もくじ
ー V40「間接的な」後継モデル
ー 電動化との強い関係性も
コンパニオン大特集(5) 東京オートサロン2019 画像70枚
V40「間接的な」後継モデル
ボルボV40の間接的な後継として、今後3年以内にSUVクーペが登場する可能性がある。売り上げに貢献するため、また電動化に対応する必要があるためだ。
ボルボの欧州部門を統括するレックス・カースメーカーズはAUTOCARに対し、V40に直接的な後継モデルが登場することはないと認め、車高が高い別のモデルがそれに取って代わるだろうと語った。
彼は既存の40、60、90という3つのシリーズによって、ボルボが年80万台の世界販売台数を達成できると確信している。しかし「おそらく今後2~3年以内に、40シリーズには他のボディスタイルが必要になるでしょう」と付け加えた。
「わたしたちはもっと創造的なことをやらなければなりません。だからV40の(直接的な)後継モデルを用意しないと決めたのです」
カースメーカーズは、その将来登場するモデルがSUVクーペであると明言したわけではない。しかし、それがV40より車高の高い、乗り降りが楽なモデルになることを認めた。
車高の高いクルマはまた、ボルボが今後全ての新型車で計画している電動化も容易になる。「完全に電動化できないクルマを発売することはできません」とカースメーカーズは語る。
V40は現在、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、電動パワートレインの全てに適応できるボルボのCMAやSPAプラットフォームを採用していない唯一のモデルである。現行のV40は、遡ること2003年に開発されたフォードのグルーバルCプラットフォームを採用しており、これは電動化に対応していない。
その新型モデルの開発が現在進行中であることをカースメーカーズは認め、今後2年以内に準備が整うことを願っていると語った。そのクルマは他のボルボ車と同じパネルをいくつか共有することになるという。
電動化との強い関係性も
彼は現行のV40が今年中に生産終了となることに触れ、「新型モデルの発表まで長くは待てません。このセグメントにおけるシェアを失いたくないのです。市場の大部分はカバーできると確信していますが、熱烈なハッチバック・ファンは別です」と語った。
そのためにも、新型車はSUVのXC40よりわずかに低く、流麗なルーフラインを持ち、既存のハッチバック・オーナーにアピールすると同時に、XC40とは十分に差別化されたモデルになるだろう。
そのデザインは、間もなく登場する電気自動車ポールスター2と同じ方向になる可能性が高い。ポールスター2はボルボが2016年に発表したコンセプト40.2の市販バージョンになると思われる。
昨年のV40の販売台数は7万7587台で、2017年より23%減少した。それに対し、XC60は2018年に18万9459台も売れている。販売開始から最初の通年を2019年に迎えるXC40は、15万台の売り上げが予想されている。
カースメーカーズによれば、ここ数年続いているSUV人気を反映し、ボルボでは多くの顧客がV40からXC40に乗り換えるのを見ているという。
SUVの人気が高いにも関わらず、カースメーカーズは60と90シリーズのセダンやエステートにも言及し、「われわれは背の低いクルマの提供も続けます。その需要があると信じているからです」と付け加えた。
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