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ニューモデル 2018.9.26

アストン マーティン初のSUV「DBX」 2019年発売 年販1万4000台めざす

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もくじ

ー いよいよSUV市場参入へ
ー 成長プランの核心となるDBX
ー 市販モデルは4ドアに
ー 電動パワートレインも積極導入
ー 目指すは年販1万4000台
ー セカンドセンチュリープランの7台

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いよいよSUV市場参入へ

アストン マーティンの再建は、その輝かしい歴史においても最も過激といえるモデルの投入でとどめを刺す。さらなる拡大の礎となるべきSUV、DBXだ。

コンセプトカーとしての登場は2015年のことだった。その開発はいまやほぼ完成の域に達し、およそ1年後には発表され、2020年初頭にも販売が開始される見込みだ。

DBXのライバルは、ランボルギーニ・ウルスやベントレー・ベンテイガ、ロールス・ロイス・カリナン、そしてこれまた待機中のフェラーリSUV。

スポーツカー専業で来たブランドにとっては最も物議を醸すジャンルのモデルだが、ベストセラーとなり、しかも最も大きな利幅を見込める可能性も秘めている。

実際、アストンはDBXのためにウェールズのセントアサンに新工場を建設。このことからも、この新型SUVに寄せる期待の大きさがうかがえる。

DBXはまた、アストン マーティンにとって株式公開後はじめてのブランニューモデルになる見込みだ。これは、昨年の黒字回復を受けて、この8月末に決定されたばかりだ。

こうした動きは長らく噂されていたが、近く時価総額の25%程度に当たる10億ポンド(1500億円)相当の株式を、ロンドン証券取引所に上場する。この新規株式公開で、アストンの評価額は50億ポンド(7500億円)ほどになり、時価総額100位に入ることになるとみられる。

参考までに2015年に株式公開したフェラーリの例を挙げると、1年後には150億ポンド(2250億円)へ倍増している。

成長プランの核心となるDBX

2014年にアンディ・パーマーがCEOに就任して以来、アストン マーティンは大きく変わった。

2018年前半の課税前の利益は、2070万ポンド(31億円)にのぼる。昨年は、2010年以来はじめて黒字を計上した。

パーマーは、セカンドセンチュリープランと呼ばれる計画に基づく成長を支えてきた。これは、7年間にわたり毎年1車種のペースで7車種を発表し、7年のモデルライフの間にさまざまな派生車種や特別仕様車を投入していくというものだ。

すでにDB11、ヴァンテージ、DBSスーパーレジェーラが登場し、第4のモデルとなるのがDBXである。パーマーに言わせれば、このブランドにとって、未来への火を灯すモデルということになる。

セカンドセンチュリープランの中間に当たるそれは、アストンをこれまで以上の成長に導くポテンシャルの持ち主だ。

既存のライバルが持ち得ないパフォーマンスと豪華さの融合をめざし、急成長を続ける高級SUVマーケットのど真ん中へ斬り込む。

デザインは最終段階にあり、技術面もほぼ完成。生産設備の準備も着々と進行中で、セントアサンの塗装工場は80%ほどできあがっている。量産ラインから初号プリプロダクションが送り出されるのは、来年の第1四半期となる見込みだ。

市販モデルは4ドアに

2015年のコンセプトカーは、その前年にパーマーが着任してまもなく着手された。それは2ドアの4シーターだったが、それと量産モデルの共通点はごくわずかだという。

パーマーいわく「アストンがSUVを手がけるという、前代未聞のアイデアを社内に納得させるためです。内外ともに議論が巻き起こりましたが、もはやそれもありません。他社はそこへすでに参入していますし、フェラーリも加わろうとしています。このアイデアは、そうした動向に歩を揃えたものです。コンセプトカー由来のデザイン言語的な要素は見いだせるかもしれませんが、2ドアではなく4ドアにするつもりです」

ドアが2枚増えたことで、量産モデルはコンセプトカー以上の実用性を備えたクルマとなるだろう。ショーモデルのようなスロープしたルーフラインは継承するが、高さは上がるとみられる。

DB11からヴァンテージ、DBSスーパーレジェーラに至る流れを見るに、DBXも独自のグリル形状やスタイリングのタッチが与えられそうだ。

シャープなラインと折り目がボディサイドを飾り、絶対的にはこれまでになかったバルキーなアストンなのだが、視覚的にそれをあまり感じさせないように仕立てられる。

メカニズムについては、これも成長プランに組み込まれているラゴンダ名義のEVと密接な関係にある。その電動ラゴンダは、2021年にサルーン、2022年にSUVがデビューする予定だ。それらとDBXは、サスペンションのコンポーネンツを共用することになるだろう。

「キャリーオーバー・キャリーアクロス、略してCOCAという新たな呼び方をしています。1車種の専用設計からスタートすることはありません。DBXのサスペンションはラゴンダへも流用します」とパーマーは語る。

電動パワートレインも積極導入

アストン マーティン・ラゴンダのくくりにおいて、ラゴンダの名は完全電動モデルに与えられることとなる。いっぽうのアストン マーティンには、ハイブリッドが2020年台半ばにも採用される。DBXは、それを先導することになりそうだ。

ハイブリッドの技術は、ダイムラーから供給されることになると目される。フル電動ドライブトレインについては、ダイムラーに加えもうひとつの供給ルートを確保しているが、パーマーによればほかの提携先も模索中だという。

アストンは、自社初のEVであるラピードEを、2019年に台数限定で発売する予定で、これに800Vシステムを採用する。パーマーは800Vと最新化学の導入が、今後のアストンが手がけるEVパワートレインのキーになるという。

ただし、DBXのハイブリッド版追加はしばらく先で、まずはメルセデスから供給される4.0ℓV8と自社製5.2ℓV12のラインナップになりそうだ。

目指すは年販1万4000台

パーマーは、DBXのライバルとしてベンテイガやウルス、カリナン、そしてフェラーリの新型SUVを挙げるが、超高級SUV市場においてはどれもが大きく異なる役柄を演じているという。

「美しさを求めるひとびとは、アストンへと移ってきてくださるでしょう」

車名については、まだ最終決定がなされていない。しかしながら、今年の早い時期にヴァレカイという名称を商標登録している。

また、7台の最後を飾るのはフェラーリ488と競合するミドシップとなる予定で、ヴァンキッシュを名乗ることになりそうだ。

DBXの販売予定は年間5000台程度で、実現すれば苦もなくアストンのベストセラーの座に就くこととなる。

昨年は5117台のスポーツカーを販売したが、長期的な目標は1万4000台で、ゲイドンとセントアサンで7000台ずつを生産しようと目論む。さらに、毎年1~2台の特別な限定モデルも発表されることとなりそうだ。

セカンドセンチュリープランの7台

DB11:2016年

新世代アストンの嚆矢は、登場するやいなやヒットモデルに。さらに、強化版のAMRや、オープントップのヴォランテなど、ラインナップを拡大している。

ヴァンテージ:2017年

先代以上にスポーツカー的で、ポルシェ911と真っ向ぶつかり合うモデル。ヴォランテやV12などバリエーションの広がりが期待される。

DBSスーパーレジェーラ:2018年

現状の最新モデルは、フェラーリ812スーパーファストのライバルとなるFRスーパーカー。近くロードテストを実施する予定なので、こちらも乞うご期待。

DBX:2019年

直接的な先代モデルの存在しない初のオールニューモデルで、セカンドセンチュリープランは新たなフェイズに入る。革新的な4ドア4シーターSUVだ。

ヴァンキッシュ:2020年

アストンのビッグネームが、ミドシップのスーパーカーとして蘇る。その開発は、レッドブルF1のファクトリー内に構えたアストンの施設で行われる。

ラゴンダ・サルーン:2021年

ラゴンダの名は、EVサルーンとして復活する。ロールス・ロイス・ファントムに挑むモデルだが、プロポーションやスタイリングはまったく独自のものとなる。

ラゴンダSUV:2022年

ラゴンダ復活の翌年には、早くも第2のモデルとしてSUVが追加される。サルーンと同じく、各部にはDBXとの密接な関連があり、ウェールズに新設されるセントアサン工場で生産される。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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