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ニューモデル 2018.9.13

フィアット500X 2018年モデルに試乗 フェイスリフトで商品力は高まった?

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もくじ

どんなクルマ?
ー フェイスリフトでテコ入れ 2種のエクステリア
ー ディーゼル、四駆はカタログ落ち

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どんな感じ?
ー ところどころ古さを感じさせるインテリア
ー MTの3気筒モデルがオススメ

「買い」か?
ー ひしめく強豪には及ばない

スペック
ー フィアット500X 2018年モデルのスペック

どんなクルマ?

フェイスリフトでテコ入れ 2種のエクステリア

フィアット500Xにとって2017年が良い年でなかったことにお気づきの方もいるかもしれない。

英国では、この500のボディサイズを拡大したクロスオーバーの売り上げは2016年に比べて66%も落ち込んでおり、販売台数は5000台にも満たない。

これは明らかにフィアットにとって刺激になったようだ。というのも、われわれがこの売り上げの落ち込みを報じたほんの数カ月後には、フィアットはフェイスリフトした2018年モデルを発表したのである。

フェイスリフトを受けたとはいえ、エクステリアの変更点は比較的少ない。デイタイムランニングライトの追加やブレーキランプが500シリーズと共通のデザインに変更されたくらいだ。

一方で、ボディスタイルはアーバンルックトクロスルックのふたつが新しく用意されることになった。

ディーゼル、四駆はカタログ落ち

そしてより重要なのは、インテリアと内部の変更だ。マルチジェット・ディーゼルエンジンは英国のラインナップから外れ、3気筒及び4気筒ガソリンエンジンのみが選択可能になったほか、四輪駆動の設定もなくなった。

500Xはこの系統のエンジンを採用する初めてのフィアットのモデルになる。1気筒あたり0.33ℓとあるモジュラー構造を持ったエンジンで、3気筒モデルなら1.0ℓで、120ps、19.4kg-mとなる。

4気筒ならおそらく1.3ℓで、150ps、27.5kg-mを発揮することだろう。エンジンに関係なく前輪駆動となり、唯一の違いは1.0ℓは6速マニュアルと、1.3ℓは6速オートマと組み合わされる点だ。

装備のレベルは著しく向上しており、交通標識認知機能やスピードアドバイザー、レーンキープアシストは標準装備となり、アップル・カープレイやアンドロイドオートに対応した7.0インチのタッチスクリーンも同様である。

こういった変更はあるものの、基本的なメカニズムは何も変わっていない。ジープ・レネゲードと同じプラットフォームを使用し、サスペンションも前後マクファーソンだ。

どんな感じ?

ところどころ古さを感じさせるインテリア

ところどころ古さを感じさせるインテリア

キャビンはちょうどクラス標準といったところだ。柔らかな手触りのプラスティックが使用されており、傷つきやすくはある。

ボディと同色のダッシュパネルが装着され、インテリアに彩りを与えている。リアのスペースはこじんまりとしているが、狭すぎるということはない。

その中で、500Xのデビューの古さを感じさせる点もある。エアコンのダイヤルは大きく操作性に優れているが、例えばフォルクスワーゲンTロックほどダッシュパネルと一体感がある仕上げになっているわけではないし、7.0インチ・Uコネクトインフォテインメントシステムは先進的なグラフィックを備えていたり、動作がなめらかというわけでもない。

あらゆる点でキャビンは耐え難い場所ではないが、決して傑出した出来というわけでもない。

MTの3気筒モデルがオススメ

500Xは運転しても大方同じような印象だ。4気筒エンジンは市街地のスタートアンドストップでも十分なパワーを持っているが、回転数が上がると少々ノイズが大きく、6速オートマもだらしない。

3気筒エンジンの方が好ましい仕上がりで、今回の試乗の多くをこちらに乗って過ごした。1気筒分少なくなっているものの、この1.0ℓエンジンの方が1.3ℓよりもずっと洗練されており、パワーの低下も大きな問題とはならない。

2200rpmからは力強く車体を引っ張ってくれるし、マニュアルと組み合わされることもあって1.3ℓモデルよりもかなり扱いやすくなっている。文句をつけるとしたら、大変感触の良いシフトではあるが、シフターが少々大きすぎることだろうか。

スロットルを奥まで踏み込めば、大きなエンジンサウンドが車内にも入ってくる。トップエンドに達する頃には息切れしたようになっているが、その時のサウンドも1.3ℓのように耳障りで煩わしいものではない。

ただし、高速道路を巡航すると回転数は3500rpmといったところで、この時は聞いていてかなり疲れる。風切り音と関係があると思われる。

乗り心地はやや硬く、特に低速で荒れた道路を走っていると、ストロークが短くシャープに感じるし、時にはある程度の衝撃もある。

一方で、この硬さがコーナーでの素晴らしいボディコントロールにつながっているのは間違いない。伝わってくる情報量は少ないものの、ステアリングは程よい重さとダイレクト感を持っており、これもコーナーの気持ち良さにつながっているのだろう。

「買い」か?

ひしめく強豪には及ばない

500Xは運転していて不快感のないクルマだが、「不快感のなさ」だけで戦えるほどこのセグメントは甘くはない。

この点で言えば、フォルクスワーゲンTロックの方がシャープで限界の高いステアリング性能といえるし、より上質感のあるインテリアや優れたインフォテインメントシステムを備えている。

端的に言えば、購入を決めるのは競合車をチェックしてからでも遅くはないということだ。

フィアット500X 2018年モデルのスペック

■価格 2万995ポンド(302万円)
■全長×全幅×全高 4296×1796×1603mm
■最高速度 188km/h
■0-100km/h加速 10.9秒
■燃費 20.0km/ℓ
■CO2排出量 139g/km
■乾燥重量 1320kg
■パワートレイン 直列4気筒1998cc
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 120ps/5750rpm
■最大トルク 19.4kg-m/1750rpm
■ギアボックス 6速マニュアル

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(AUTOCAR JAPAN サイモン・デイヴィス)

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