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ニューモデル 2018.11.9

BMW E3エステート コンディション「新車以上」 実走状態は現存唯一、販売へ

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もくじ

ー E3セダンをベースにコーチビルト
ー 当時最速のエステート
ー 類い稀なコンディションに
ー スムーズな走り 1185万円で販売中

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E3セダンをベースにコーチビルト

このクルマは世界で唯一、実走状態で現存するBMW E3エステートだ。このクルマをしらないひとのために解説しておくと、これは70年代のBMW E3セダンをベースにコーチビルドされたクルマだ。12台が製造されたといわれている。

このうち、少なくとも3台がスクラップされ、2台がワゴンに改造され、残りは行方不明だ。したがって、このJGT 587Nは現在所在が確認されている唯一の実走車両だ。

英国では1960年代や70年代にコーチビルトのエステートが登場し始めた。しかし、多くの場合それらはラドフォードやクレイフォードなどのような小規模のスペシャリストによるもので、BMWなどのような大企業が手がけることはなかった。

しかし、BMWの英国へのインポーターであるBMWコンセッショナリーズがこの特注エステートを発案したのだ。テムズ・ディットンにある英国最大のディーラー、ラングレー・モーターズの協力を得て、経験豊富なFLMパネルクラフトとともに開発にあたった。

この開発のカギとなったのは、適合するリアエンドを持つ他車を見つけることであったという。パネルクラフトのボス、ノビー・フライはクレイフォードのアイデアを借り、オースティン・マキシのリアを使うことにした。

当時最速のエステート

あまり良い案とは思えないかもしれない。しかし実際のところE3のハンサムなシャークノーズや専用のリアサイドウインドウと驚くほど良くマッチしたようだ。

量産車と同様に作られたカタログによれば、このモデルは通常のBMWと同じオプション群にくわえ、牽引バー、ルーフラック、ドッグガードなども選択可能であった。

サルーンから延長されたルーフのつぎはぎを隠すためか、すべての仕様でルーフはビニール製であった。パワーユニットやトランスミッションは複数のバージョンが用意されたようだ。

3台または4台が最速の3.0 Siをベースに作られたようだ。最高速度は当時のエステートとしては最高の217km/hであった。価格も最高であったことはいうまでもない。

当初の製作費用は不明だが、当時の他のクルマの製作費用を考えると、6000ポンド程度であったと推測される。これは現在の価値に換算すると7万ポンド(1037万円)近くになる。

類い稀なコンディションに

中でもこのJGT 587Nはあらゆる意味で究極のE3エステートだといえる。デイビッド・モーガンが14年に渡ってレストアし続けた個体だ。1981年に製作され、モーガンが1994年に購入したときはあまり良くないコンディションであったという。

モーガンは2000年代初頭に2台目のSiエステートを、さらに3台目として3.0Saエステートを購入し、このレストアの部品取りに使用した。この結果、「新車以上」の状態に仕上がったとのことだ。

2008年、彼はシカゴにあるBMWスペシャリスト、ザ・ワーク・ショップでのレストアを始めた。この頃、別の3.0Sオートマティックが発見された。しかし、他のE3と同様ひどいコンディションであり、これもまたドナーとして使われることになった。

ルーフ、ドア、シルなどの交換を含むボディシェル全体のレストアに加え、メカニカル的なオーバーホールにより、このJGTは類い稀なコンディションとなった。

おそらくこのE3は走行可能な唯一のE3エステートであり、他の個体が今後レストアされる可能性も低い。

スムーズな走り 1185万円で販売中

実際に走ってみると、当時のBMW E3同様の走行感覚が得られる。搭載されるM30型直列6気筒がリビルドされてからわずか1600kmしか走っていないことを考慮しても、そのポテンシャルの高さが伺える。

穏やかなドライバーをもってしても、アクセルを床まで踏み込みたい衝動を抑えるのは困難だろう。ショートストロークのギアボックスとスムーズなエンジンの組み合わせも素晴らしく、パワーステアリングのフィーリングも非常に正確だ。

良い知らせは、このクルマが英国のクラシック・ヒーローズから購入可能だ。一方悪い知らせは、その価格が7万9995ポンド(1185万円)であるということだ。

しかし、これほど貴重なクルマで、完璧なコンディションともなれば致し方ないともいえる。うわさによれば、BMWミュージアムも興味を示しているとのことだ。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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みんなのコメント

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  • rak*****|2018/11/09 22:39

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    「BMWだから、普通なら『ツーリング』を名乗るステーションワゴンに、あえて『エステート』を付けるなんざ、こだわりの深さを感じる」

    ・・・・・と言いたいところだが、この取って付けたような(他車流用だから当然か!)リヤゲートのブサイクさはなんだ!
    一桁安く119万円でも欲しくない、だってカッコ悪いもん!
  • hyd*****|2018/11/09 23:56

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    希少価値と言ってしまえばそれまでだが、
    さすがに高いな。1200万出すのだったら、
    現行のアルピナB3を買うわ!!
    高いレベルで実用性と希少性を兼ね備えた、
    値頃なスーパーカーだからね。
    (確か年間生産台数はフェラーリより少ないはず)
  • sak*****|2018/11/09 22:15

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    金あればほしいよ。

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