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ニューモデル 2018.11.29

アウディeトロンGT 完成「きわめて間近」 製品化は2020年 LAショー

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もくじ

ー eトロンGT「きわめて完成に近い」
ー 外観 風洞実験から得たインスピレーション
ー 内装 現代的で持続可能なマテリアル
ー 性能と航続距離 駆動システム
ー 充電時間を短縮 800V充電システム

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eトロンGT「きわめて完成に近い」

「アウディeトロンGTは、2020年の製品化にむけて『きわめて完成に近い』状態になりました」。そう説明するのはマーク・リヒテ。アウディのデザインチームを率いる男だ。

既に生産が開始されているアウディeトロンSUV、2019年に登場する予定のアウディeトロン・スポーツバックに続く3番目のモデルがLAモーターショーで発表された。

「フラットなフロア・アーキテクチャーを備えたこのクルマは、エキサイティングなプロポーションと低い重心を特徴としています」とアウディはコメントする。

590psの最高出力により、スポーツカーに匹敵するパフォーマンスを発揮。駆動トルクは、トルクベクタリング付きクワトロフルタイム4WDシステムを介して4輪へと伝達される。

このコンセプトカーを、量産モデルへと移行する作業は、アウディのハイパフォーマンスモデルを開発している子会社、アウディ・スポーツGmbHが担当する。

外観 風洞実験から得たインスピレーション

全長4.96m、全幅1.96m、全高1.38m。軽量な4ドアクーペのボディは、マルチマテリアル構造を使用して製造されている。

構造は、カーボン製のルーフ、数多くのアルミニウム製コンポーネント、そして高強度鋼から製造されたサポートエレメントから構成されている。このテクノロジーは、ポルシェと密接に協力して開発された。

リアエンドまで流れるような弧を描くアウディeトロンGTコンセプトのルーフラインは、アウディの美しいデザインを象徴するスポーツバックのスタイルを反映しているという。

現在のアウディモデルと比較した場合、リアに向かってキャビンが大きく絞り込まれたデザインが印象に残る。

幅広いライン、ボディに設定された数多くの機能エレメント、ホイールアーチのエアベント、そしてソリッドなリアディフューザーは、風洞実験室から生み出されたもの。燃料消費量を削減する優れた空気抵抗係数と低い揚力係数が、このクルマのデザインの視覚的特徴となっている。

前後ホイールアーチ間のシル部は、外側に張り出している。このシル部は、アウディeトロンGTコンセプトのエネルギー源であるバッテリーが、この位置に搭載されていることを暗示しているのだという。

5本ツインスポークのホイールデザインも、視覚的な統一が図られている。空気抵抗を削減しながらも、ブレーキディスクを冷却するためのエアフローを最適化。285/30サイズのタイヤを装着する。

アウディデザインを象徴するシングルフレームグリルは、これまでに発表された2種のeトロンSUVと比較すると、より水平基調になっている。グリルの上部には、ボディカラーで塗装されたカバーが装着される。

ボディカラーには、キネティックダストと呼ばれる、チタニウムにも似た暖色系のダークカラーが採用されている。このカラーは、光の角度や動きに応じて、ボディ表面にコントラストを生み出す。ウインドウフレームとホイールに採用された、暖色系の艶消しアルミニウムエレメントによって、この光の効果がさらに強調されるという。

内装 現代的で持続可能なマテリアル

4ドア、4シーター、そして2.90mのホイールベースにより、アウディeトロンGTコンセプトのインテリアは、日常ユースにおける高い実用性を提供するという。

ここでは、インテリアの中心的要素として、運転席に視覚的な焦点が当てられている。

センターコンソール、トップセクションの大型タッチスクリーン、ドアレール及びコックピットのラインがドライバーを取り囲むように設置され、各種機能やインフォテインメントをはじめとする操作系は、人間工学的に最適化されているそうだ。

インストゥルメントパネル上部には明るい色が採用され、フロアに向かうに従って徐々に暗くなっていく。これによって、幅広い印象を生み出すという。

アウディeトロンGTコンセプトには、動物由来の素材は一切使用していない。インテリアの素材は、すべて植物由来のものだ。シート地やトリム地には、合成皮革を使用。シートクッション、アームレスト、センターコンソールには、リサイクル繊維で作られたファブリックを採用している。

ヘッドライニングとウインドウピラーのトリムは、マイクロファイバー素材によるもの。ディープパイル起毛のカーペットでさえも、「ECONYL」と呼ばれる、使用済みの漁網で作られた再生ナイロンを使用している。

大型のテールゲートを備えたリアコンパートメントは、最大450ℓの容量を提供します。さらに、ボンネットの下にも、100ℓの収納スペースが用意されています。

性能と航続距離 駆動システム

590psのシステム出力は、電気自動車としては非常に印象的な数値だ。前後のアクスルには、個別の電気モーターが搭載されている。

どちらのモーターも、永久磁石式同期電動機(PMモーター)です。アウディeトロンGTコンセプトには、クワトロ4輪駆動システムが搭載され、モーターが発生したトルクは、4つのホイールを介して路面へと伝達される。

電動式のクワトロは、前後のアクスル間に機械的なリンクがないため、極めて精密に作動する。電子制御システムは、前後のアクスル間だけでなく、左右のホイール間の駆動力も調整する。これによって、最適なトラクションが得られる。スリップは、それが望ましい場合にのみ許容される。

将来的に、このクルマは0-100km/hを約3.5秒で加速し、200km/hにはわずか12秒で到達することにだろう。航続距離を最大化するために、最高速度は240km/hに制限されている。

多くのライバルとは一線を画している点は、連続してフル加速を繰り返すことができるポテンシャルを秘めている点だという。通常の電気自動車であれば熱の問題によって出力が制限されるような状況でも、アウディeトロンGTコンセプトは、冷却システムによって、モーターとバッテリーのポテンシャルをフルに発揮させることが可能だ。

このコンセプトカーの航続距離は、新しいWLTPモードで400kmを超えている。必要な駆動エネルギーを供給するリチウムイオンバッテリーは、90kWh以上の容量を備え、フロント及びリアアクスル間のフロア下全体に設置されている。

回生システムによって最大で30%航続距離を伸ばすことが可能。これは、アウディeトロンGTコンセプトのようなスポーティなクルマにとっても、不可欠な要素だ。回生システムは、2基の電気モーターを使用し、電気油圧的に統合されたブレーキコントロールシステムを活用。

ここでは、3種類の異なる回生モードを組み合わせて使用している。それらは、シフトパドルのマニュアル操作によって起動するコースティング回生、予測効率アシスト経由で自動的に起動するコースティング回生、そして電気と油圧による減速をスムーズに移行するブレーキ回生だ。

0.3G以下の減速では、エネルギー回生は電気モーターだけが担当し、従来型のブレーキは使用しない。これは、すべての減速シナリオにおける90%以上に相当し、実質的に通常のブレーキ操作においては常に、エネルギーがバッテリーに戻されることになる。

アウディeトロンGTコンセプトには、高性能セラミックディスクを装備している。

充電時間を短縮 800V充電システム

アウディeトロンGTコンセプトのバッテリーは、複数の方法で充電することが可能。

具体的には、左側フロントフェンダーのフラップ内に充電用のケーブルを接続したり、アウディワイヤレスチャージングによる非接触充電を行ったりすることができる。

非接触充電を行う場合は、クルマを駐車するフロアに1次コイルを備えた充電パッドを施設して、電源に接続する。交流電流の磁場により、空間を隔てて、車両のフロアに設置された2次コイルに交流電圧が生み出される。

充電出力が11kWの場合、アウディeトロンGTコンセプトは一晩でフル充電することができる。

800Vの充電システムに対応しているため、有線による充電の方がはるかに高速だという。この方式では、現在使用されているシステムと比較して、充電時間が大幅に短縮される。バッテリーを80%まで充電するのに必要な時間はわずか約20分で、これにより、再び320km以上の距離を走行することができる。

もちろん、それよりも低い電圧で充電することも可能なため、あらゆる充電ステーションを利用することができる。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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