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ニューモデル 2018.12.11

【試乗】トヨタ新型スープラがみせた操作に忠実なコーナリング! 発売までにウエット性能のアップデートに期待

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 86より100mm短いホイールベースがハンドリングの良さに貢献

 最終型から15年以上経った現在でも、世界中に多くのファンを持ち根強い人気があるトヨタスープラ。その5世代目となる新型スープラ(A90)が、いよいよ2019年のデトロイトモータショーでワールドプレミアとなる。先行してプロトタイプに試乗する機会を頂いたので、早速その試乗インプレッションをお伝えしよう。

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 今回の先行試乗会ではクルマの細かいスペックを伝えることよりも、まずはクルマそのものを味わってほしいというメーカーの思いから実現したものだ。正式なスペックや全貌は1月の発表を楽しみに待って頂きたい。

 試乗時に明かされた情報は極めて少なく、大部分がいまだベールに包まれているが、開発陣の高い目標とこだわりのもとに生まれたピュアスポーツカーなのだということはすぐに理解できた。

 新型スープラはBMWとの共同開発で進められたのだが、どのようなプラットフォームを作るのかという根底の部分からトヨタとBMWの2社での協議・開発が始められ、大もとの骨格ができあがったところからトヨタとBMWはそれぞれのクルマ作りをスタートさせている。BMWから得たスポーツカーに留まらないあらゆる技術は、今後のトヨタのクルマ作りにとって貴重な経験値となるだろう。

 スープラの伝統として歴代モデルから引き継いだもの、それはFRレイアウトと直列6気筒エンジンだ。その上で、新型スープラを究極のハンドリングマシンにするという目標のもと、開発を進めてきたという。そのためにボディ剛性を高めることから着目。ボディ全体を使った剛性の高さではなく、とくにフロアの剛性を高めることに力を入れている。

 フロアの剛性を上げることでボディ上部の重さが減り、重心高を下げられたことで高次元でのハンドリングに貢献した。実際に新型スープラは86と比べ2.5倍、カーボンボディを使ったレクサスLFAよりも高い剛性と、86よりもさらに低い重心高を実現している。

 外観からすぐにホイールベースの短さが際立つが、86と比べ100mm短いとのこと。さらに前後重量配分も50:50を実現し、すべての速度域での高コントロール性と安定感を確保させた。幅広いトレッドとショートホイールベース、重心高の3つに重点を置き開発することで、開発陣の目指す究極のハンドリング性能を得たのだ。

 究極のハンドリングマシンを作るにあたり、通常であれば車両開発のテスト走行はほとんどがテストコースだったが、今回はその9割近くを一般道で作り上げたというところにも驚きだ。

 搭載されている3リッター直6ターボエンジンは、トヨタ車の中では異色のエンジン音を奏でる。アクセルを踏み込めばエキゾーストサウンドは高々と鳴り、力強く一気に加速する。そしてアクセルオフやシフトダウン時のパンパンという破裂音が、自然と笑顔を呼び起こすのだ。

 トルクは1600rpm付近でピークトルクに達するフラットトルクになっており、スロットル操作にリニアに反応するトルク特性を持たせている。トランスミッションは8速ATを採用しているのだが、ツインクラッチにも遜色ないシームレスでスムースな加速が体感できた。

 さらなるアップデートで市販モデルがどう進化するのか期待

 ステアリング特性はセンター付近にしっかりと芯がありながらも、ステアリングを切り始めるとクセのない気持ちのよいコーナリングを堪能することができる。試乗した日は大粒の雨が降るあいにくのコンディションだったが、クルマの回頭性の良さはワインディングが続く道をどこまでも走りたくなる、そういう味付けになっていることが容易に想像できた。

 その味付けを支える要素のひとつにアクティブディファレンシャルがある。電子制御によってロック率を0~100%まで無段階調整でき、全自動で最適な路面状況に合わせて制御を行う。ロック率を変動させることで高い直進安定性を得られ、コーナーでは進入時から立ち上がりまで細かい制御を行うことで気持ちの良いコーナリングを実現している。

 今回試乗したプロトタイプはまだ市販モデルではなく、今後さらなるアップデートを控えているとのことだが、マシン特性はドライ路面に振ったセッティングになっている印象を受けた。現状のセッティングであってもドライ路面であればハイレベルな走りが味わえる、そんなポテンシャルを感じることができた。最終決定した市販モデル車両の試乗がとても楽しみだ。

「新型スープラの目指すところ、それはスポーツカーとしての中立点」と開発責任者の多田哲哉さんは言う。ドライバーのスキルや走行環境に左右されないクルマ、モータースポーツ含めてどの方向にも進むことができる。クルマの味付けも各国に合わせるのではなく、世界共通で進めているとのこと。クルマを作る最初の段階から将来広がっていくであろう先の世界を考え予想しながらクルマ作りをしているのだ。

 たとえばボディのデザインでは今後のモータースポーツに投入する際にとても重要な要素が込められているという。そういう“幅広い可能性”を持ったクルマに仕上げたいと思いを話してくれた。

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(WEB CARTOP 番場 彬)

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