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ニューモデル 2018.12.13

11月の日産の販売、ゴーン・ショックの影響は? 「2018年11月に売れた日本車」

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Q:11月の日産の新車販売、ゴーン・ショックの影響は?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)A:新車販売の成績面では影響なし。

    ルノーの日本販売、ゴーン・ショックの影響は? 「2018年11月に売れたインポートカー」

速報値で登録車が前年同月比42.2%増の2万9563台、軽自動車が同15.3%増の1万6029台と、いずれも2ケタ増を達成した。前年は完成検査不正問題が発覚して一時出荷を停止していたために反動増が出たのに加え、ノートやセレナといった人気車が販売を牽引したことが、好成績となって表れた。

11月の新車販売、登録/軽ともに前年超え

日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が金融商品取引法違反の疑いで11月19日に逮捕され、それに伴い日産および三菱自動車の会長職を解任されるなど、激震が走った日本の自動車業界。市場ではこの大事件が新車販売にどれくらい影響するか懸念されたが、現時点では成績面でマイナスは出ていないようだ。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2018年11月の全体での国内新車販売台数は、前年同月比8.6%増の44万1940台と2カ月連続で前年実績を上回る。カテゴリー別では、

・登録車:同8.3%増の27万9594台(2カ月連続での前年超え)
・軽自動車:同9.2%増の16万2346台(5カ月連続のプラス)

を成し遂げた。

登録車のブランド別新車販売台数では、速報値でトヨタ自動車が前年同月比4.6%増(13万103台)、日産自動車が同42.2%増(2万9563台)、ホンダが同3.8%増(3万2349台)、マツダが同48.1%増(1万5097台)、スズキが同23.9%増(9592台)、三菱自動車が同26.3%増(3624台)の好成績を記録する。一方、ブランドイメージの悪化が長引くスバルは同3.0%減(9977台)と13カ月連続での前年割れとなった。

軽自動車のブランド別では、速報値でスズキが前年同月比12.1%増(4万9781台)、ホンダが同7.8%増(3万1837台)、日産自動車が同15.3%増(1万6029台)と好セールスを達成したものの、シェアトップには同6.8%増(5万1931台)を記録したダイハツが2カ月連続でついた。

市場の動きに関して業界団体の関係者は、「いわゆるゴーン・ショックによる新車販売への影響は今のところ表面化していない模様で、日産自動車は登録車と軽自動車ともに前年同月比で2ケタ増を達成した。前年は完成検査不正問題が発覚して一時出荷を停止していたために反動増が出たことに加え、ノートやセレナのeパワーモデルといった人気車が販売成績を押し上げた。三菱自動車は軽自動車で一服感が出たものの(前年同月比3.6%減の4658台)、登録車は2ケタ増を成し遂げている。市場全体としては、夏から秋にかけて発売された新型車が好調な売れ行きを示している」と解説する。

今後の見通しについては、「前述の通り、ゴーン・ショックはクルマ本体に関わることではないため、販売面における影響は限定的で済みそう。ただ新たな検査不備も発覚したため、今後の対策如何ではブランドイメージの悪化につながるかもしれない。一方で新体制への移行は日本市場における販売戦略の改善につながる期待もできるので、今後注目していきたいところだ。市場全体で見ると、月販目標台数を大きく上回る受注を獲得した新型車が数多く登場しており、また販売を伸ばしそうなニューモデルや特別仕様車が年末商戦に向けて相次いでデビューする予定なので、成績面ではプラスを維持する可能性が高い。一方、経営体制や検査機構の再構築を図っているスバルの動向は気になるところ。本格的な回復には、もう少し時間がかかるかもしれない」と分析した。

2018年11月 車名別販売台数ランキング

(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会)1位 ホンダN-BOX 1万9485台
2位 スズキ・スペーシア 1万1812台
3位 ダイハツ・ムーヴ 1万1442台
4位 日産デイズ 1万1420台
5位 ダイハツ・タント 1万1102台
6位 トヨタ・アクア 1万200台
7位 トヨタ・シエンタ 1万47台
8位 日産ノート 9648台
9位 ダイハツ・ミラ 9154台
10位 トヨタ・プリウス 8762台

11位 トヨタ・カローラ 8555台
12位 ホンダ・フィット 7983台
13位 トヨタ・ヴォクシー 7545台
14位 スズキ・ワゴンR 7283台
15位 トヨタ・ヴィッツ 7219台

ホンダN-BOX 15カ月連続首位

月間の乗用車の車名別ランキングでは、“軽高登低” の配置が続いている。首位についたのは昨年9月に全面改良を行い、今年の11月には特別仕様車のカッパーブラウンスタイルを設定したホンダN-BOXで、前年同月比7.2%減ながら1万9485台の販売を達成して15カ月連続でのトップに立った。続く第2位には、同70.4%増の1万1812台を販売したスズキ・スペーシアが1つ順位を上げてランクイン。前月第2位のダイハツ・ムーブは、同6.9%減の1万1442台で第3位に順位を落とす。さらに、第4位には同32.4%増の1万1420台で日産デイズが、第5位には同20.5%増の1万1102台でダイハツ・タントがランク入りし、2カ月連続でトップ5を軽自動車が独占した。

登録車でトップのトヨタ・アクアは、同2.2%増の1万200台で第6位に位置。また、9月に2列シート車を新設定するなどマイナーチェンジを実施したトヨタ・シエンタは同35.1%増の1万47台で第7位、9月にe-パワーニスモSを追加した日産ノートは前年の出荷停止の反動もあって同40.0%増の9648台で第8位、トコットの販売が堅調なダイハツ・ミラは同20.7%増の9154台を成し遂げて第9位に入った。トップ10を一覧すると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、13カ月連続である。

注目の新型車の販売成績を見ていこう。6月にハッチバックモデルのスポーツ、8月にスポーツのMT車を追加したトヨタ・カローラは前年同月比2.1%増(8555台)を達成して第11位に、6月末にフルモデルチェンジを実施したトヨタ・クラウンは同201.3%の大幅増(7164台)で第16位に、9月に仕様の一部向上を図った日産セレナは前年の出荷停止の反動もあって同111.8%の大幅増(6760台)で第18位に位置。

10月に一部改良を行ったトヨタ・アルファードは同106.5%の大幅増(5601台)で第23位、トヨタ・ヴェルファイアは同21.8%増(3718台)で第34位に、11月に商品改良を敢行したマツダCX-5は同65.0%増(5193台)で第24位に、10月にマイナーチェンジを実施したトヨタ・パッソは同20.9%増(5096台)で第25位、兄弟車で新グレードのスタイルを追加したダイハツ・ブーンは同69.1%増(1055台)で第59位に、11月に改良モデルを発売したスバル・インプレッサは同12.3%増(4822台)で第26位に入る。

また、8月にSKYACTIV-G 1.5を搭載するなど商品改良を実施したマツダ・デミオは同72.8%増(3172台)で第40位に、7月にフルモデルチェンジしたスバル・フォレスターは同161.6%の大幅増(3053台)で第41位に、やはり7月にフルモデルチェンジし、受注台数の多さからさらなる増産体制に入る計画のスズキ・ジムニーは同57.7%増(1861台)で第51位にランクインした。

さらに、11月よりハイブリッドモデルの販売をスタートさせたホンダCR-Vは2155台を登録して第44位に、11月末に商品改良を行ったマツダCX-8は同173.3%の大幅増(1984台)で第48位に食い込む。7月に市場に放たれた新型軽バンのホンダN-VANは、月販計画3000台を上回る5563台の販売台数を達成した。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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