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ニューモデル 2018.10.12

ダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイ 試乗 ザ・マッスルカー

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もくじ

どんなクルマ?
ー 車重は2050kgでも、最高出力は797ps
どんな感じ?
ー 期待通りの笑えるほどの激しさ
ー コーナーリングも悪くない
「買い」か?
ー マッスルカー中のマッスルカー
スペック
ー ダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイ・ワイドボディのスペック

    減っているのに増えている! 「東京モーターサイクルショー」過去最多の来場者数

どんなクルマ?

車重は2050kgでも、最高出力は797ps

現行のダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャットには、6.2ℓのV8にスーパーチャージャーが組み合わされ、最高出力は707psを発生する。手懐けるのは中々厄介なクルマだ。

今回のレッドアイと名付けられたハイパフォーマンス版には、限定生産されたSRTデーモン仕様とほぼ同じメカニカルパッケージが装備されている。SRTデーモンとは、昨年、米国のアマチュア・ドラッグレーサー向けに提供されたバージョンで、最高出力は840psを繰り出し、0-400mを10秒以下で走るパフォーマンスを誇る。

レッドアイ仕様では797psと、やや絞られた最高出力が公表されているが、100オクタンのガソリンではなく、アメリカ仕様の93オクタンのガソリンを入れれば、同じ最高出力を発生することが可能だという。ちなみに日本の場合、レギュラーは90オクタンで、ハイオクは100オクタン以上となる。

どちらもスーパーチャージャーは大型化され、コネクティングロッドとピストンは強化品に換装。潤滑システムもアップグレードされている。柔軟な身のこなしのスポーツカーという訳ではないが、パワーウェイトレシオは2.57kg/tと、高性能なスポーツカー並み。

ダッジによれば車重は2050kgに及ぶが、0-96km/h加速は3.4秒で、最高速度は326km/hに達する。現代のマッスルカーの代表格といえる1台を、米国の地で確かめてみよう。

どんな感じ?

期待通りの笑えるほどの激しさ

走りは期待通りに、笑ってしまうほど激しい。

しかし、日常的な速度域なら、並外れたパフォーマンスを秘めているにも関わらず、比較的民主的な走り方をしてくれる。ややダンピングが足りていないようだが、低速域での乗り心地も柔軟で、ステアリングは軽く正確に反応する。このクルマは特にワイドボディ仕様だから、305/35ZR20というワイドなタイヤを、後付け感が隠せない大きなオーバーフェンダーで覆っている。

インテリアの素材感や漂う匂いは安っぽいが、組み立ての質感はしっかりしている。デザインはシンプルながら少し古臭ささもあるものの、気取らないクルマの雰囲気には良く似合っているように思う。ドライバーズシートに座ると、漫画にでも出てきそうなほどアグレッシブに肉付けされたボディのことを、忘れてしまいそうだ。シルキーなタッチは期待できないとしても、圧倒されそうな雰囲気は感じ取れる。

ストロークの長いアクセルペダルを、2.5cmほど踏み込めば、レッドアイのキャラクターは一変する。エグゾーストノートは大きくなり、エンジンは直ちに回転数を上げ始める。ペダルを踏み込むほどに、特にスーパーチャージャーが過給をはじめる3000rpm以上では、エンジンの発するエネルギーが急加速する。

アクセルペダルが床に付く前でさえ、チャレンジャーは全力を解き放っているように感じられるが、まだ余力が残っている。フルスロットルにすると、まるでスポーツバイクのようにスピードメーターは回転し、あっという間に驚くような数字を針が指すことになる。

コーナーリングも悪くない

かといって、メーターの数字ばかりに気を取られているわけにもいかないし、サイドウィンドウを歪むように流れていく景色に見とれるわけにもいかない。次のコーナーが迫ってくる。

ブレーキングやコーナリングでも、レッドアイが相当なパフォーマンスの持ち主だということがわかる。速すぎると思える速度でも、コーナーへのアプローチを受け入れてくれるのだ。ただ、低速コーナーの出口で、リアタイヤへ極太のトルクを送ろうとしても、スタビリティコントロールが強制的に制限をかけるから、レスポンスが削がれてしまう。レッドアイが優れたコーナリング性能を備えていたとしても、それを長所とは捉えていないかもしれないが。

また、例え電子制御がすべてオンの状態でも、レッドアイのテールは滑り、派手なアングルでドリフトさせることもたやすい。路面がドライなら、という条件付きだけれど。もしウェット状態なら、低速域での悪ふざけは、いささか危険なものになってしまうだろう。

レッドアイには、発進加速を最大化させるローンチ・トラクションコントロールも備わっているが、完全にオフにすることも可能。猛獣と対峙することも選択できるというわけ。フルパワーをかければ、リアタイヤからは派手にスモークが上がり、スロットルペダルの操作で滑り具合や姿勢を制御することも難しくはない。

楽しいとはいえ、巨大なパワーを解き放つには効果的とはいえない方法だけれど。

「買い」か?

マッスルカー中のマッスルカー

英国の場合は、限られた数ながら、並行輸入で上陸する可能性はある。しかし、ダッジ正規の取り扱いとしては、可能性はほとんどないといって良いだろう。レッドアイが大西洋を超えて来ることは難しいのだ。

米国の場合なら、コストパフォーマンスは非常に高いクルマだといえる。標準のダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイの価格は、最高出力がほぼ半分の、アウディRS5とほとんど同じに設定されている。今回のワイドボディを選ぶと、さらに6000ドル(68万円)の追加費用が必要となるが。

ダッジ・チャレンジャーは、この型が発表されてから早いもので10年が経つ。少数モデルをリリースしつつも、すでにその話題性はあまり高くはないことも事実。SRTバージョンなど、マーケティング的なシズル感を狙っているものだとはわかる。

しかし、マッスルカー中のマッスルカーとして、このモデルの魅力に気づかないことは、逆に難しいと思えるクルマだ。

ダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイ・ワイドボディのスペック

■価格 7万7045ドル(870万円・税別)
■全長×全幅×全高 -
■最高速度 326km/h
■0-100km/h加速 3.4秒
■燃費 6.7km/ℓ
■CO2排出量 -
■乾燥重量 2050kg
■パワートレイン V型8気筒6166ccスーパーチャージャー
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 797ps/6300rpm
■最大トルク 97.5kg-m/4500rpm
■ギアボックス 8速オートマティック

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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