スロバキア工場 ディスカバリー生産 1500人雇用
JLRが10億ポンドの巨費を投じて、スロバキアのニトラに建設する新工場は、新型ランドローバー・ディスカバリーを生産することになる。この30万平方メートルの施設は、1500人を新たに雇い入れ、最初の段階では年産15万台とする計画だ。現時点で、この工場での生産が決定しているモデルはディスカバリーのみだが、将来的にはほかのSUVもここで製造されることになりそうだ。JLRは最近、これとは別に850人の求人を行なっている。
JLRを率いるラルフ・スペスが言うには、このプラントは彼らのグローバルな拡張プランの一環だ。JLRの各モデルはすでに、中国とブラジルにおける合弁事業で生産されており、インドやオーストリアの企業とも契約している。
「グローバルビジネスが必要とするのは、グローバルに運用できる拠点です」とスペスは語る。「ジャガー・ランドローバーの核心は、しっかりと英国に根ざしていますが、わが社の英国でのビジネスを強化し、足場を固めるのはインターナショナルな拡大のみです」。
ニトラ工場は、スロバキア政府からの財政投融資も受け、2016年から建設が続いている。
JLRのソリハル工場は先ごろ、グローバルな販売の低迷を受け、2週間の生産停止を開始した。また、XE/XF/XJといったジャガーのセダン系モデルを製造するキャッスル・ブロムウィッチ工場は、週3日操業をクリスマス時期まで続けるという。
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