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パリ・モーターショー2018 AUTOCAR英国編集部が惹かれた10台

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パリ・モーターショー2018 AUTOCAR英国編集部が惹かれた10台

キアeニロ

見た目だけでスルーしてしまうのは早計だ。少なくともスペックを見る限りは、多くのプレミアムEVを面食らわせるような航続距離とバリューを備え、販売台数ランクの上位に食い込みそうな出来栄えだからだ。

実車 トヨタ、新型カローラ・ツーリング・スポーツ パリ・ショーで公開

480km強の航続距離はEV市場の勢力図に変化を及ぼしかねないもので、室内は広く、装備も充実。それでいて、販売価格は3万ポンド(450万円)を切ることが確実視される。(ローレンス・アラン)

プジョーeレジェンド

フランスのメーカーは、自国開催のショーに傑作を出品しなければ、というプレッシャーを毎回感じている。

今回、プジョーがその重圧を跳ね返して完成させたのは、その名の通り自社のレジェンドである504クーペにインスパイアされたコンセプトカー。

電動パワートレインと自動運転技術の提案が主題ながら、スタイリッシュなデザインに目を奪われること間違いなしだ。(ジェームズ・アトウッド)

ルノーK-Ze

ファンキーなルックスのK-Zeは、今回のサプライズだったモデルのひとつで、ルノーのEVの次なるスペックを示唆するコンセプトカーである。

ルノーによれば、市販されるなら安価になるに違いないとのこと。SUV風の取り回しやすいEVは、きっとヒット作になるだろう。(レイチェル・バージェス)

BMW 3シリーズ

新型3シリーズで走りを引き上げたという沸き立つ自信が、BMWブースには満ちていた。

ドライビングの楽しさを何より重視するエンスージアストにとっては、予想されるアルファロメオやジャガーとの究極のバトルは、歓迎すべきもの以外のなにものでもない。(ジム・ホールダー)

メルセデス・ベンツGLE

新型GLEは、興味をそそられるものがある。特にリアからの眺めは、十分なたくましさが感じられ、プロポーションも整っている。

その点では、先代を遥かに凌ぐ出来栄えだ。オフロードで泥跳ねを浴びても見栄えが良さそうだ。

もっとも、果たしてオフロードに連れ出されるGLEがどれほどあるのかは疑問だが。(ジミ・ベックウィズ)

DS3クロスバックEテンス

注目したのはDS3クロスバックEテンスだ。このバッテリー動力のコンパクトなコンセプトカー、量産時には、メカニズムの一部をヴォグゾール・コルサやプジョー208のEVバージョンと共用することになる。

バッテリーを積むことで荷室容量は多少削られるが、それでも室内は広く、DSブランドらしい高級感のあるインテリアも備えている。(スティーブ・クロプリー)

メルセデス-AMG A35

ホットハッチでもパワーウォーズが過熱するにつれ、300ps級の4WDであるフォルクスワーゲン・ゴルフRがこのカテゴリーの典型となり、クラスで最も完成度が高く熟成されたモデルでもあり続けた。

それだけに、メルセデスが新型A35で同じ手法を採ったことに驚きはない。2台の比較テストがいまから楽しみだ。(マーク・ティショー)

ブガッティ・ディーヴォ

このちょっと奇妙なルックスのブガッティ、モーターショー会場以外でお目にかかる機会はまずないだろう。

しかし、この手のクルマには目がないのだ。デザインは賛否両論あるだろうが過激で、他のメーカーでは到底及ばないほど限界は高い。

こんなクルマが増えてほしいものだ。(サム・ジェンキンズ)

ヒュンダイi30 Nオプション

i30 Nは、2018年のお気に入りホットハッチになること間違いなしだが、デザインにはもう少しドラマティックさがほしい。

フォード・フォーカスRSやホンダ・シビック・タイプRといっしょに停めたら、存在が希薄になりそうだ。

それを多少は改善してくれそうなのがNオプション仕様で、ボンネットスクープや多用されたカーボンパーツ、マッシブなホイールといった追加アイテムが刺激を増してくれるだろう。

そうそう、ドライバーの身体をしっかり支えてくれる、アップグレードされたバケットシートもセットだ。(トム・モーガン)

トヨタ・カムリ

フリートカーの電動パワートレイン普及を受けて、14年ぶりに英国再上陸を果たすカムリ。

10年以上にわたり全米ベストセラー・セダンに輝くカムリは、不測の事態に常に備える、アメリカらしいドライブの代名詞のようなクルマだ。

ますます幅を利かすハイブリッドを積んだそれは、欧州向けに開発され英国で生産されてきたアベンシスの代替モデルとなる。

ハイブリッドパワーは、英国におけるアメリカ的な大きく快適性を重視したセダンへの不信感を払いのけられるのか。もしそうなれば、実に革新的な出来事だ。(ジュリアン・レンデル)

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