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新型アウディA8日本発売 量産車初、レーザースキャナー搭載 価格/内装

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新型アウディA8日本発売 量産車初、レーザースキャナー搭載 価格/内装

もくじ

ー 4代目 アウディA8日本発売
ー 新型A8 マイルドハイブリッド採用
ー 新型A8 四輪操舵/AIアクティブサス
ー 新型A8 スマホでドアロック 内装は?
ー 新型A8 サイズ/価格は?

アウディA8 2017年型に試乗 内外装の進化 自動運転の現状探る

4代目 アウディA8日本発売

アウディ ジャパンは、フラッグシップ・セダンであるアウディA8を8年ぶりにフルモデルチェンジし、10月15日に日本発売する。

アウディA8は初代から常に、技術の最先端を歩み続けてきたフラッグシップセダン。アウディスペースフレーム(ASF)、高効率直噴エンジン、アダプティブ・エアサスペンション、前後不等分トルク配分のquattro(フルタイム4WD)、フルLEDヘッドライト、最先端のドライバーアシスタンス・システム、最新世代のMMIインフォテイメントを採用するなど、技術的ショーケースとしての役割を受け持ってきた。

第4世代としてフルモデルチェンジを果たした新型アウディA8は、すべての要素を大幅にアップデート。

ドライバーアシスタンスは、レーザースキャナーで高精度な運転支援システムを実現するもの。

量産車として世界初の搭載事例となるレーザースキャナー(フロント:1基)を始め、ミリ波レーダー、カメラセンサー、超音波センサーを合わせて最大23ものセンサーを搭載。センサーからの膨大な情報を統合的に分析して高度な周辺環境モデルを構築する、セントラル・ドライバーアシスタンス・コントローラー(zFAS)を採用し、人間の感覚に近い、遅れの少ない自然な制御を実現した。

新たに追加された機能としては、見通しの悪い交差点でのフロント・クロストラフィックアシストや、全方位からの事故について予防し、被害を軽減するプレセンス360、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)、アクティブレーンアシスト(ALA)、トラフィックジャムアシストの3機能を統合したアダプティブ・ドライブアシスト(ADA)などがある。

夜間の視界については、HDマトリクスLEDを備え、広い照射範囲を獲得。車両前方を監視するセンサーからの情報を用いて、32個のLEDを個別に点灯制御し、前走車および対向車のドライバーを眩惑することなく、最大限の照射範囲を実現する。さらに70km/h以上で作動する特別なライトにアウディ・レーザーライトは一般的なハイビームの2倍の照射距離を持つ。




新型A8 マイルドハイブリッド採用

新型アウディA8のエンジンには、
・3.0ℓV6直噴ターボ(340ps、アウディA8 55 TFSI quattro)
・4.0ℓV8直噴ツインターボ(460ps、アウディA8 60 TFSI quattro)
の2種類のガソリンエンジンを用意。軽量アルミ合金クランクケース、90度のVバンク角、バンク内ターボチャージャーなど、多くの技術を共有するモジュラー型の高効率エンジンだ。

3ℓで先代比+30ps/6.1kg-m、4ℓで24ps/6.1kg-mの強化を果たした一方、燃費は55TFSI quattroで10.5km/ℓ、60 TFSI quattroで8.7km/ℓ(ともにJC08モード)を達成した。

トランスミッションはともに8速ティプトロニック(トルクコンバーター付きAT)で、quattro(フルタイム4WD)を標準装備。quattroはセルフロッキング・センターディファレンシャルを備えるタイプで、通常時のトルク配分は前40:後60の割合だが、ホイールのスリップ状況に応じて、フロントに最大70%、リヤに最大85%のトルクを配分することもできる。

また、マイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)を搭載。48Vリチウムイオン・バッテリーと、クランク軸にベルトを介して連結されるBAS(ベルト・オルタネーター・スターター)を中核技術とし、燃費を改善するもの。

48Vという電圧を背景として、最大16psという高いエネルギー回収効率が特徴。メリットは、減速時には22km/h以下でのアイドルストップ&スタート、また55km/h~160km/hの範囲でスロットルペダル・オフにすると、エンジンを停止してのコースティング(惰性)走行を可能にする。欧州基準での計測では100km走行あたり0.7ℓの省燃費効果があるという。




新型A8 四輪操舵/AIアクティブサス

シャシーについては、ダイナミック・オールホイール・ステアリング(四輪操舵)をオプションで用意。65km/h以下ではリアタイヤはフロントと逆方向に最大5°まで電子制御により操舵。都市部での取り回しの良さに貢献する。これにより最小回転半径は約0.5m小さい5.3mとなた。

中高速ではリアタイヤはフロントと同方向に操舵され、操縦安定性を向上する。

前後サスペンションアームは、ほぼすべてがアルミニウム製で、従来品よりも軽量に。電子制御式可変ダンパーと組み合わせたエアサスペンションは標準装備で、アウディドライブセレクトによってコンフォート、オート、ダイナミックなど任意でモード変更が可能となる。

また、「AIアクティブサスペンション」を2019年以降に導入するという。これは後述するレーザースキャナーやカメラセンサーを用い、路面の凹凸を先読みすることで、サスペンションストロークをアクティブ制御するもの。

四輪それぞれに最大1100Nmを発生する電動式アクチュエーターとコントロールアームが連結されており、48Vバッテリーを電源として直接的にサスペンションストロークを操作、その結果としてロールやピッチをアクティブに制御する。

ラグジュアリーセダンに相応しい滑らかでフラットな乗り心地から、まるでスポーティセダンのようなキビキビした身のこなしまでを実現するという。

またアクティブセーフティ機能も持ち、側面衝突が避けられないとセンサーシステムが判断した場合、ボディ片側を80mm持ち上げることで、衝撃を強固なサイドシルで受け止めることができ、キャビン変形と乗員への負荷を大幅に軽減する。




新型A8 スマホでドアロック 内装は?

先代より広くなったインテリアは、水平基調のデザインが空間の余裕を強調。またボタンの代わりにタッチ式スクリーンを採用し、クリーンな統一感を生みだした。

タッチ式スクリーンは10.1インチのアッパー、8.6インチのローワーのふたつを装備。アッパーはナビゲーションや各種設定などのインフォテイメントを担当し、ローワーは主にエアコンディショナーの操作や、手書き入力を受け持つ。

ダッシュボードに溶け込むように設置されたスクリーンは、スマートフォンに似た直感的なコントロールと、ハプティックフィードバックを伴う精緻な操作感が特徴。

常時LTEネットワークに接続されているため、アウディ・コネクトによって目的地のオンライン検索を行なったり、ニュースや天気予報といった情報取得に加えて、最寄のガソリンスタンドや駐車場検索なども可能。

またmyAudiアプリを使用すると、スマートフォンとアウディA8とを接続でき、車両状況をチェックや、ドアのロック/ロック解除、そしてナビゲーションに目的地情報を送ることができる。




新型A8 サイズ/価格は?

ボディサイズは、
全長:5170mm
全幅:1945mm
全高:1470mm
ホイールベース:3000mm
(アウディA8 Lは全長、ホイールベースともにプラス130mm)

車重:2040kg(A8 55 TFSI quattro)
トランク容量:505ℓ(VDA法)

ボディストラクチャーはアルミニウム、スティール、マグネシウム、そしてカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を効果的に組み合わせた複合素材で構成。高強度・高剛性を誇る。異なる素材を精密かつ耐久性高く接合するため実に14種類もの接合技法が投入されており、その結果として、正確なハンドリングや静粛性を実現し、先代比24%アップの捩じり剛性を持つ、パフォーマンスの高いボディを作り上げたという。

新型アウディA8の価格は下記の通り。

A8 55 TFSI quattro(3.0ℓV6ターボ、340ps):1140万円
A8 60 TFSI quattro(4.0ℓV8ツインターボ、460ps):1510万円
A8 L 60 TFSI quattro(4.0ℓV8ツインターボ、460ps):1640万円

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