現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 試乗 メガーヌR.S.(ルノー・スポール)新型 4コントロール/6EDC

ここから本文です
ニューモデル 2018.10.7

試乗 メガーヌR.S.(ルノー・スポール)新型 4コントロール/6EDC

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

もくじ

どんなクルマ?
ー メガーヌ4 R.S.日本発売
ー 日本仕様 どんなクルマ?

    ボルボXC40はカジュアルな秀作SUV。タイヤサイズが悩みどころ

どんな感じ?
ー 四輪操舵のR.S.を試す
ー 持ち味は、乗り心地

「買い」か?
ー ライバル多きCセグ・スポーツ
ー 価格440万円 おトクなのか?

スペック
ー メガーヌ ルノー・スポールのスペック

どんなクルマ?

メガーヌ4 R.S.日本発売

新型メガーヌR.S.については、欧州でのAUTOCAR英国版による試乗記事がすでに何本か公開されている。それらをお読みいただいている向きはお気づきだろうが、新型メガーヌR.S.にはルーテシアR.S.同様、いくつかのバリエーションが存在する。

バリエーションを分けるひとつめのポイントは、R.S.では恒例といえる “スポールシャシー” と “カップシャシー” という2種類のサスペンションである。もちろん後者のほうがサーキット指向を強めた硬い仕立てだが、R.S.はメガーヌにかぎらず、スポールシャシーでもサーキット走行に対応しているのが大前提である。

ふたつめのポイントは変速機だ。今回はルーテシアR.S.に続いて6速ツインクラッチ(ルノーでの呼称はEDC)が登場したが、メガーヌR.S.では旧来の6MTも残される点はルーテシアと異なる。

シャシーと変速機がそれぞれ2種類ずつあるので、単純計算では2×2=4つのバリエーションが存在すべきなのだが、実際に用意されるのはひとまず3種類のようだ。



日本仕様 どんなクルマ?

というのも、今回のカップシャシー(日本未導入)にはより硬いスプリングとダンパーに加えて、ヘリカルLSDも専用部品として含まれるからだ。6EDCにはいわゆるブレーキLSDのR.S.デフが用意されており、現時点ではヘリカルLSDがつくのは6MTのみなのだ。

よって、6EDCではカップとスポールの2種類のシャシーが選べるのに対して、6MTでの選択肢はカップのみ……で、合計3種類となるわけだ。

ただし、新型メガーヌR.S.の日本仕様は先代同様に、欧州のようなバリエーション戦略を採らない。日本ではシャシーや変速機などの名称もあえてうたわずに、純粋に “メガーヌR.S.” という車名で発売された。

その日本仕様が欧州ではどういう内容にあたるかというと、シャシーはより多様性のあるスポールシャシーで、変速機は6EDC。さらに、本国ではオプションあつかいとなっている19インチホイール+BSポテンザS-001が日本仕様では標準装備となる。



どんな感じ?

四輪操舵のR.S.を試す

注目の4コントロールの後輪操舵はR.S.専用の “レースモード” では車速100km/hまで逆位相、それ以外のモードでは60km/hまでが逆位相(どのモードでもそれ以上の車速で同位相)となる。

というわけで、メガーヌR.S.は日本の公道では大半で逆位相で走ることになり、とにかく小さな舵角だけで、切ったら切っただけグリグリ曲がっていく。理屈としては逆位相ではリアのスタビリティ限界は下がるはずである。

しかし、新型メガーヌR.S.は横滑り防止装置が解除になるレースモードでも、公道でアマチュアがオイタする程度ではリアがブレークするような素振りはほとんど見せない。

もちろん、それは魔法でもなんでもなく、この程度(?)の動力性能や公道で試せる程度の速度域では、新型メガーヌR.S.の基本フィジカルにまだまだ余裕があるということだろう。それでも耐え切れない旋回Gに達する速度域では、すでに安定志向の同位相になっている……わけだ。



持ち味は、乗り心地

それにしても、スポールシャシーの新型メガーヌR.S.は、この種の超高性能スポーツとしては乗り心地がかなり良好である。

その背景には、トレッドが前後ともに先に発売されたメガーヌGTより大幅にワイド化されていること、フルバンプ付近でネバるセカンダリーダンパー(HCC)のおかげでバネやダンパーを必要以上に締め上げる必要がないこと、そしておそらく専用開発のブリヂストンがかなり優秀……といった理由がありそうだ。

しかし、路面によってはメガーヌGTより快適ですらある乗り心地と、世界最速級Cセグメントに相応しい旋回性能の両立には、やはり四輪操舵の効能がもっとも大きいのだろう。



「買い」か?

ライバル多きCセグ・スポーツ

440万円という本体価格は、先代ファイナルエディションの41万円増しである。

先代より2枚増えたドア(3ドア→5ドア)に加えて、EDC、4コントロール、先進安全機能(内容自体はショボいけど)、タイヤのインチアップ、スマホ接続機能(内蔵ナビはない)、6ps/3.1kg-mというエンジン性能向上……を積み上げていくと「先代よりコスパが高い」という解釈もできるだろう。

最大のライバルになるであろうVWゴルフGTI(のDSG車)も400万を超える価格帯。動力性能はメガーヌR.S.に分があるが、安全性なども含めた装備内容はゴルフGTIがリードする。

ただ、ルノー・ジャポンとしては300ps台をうかがおうというエンジン性能を根拠に「メガーヌR.S.の性能的なライバルはゴルフRであり、それより100万円以上安い!」と主張したいらしい。



価格440万円 おトクなのか?

もっとも、正真正銘の最大のライバルはホンダ・シビック・タイプRであり、それと比較するとメガーヌR.S.は約10万円安い(ともにナビなし価格)。ただ、性能的にタイプRに対抗できるのは今のスポールシャシーではなく、現在開発中という “トロフィー” である。

現状の価格設定のままでは来たるべき新型トロフィーは、タイプRよりだいぶ高額になってしまいそうだ。というわけで、ライバルたちの価格と比較すると、新型メガーヌR.S.は素直に「買い得」とはいいきれないのが正直なところである。

もちろん、この種のクルマはコスパだけで選ぶべきクルマではない。四輪操舵独特の操縦性はこのクルマの大きな売りになるであろうことは間違いなく、その乗り心地と旋回性能の両立っぷりは独特である。

あとは、エンジンの絶対性能もしくは官能性において “もう一芸” あると、強豪ひしめく同セグメントで素直に選びやすくなるのだが……。



メガーヌ ルノー・スポールのスペック

メガーヌ ルノー・スポール

■価格 440万円
■全長×全幅×全高 4410×1875×1435mm
■最高速度 –
■0-100km/h加速 5.8秒
■燃費(JC08モード) 13.3km/ℓ
■CO2排出量 –
■車両重量 1480kg
■パワートレイン 直列4気筒1798ccターボ
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 279ps/6000rpm
■最大トルク 39.8kg-m/2400rpm
■ギアボックス 6速オートマティック(6EDC)



  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(AUTOCAR JAPAN 佐野弘宗)

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します