北米に新拠点 生産終了から10年以上が対象
ジャガー・ランドローバー(JLR)のクラシック部門が初めて欧州を出て北米に拠点を設けることになった。
ジャガー・ランドローバー 99車種投入で全モデル刷新へ 2024年まで
ジョージア州サバンナに開設される新拠点は、顧客のクルマを扱う42のベイと75人の技術者を擁し、来年夏にオープンする。
欧州ではコヴェントリーとドイツのエッセン・ケトヴィッヒに拠点を持っており、その約8000平方メートルの敷地でレストアなどの作業が行われている。
生産終了から10年以上が経過したモデルが、JLRクラシックのオーバーホールプログラムの対象となる。つまり、X350世代のXJ、X100世代XK、そしてSタイプなどが最新の対象車種だ。XタイプやX358世代のXJなどは来年から対象となる。
JLRの発祥の地ともいえるコヴェントリーに設けられた同部門最初の施設は2017年6月に、ドイツ拠点は今年6月にオープンした。
JLRクラシックの業務には、EタイプやDタイプなどのような注目を集めるプロジェクトをはじめ、クラシックレンジローバーやランドローバー・シリーズ1などのレストアも行なっている。最近では、1948年の創業以来最初に生産されたプロトタイプ・シリーズ1のレストアも手がけている。
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