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ニューモデル 2018.12.19

新型BMW 3シリーズ M340i xドライブ プロトタイプをサーキット初試乗  本物のドライバーズカー

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もくじ

どんなクルマ?
ー 3シリーズ初のMパフォーマンスモデル
どんな感じ?
ー 四輪駆動ながら運転が楽しい
「買い」か?
ー 本物のドライバーズカー
スペック
ー BMW M340i xドライブ プロトタイプのスペック

    新型BMW 3シリーズ 320d(G20)に初試乗 フルモデルチェンジ 走りは健在

どんなクルマ?

3シリーズ初のMパフォーマンスモデル

BMW 3シリーズの歴史に関して一家言を持つような人物であれば、このクルマの真の姿が見えているのかも知れず、わたしなどの出る幕ではないだろう。

しかし、このクルマは、これまでクルマ好きを自認するひとびとを惹きつけ、カンパニーカーを与えられるような企業の重役連中を虜にしてきた3シリーズとは異なり、1977年以来初めて直列6気筒エンジンを積んでリアを駆動するモデルではない。

これはおかしな状況だろうか? そして、このクルマは運転好きを3シリーズのトップモデルから遠ざけてしまうことになるのだろうか?

これまでのテストで、330iが積む259psを発揮する4気筒ターボは決して2流のエンジンなどでないことが分かっており、330dに搭載される6気筒ディーゼルも同じことが言えるだろう。


それでも、これまで3シリーズの魅力となってきたのは、数を減らしつつも、いまも存在するリア駆動とパワフルでスムーズな直列6気筒エンジンのコンビネーションにあったことは間違いない。

だが、そうした魅力をさらに増したのがこのM340iであり、少なくとも数年はかかるだろうが、3シリーズに君臨するMパフォーマンスモデルとして、本物のドライバーズカーとして認められることになるだろう。

少なくとも来年半ばまでM340i xドライブが販売されることはないが、BMWは最近行われた国際発表会で、ほぼ量産モデルに近いプロトタイプの試乗機会を与えてくれた。そして、その結果は十分安心できるものだった。この四輪駆動の3シリーズでも、リア駆動モデル同様のバランスと落ち着き、そしてアクセルを使ったコントロール性が狙い通りに実現されていた。

すでにBMWではそのMモデルによって、四輪駆動が鮮烈なドライビングフィールを阻害するものではないことを証明しており、いまやその手法をMパフォーマンスモデルにも展開しようとしている。Mパフォーマンスモデルでは、現行M5のように完全リア駆動となるモードは設定されないかも知れないが、M340iを見る限り、その必要はなさそうだ。

どんな感じ?

四輪駆動ながら運転が楽しい

374psと51.0kg-mを発揮する改良型B58エンジンを積むM340iでは、Mスポーツサスペンションとステアリング、さらにはブレーキとともに、パワーで劣る330iと330dではオプションとなる電子制御式リアディフェレンシャルが標準となる。

BMWが新たに開発した車高対応型ダンパーが標準となるが、アダプティブMスポーツサスペンションもオプションで選択可能だ。プロトタイプにはMスポーツサスペンションが装着されていたものの、今回の試乗はポルトガルにあるポルティマンのサーキットに限定されており、このアダプティブダンパーがもたらす乗り心地についての評価は次の機会を待つ必要がある。

一方で気になるのはタイヤ選択だ。BMW UKは未だこのG20世代の3シリーズでランフラットタイヤを履くことになるホイールとサスペンションの組み合わせを明らかにしていないが、近年3シリーズでは大径ホイールを履くMスポーツモデルにランフラットタイヤを、Mパフォーマンスモデルでは非ランフラットタイヤを選ぶ傾向がある。今回テストしたプロトタイプが履いていたのはミシュラン・パイロットスポーツ 4Sだった。


M340iでは可変レシオを持つステアリングシステムを採用しているが、先代3シリーズに比べ、その存在はあまり気にならず、フィールも一定に感じられた。さらに、ますますダイレクトになるステアリングレシオに対応しつつも、オーバーアシストな様子はほとんどなく、ドライバーはフロントタイヤのグリップをステアリングから十分感じとることができ、タイトなコーナーでも安心して、直観的且つ自然にステアリング操作を行うことができる。

サーキットでは、3シリーズ伝統の優れたコーナリングバランスによって、先代340iのようにパワフルで純粋なリア駆動モデルよりも、ターンインでは安定した挙動を示す。中速コーナーでは、ステアリングを1/4ほど切ってからアクセルを踏み込むとライン取りは自由自在であり、少なくともコーナー出口で同じ量のカウンターステアを当てる程度であれば、その巨大なトルクも、xドライブシステムを持つリアがしっかりと受け止める。

現代の四輪駆動モデルにもフロントへのトルク伝達が急激に増えたように感じられるクルマもあるなかで、M340iは50:50を越えても、そうしたフィールを感じさせることはない。4WDであるかどうかにかかわらず、まさにこうしたすべてがM340iをドリフトをも楽しむことのできるモデルにしている。

BMWが行ったエンジンラインナップの見直しにより、このクルマが積むストレート6に課された使命はより明確になった。そして、まさにその狙い通りのエンジンとして、M340iのスムーズな加速性能に不満を覚えることなどほとんどないだろう。

「買い」か?

本物のドライバーズカー

3シリーズとしては、M340iは非常に重いモデルだといえる。コーナーでは特筆すべき落ち着きとダイレクトさを見せるものの、真の滑らかさという意味では、アダプティブダンパーは大きな衝撃を吸収するような場面で若干その車重を持て余しているように感じさせ、さらに条件が厳しくなるとボディコントロールにも乱れが生じる。

公道ではこのダンパーの真価が問われることになるが、その落ち着きも完ぺきではないことが明らかになるのかもしれない。次の機会を待ってみよう。


それでも、このクルマが本物のドライバーアピールをもつスポーツサルーンであることに変わりはない。特別なドライブフィールを感じさせてくれる3シリーズが欲しいというなら、新型M3やアルピナB3の登場を待つ必要はないかも知れない。

BMWがパフォーマンスモデルとしてMのサブブランドを誕生させてから約7年が経過しているにもかかわらず、3シリーズにMパフォーマンスバージョンが登場していないというのは奇妙なことであり、ミュンヘンはこの状況に変化をもたらそうとしているのかも知れない。

BMW M340i xドライブ プロトタイプのスペック

■予想価格 4万7000ポンド(671万円)
■全長×全幅×全高 
■最高速度 249km/h(制限値)
0-100km/h加速 4.4秒
■燃費 13.3km/ℓ
■CO2排出量 172g/km
■乾燥重量 未発表
■パワートレイン 直列6気筒2998ccターボ
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 374ps
■最大トルク 51.0kg-m
■ギアボックス 8速オートマティック

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(AUTOCAR JAPAN マット・ソーンダース)

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