デビューが待たれていた新型「トヨタ スープラ」の先行予約受付が、日本に先駆けイギリスで一足先に開始された。
スープラの属するスペシャルティカー市場(クーペ/オープンカー市場)は、日本ではシェアが1%にも満たない。となれば当然、狙いはグローバル。これまでにジュネーブモーターショー(スイス)とグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(英国)でコンセプトカーを披露していることからも、欧州市場を狙っていることがうかがえる。
さてその英国市場での販売戦略について、ひとつ注目したいことがある。それは2019年の英国における先行予約枠が、300台と限定されていること。受注はWebで行われ、トヨタの現地の公式サイトで申し込みをし、1000ポンド(約15万円)のデポジットが必要になる(キャンセル時は返金)。申込者が300名を越えた場合は、ウェイティングリストに登録され、2019年年始に予定される本格受注開始後に優先的に割り当てられるという。
先行予約が開始されたとはいえ、新型車の車両価格やスペックはおろか、エクステリアでさえカモフラージュされた姿しか現時点では公開されていないが、現地トヨタはこれまでのティザー効果のみで、300台の先行予約枠は埋まるという読みのようだ。
ではこの300台というのは多いのか少ないのか。結論から言ってしまうと、現実的な数値といえる。日本では「86」の月販台数が300~400台ほど。スープラは86の上級モデルゆえ、価格もより高額となるはずだが、年末までまだ2ヶ月半あり、新型車効果も望めることを考えれば、「まあ、それぐらいは売れるだろう」と言う数字だ。ちなみに英国の4輪車の年間販売台数は約300万台で、市場規模は日本の3/4程度である。
なお、新型スープラについてこれまでに明らかにされているのは、伝統のFR方式を採用し、搭載する6気筒エンジンは最高出力300psを超えるということ。またボディについては、強固なボディ剛性と低重心化により、優れた操縦安定性が追求されていることがアピールされている。
ともあれ、新型スープラの生産体制が整い、発表がカウントダウン状態にあるのは間違いのないところ。国内発表も楽しみに待ちたい。
※誤字を修整いたしました。失礼しました。(10月17日)
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