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ニューモデル 2019.1.7

【Ninja ZX-6R試乗レポ】性能が過激すぎて、市街地ではその実力を堪能しきれず……。

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このNinja ZX-6Rはまさに「レーサーレプリカ」系のモデルだ。単なるスーパースポーツの枠におさまることなく、そのパフォーマンスとキャラクターはある種頂点を究める勢いがある。実際その乗り味はとてもエキサイティングなのだ。REPORT⚫️近田 茂(CHIKATA Shigeru)PHOTO⚫️山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

カワサキ Ninja ZX-6R・・・・・・1,328,400円~

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 Ninja ZX-6Rに跨がるといつもとは前方の景色が違っている。前が見えないのである。のっけから誤解を招く書き出しをしてしまったが、前傾姿勢がきついバイクに乗るのは久しぶりの事。頭を一生懸命持ち上げても、フルフェイスヘルメットの窓枠上辺が邪魔して直前上空の視界がケラレてしまうのだ。正直言ってこの感覚は懐かしい。その昔レースに出ていた頃は、前屈(伏せ)姿勢でも前が見えるように特注のヘルメットを使っていた事など、かつての記憶が蘇って来た。

 コイツは生半可な気持ちで楽しめるバイクではない。人に例えるならアスリートそのもの、走る、止まる、曲がるの3要素に最高レベルのポテンシャルを追求して作られた。過激なレプリカ系と形容するに相応しい、至高のスーパースポーツバイクなのである。

 少し高めにセットされたシート位置にバックステップ。低く身構える事ができるセパレートハンドル。そして下半身から上体の胸に至るまでマシンと一体化できる絶妙なライディングポジションの全てはスポーツライディングを楽しむためにデザインされている。

心身ともに引き締まる思いで走らせると、気分が高揚する

 エンジンを始動するとファーストアイドルは2000rpm弱。暖機と共に徐々に回転が下がり、通常のアイドリングは1300回転に落ち着ちつく。オドメーターは僅か2kmと言う慣らしもされていないド新車だけに、慎重にスタートさせ、乗り味とマシン(あえてこう呼びたい)の様子を伺うことにした。

 軽いクラッチを握り、カチッとした踏み応えのチェンジペダルでローギヤにいれる。発進後5000rpmまで回した時の速度は38km/h。このクラスのバイクとしては、低めのギヤリングだ。そこに至る低速域のトルクも十分だが、さっさと本領発揮できる上の回転域を駆使して刺激的な高性能を楽しんで欲しいとマシンに催促されている気分である。

 実際5000rpmからはトルクの膨らみ方が逞しくなり8000rpmからの噴き上がりはさらに強烈になる。レッドゾーンは16000rpmから。さすがに慣らしの出来ていないエンジンを酷使する気分にはなれなかったが1万rpmを超えるとタコメーターの針が追いつかないほどの俊敏さを披露。改めてサーキットで試乗してみたいと思わせるエンジンフィーリングだ。。

 車体もサスペンションも固いが、前後サスは初期作動性に優れ、実に巧みに仕事をこなしてくれる。荒れた路面でもゴツゴツ感は少ない。さらに全く癖を感じさせないニュートラルな旋回特性が秀逸。近所の交差点を曲がっても、峠の高速コーナーを抜けるのにも無駄な力を使うことなく、思い通りのラインを綺麗にトレースしていく操縦性には、誰もが感心させられることだろう。

 ついつい気持ちもエキサイトし、低くイン側に構える前傾姿勢でコーナーリングすると旋回Gと共に自分の胸がタンクに押しつけられ、それが後輪のグリップを増し、さらにスロットルONしていける感覚になる。まさにピュアなスポーツバイクとしての走りを楽しめる醍醐味がそこにある。

 年甲斐もなくそんな気分になってしまった事実には自分でもビックリである。イヤイヤむしろアンチエイジング用マシンとして日々エクササイズに励むと良いのかもしれない。全身の筋力をバランスよく駆使することで、初めて上手く扱える。気持ちも熱くなる走りを堪能すれば、心地よい疲労感に包まれることは請け合いなのだ。

 若ければ欲しくなること間違いなし。そういう考えが浮かんだ事に、自分でも苦笑いである。あくまで個人的な本音を言うと、若いハートを保つためにこういうマシンに乗っていたい。心身のバランス良い覚醒に最適ではないだろうか。これでのんびりとしたツーリングに出かけようとは思わない。しかし早朝出発で空いた峠道までひとっ走りして気分を高揚させるにはとても良い。

 経済的にゆとりがあるならば、あえてレース専用モデル (924,480円)の方を購入して、トランスポーターに積んで各地のサーキット巡りを楽しむのもなかなか楽しそうである。その方がZX-6Rのポテンシャルを持て余すことなく、その高性能な魅力を存分に満喫できるからなのだが、もちろん保安部品付きのZX-6Rでサーキットのスポーツ走行も街乗りもダブルでを楽しむのも捨てがたい……。ZX-6Rは我々に贅沢な悩みをもたらすバイクなのである。

足つきチェック(ライダー身長170cm)

ディテール解説

⚫️主要諸元

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(MotorFan MotorFan編集部 近田 茂)

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みんなのコメント

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  • sa2*****|2019/01/08 02:49

    違反報告

    既にエンジン制御は、過激でない領域の使いやすさを兼ね備えており、「636の意義をあらためて実感」等、一般ユーザーのたのしみ方を表現しないと、スーパースポーツはいつまでも過激な乗り物と認識され続けます。ただし、シートには座らず疲れないない乗り方の存在が前提となる点、理解できる方がジャーナリストにほぼ存在しないので、無理なハナシかもしれませんが。

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