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ニューモデル 2018.9.6

マツダ6(アテンザ)2018年モデル 2.0ℓガソリンに試乗 存在感、6年目でも

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もくじ

どんなクルマ?
ー 3度目のフェイスリフト
ー 既存2.0ℓガソリンもアップデート
どんな感じ?
ー 質感を高めたインテリア
ー 熟成度を増したスポーティさ
「買い」か?
ー 6年目でも薄まらない存在感
スペック
ー マツダ6(アテンザ)165スポーツナビ+のスペック

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どんなクルマ?

3度目のフェイスリフト

3代目となるマツダ6にフェイスリフトが施された。熱心な読者なら、頻繁に手が加えられているように感じられるかもしれないが、それは正解。ここ英国ではフォルクスワーゲン・パサートのライバルとなるモデルは、発表から6年目を迎えるが、フェイスリフトは今回で3回目となる。

手を加える回数が多いのは、自動車業界にとっては長めの、この6年というモデルライフによるところが大きい。多くのライバルは、既に次世代へとモデルチェンジをしているのだから。大抵の場合、6年も時間が経つと、徐々にデザインの魅力は薄れてしまうものだが、マツダ6の場合は、いまだにこのクラスの中でも目を引くデザインに感じられると思う。

2018年に施されたアップデートの内容は、エクステリア周りでは、CX-5譲りの彫りの深いフロントグリルと、ヘッドライトの下にまでクロームメッキのグリルガーニッシュが伸ばされたこと。ヘッドライトはLEDになり、マフラーカッターの形状が変更された。

どれも、スタイリングの美しさを壊さない範囲に留まっている。

既存2.0ℓガソリンもアップデート

クルマの見た目以上に、既存オーナーが悔しがったと思われるのが、より強力なガソリンエンジンの登場だろう。193psを発生させる2.5ℓユニットで、先月AUTOCARでもレポートしている。このエンジンは、ディーゼルエンジンからガソリンエンジンへと、幅広い顧客を誘導することが目的だった。

そして同時に、今回のテスト車両にも搭載されている、既存の2.0ℓガソリンエンジンも改良を受けている。インテークポートにピストン、フューエルインジェクション、冷却装置が、新しいものへと置き換えられた。さらにガソリンエンジン・モデルでは、空力を改善する目的で、フロントグリルに可動式のアクティブシャッターが追加されている。

サスペンションとステアリングの設定にも大幅に見直しを加え、乗り心地だけでなく、コーナリング時の正確性やスタビリティが向上している。また、トランクルームに防音材を追加したことで、静寂性も高めている。

インテリアも変更を受けており、新しい上質な素材や、より快適なシートに置き換わったほか、センターコンソールのモニターは大型化され、画質も向上。運転支援技術を含む、ソフトウエア面でのアップデートも施されている。

多方面に渡るフェイスリフトの結果、次世代へと進化するライバルたちに伍するモデルに、マツダは6年目の「6」を仕立てている。その変化を、確認していこう。

どんな感じ?

質感を高めたインテリア

初期型の場合、流麗なエクステリアデザインは高く評価できたが、安っぽく感じられるインテリアが、その足を引っ張っていた。しかし、改良を重ねた車内は、目の付く部分の殆どが、上質な柔らかい素材へと置き換えられている。

インテリアのレイアウトは、ドライバー中心で操作しやすい。ライバルモデルの場合、シンプルで扱いやすいロータリースイッチを備えているものの、センターモニターは大型化され鮮明になっている。必要な情報がフロントガラスに表示されるヘッドアップ・ディスプレイも装備し、スポーツナビ+というグレードは価格と機能の面でもちょうどいいバランスだと感じる。

ただし、衝突被害軽減ブレーキには手を焼いた。前方との距離を短めにしても、ちょっとした割り込みの度に、ヘッドアップディスプレイに「ブレーキ!」と警告が表示されてしまうのだ。また、セグメントの中でスポーティなモデルを目指していなるのなら、着座位置はもっと低くい方が良い。なだらかに傾斜するルーフラインのため、身長によっては後部座席のヘッドルームが狭く感じられるだろう。スコダ・スパーブほど広いわけではない。

その点を除けば、大人4人が快適に移動するクルマとして、魅力的なクルマだといえる。

自然吸気の2.0ℓ直噴ガソリンエンジンは、かなり幅広く改良を受けてはいるものの、全体的な印象としては、大きな変化はない。ライバルモデルが搭載するような、比較的特徴の薄いターボエンジンとは対象的ながら、それなりのペースで走らせるには、エンジンの回転数は高めに保つ必要がある。また、スポーティなエンジン音も、その分大きくなるから、ややうるさく感じられるひともいるだろう。

風切り音やロードノイズが軽減されているだけに、エンジンの音が少し大きく聞こえてしまう面もあると思う。

熟成度を増したスポーティさ

スコダ・スパーブ1.4TSIなどの太いトルクに慣れてしまうと、このエンジンは、低回転域では物足りなく感じられるに違いない。同じ感覚で追い越そうとすると、6速マニュアルを操作して、2段か3段、シフトダウンする必要がある。それでも、ターボに並ぶスピードは得られなくても、好感が持てる自然吸気ならではの特徴は備えている。

また、この車体を引張るにはやや力不足だとしても、燃費は優れている。かなり攻めた走りを含めた今回の試乗での燃費は、平均で14km/ℓを超えていた。

シャシー面では、単にスプリングレートを調整しただけではない、手の混んだ改良が施されている。フロントのステアリングナックルとロワアームのマウントが新しくなり、ダンパーは直径の太いものに置き換えられている。

その結果、ダイナミクス性能がより柔軟なものに進化している。従前から、鋭いコーナリングが可能な、しっかりとした操縦性に関して不満はなかった。限界領域まで攻め込んでいくと、明確なボディーロールを伴うものの、正確でダイレクトなステアリングフィールのおかげで、MX-5(ロードスター)のように機敏に向きを変えてくことができていた。

これは新しい6でも変わりななく、加えて、乗り心地が向上している。今回の試乗車には19インチのホイールを履いていたが、路面の剥がれや継ぎはぎによる振動を巧みに遮断しており、大きな凹凸もCX-5のようにいなす。スポーティさはそのままに成熟度を増したことで、より高価なアウディA4などにも劣らない、上質なサルーンとして仕上がっているといえるだろう。

「買い」か?

6年目でも薄まらない存在感

大きなファミリーカーは卒業し、クルマを楽しめる時間が増えてきたようなひとに、マツダ6を検討してほしい。変わらないいつもの帰路でも、魅力的なドライビングで気持ちを高めてくれると思う。

より力強い2.2ℓのディーゼルエンジンの方が、このボディサイズと車重にはフィットするし、高速域での洗練性も高い。反面、ディーゼル並の高速走行は苦手でも、表情豊かな2.0ℓガソリンエンジンは、優れた経済性を持ち合わせている。

車内空間や費用の面でスコダ・スパーブは優位だし、フォルクスワーゲン・パサートの車内は、品質の面で優れている。しかし6年目を迎えても、このクラスの有力モデルとして、マツダ6の存在感は薄まっていないようだ。

マツダ6(アテンザ)165スポーツナビ+のスペック

■価格 2万5995ポンド(374万円)
■全長×全幅×全高 4865×1840×1450mm
■最高速度 215km/h
■0-100km/h加速 9.4秒
■燃費 15.6km/ℓ
■CO2排出量 146g/km
■乾燥重量 1407kg
■パワートレイン 直列4気筒1998cc
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 165ps/6000rpm
■最大トルク 21.6kg-m/4000rpm
■ギアボックス 6速マニュアル

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(AUTOCAR JAPAN ローレンス・アラン)

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