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ニューモデル 2018.8.22

MG 3エクスクルーシブ初試乗 製造は中国 セグメントを超える低価格

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もくじ

どんなクルマ?
ー セグメントを超える低価格
どんな感じ?
ー 室内は価格以上でもエンジンには不満
ー パッケージングは優れている
「買い」か?
ー おすすめはトップグレード
スペック
ー MG 3 エクスクルーシブのスペック

    減っているのに増えている! 「東京モーターサイクルショー」過去最多の来場者数

どんなクルマ?

セグメントを超える低価格

自動車メーカーの動向をうらなう上で、重要な数字が年間販売台数。昨年度比でのMG社の販売数の伸びは、驚異的なものだった。なにしろ、コストバリューで争うダチアを含む、多くの自動車メーカーが伸び悩んでいるなかで、MGの上昇率は167%となっているのだ。

ベントレーも103%の伸びを示してはいるが、MGだけ浮世離れしているようにも思える。その実、統計的なからくりが含まれている。中国製となるMG3は、何年にもわたって1万台ほどの台数が販売されており、実際の数字が統計されただけのようなのだ。参考までに英国では、毎月5000台前後のフォード・フィエスタが販売されている。

MG 3の販売台数が、他のライバルと比較して実際はかなり少ないことは事実ながら、購入に要するコストも、ライバルと比較してかなり少なく済む。今回試乗した、マイナーチェンジを受けたモデルであっても変わらない。

最上級グレードのエクスクルーシブですら、1万2795ポンド(180万円)。これでも満足できない向きには、エントリーレベルのエクスプローラーもあり、その価格はわずか9495ポンド(134万円)。この価格は、セグメントではひとつ下の、フォルクスワーゲン・アップと、充分に渡り合えてしまうもの。

完成度は価格相応なのか、それ以上なのか、気になるところ。

どんな感じ?

室内は価格以上でもエンジンには不満

マイナーチェンジではエクステリアデザインにも変更を受け、大型化されたフロントグリルを、クロームメッキのトリムが引き立てている。価格とあわせて、MG 3の魅力を高めている。また、ヘッドライトがグリルと一体化され、デイタイム・ランニングライトが内蔵された。BMW 5シリーズやマツダ アテンザなどにも装備されている、LEDのあれだ。

もし14インチのスチールホイールの代わりに、16インチのダイヤモンドカット・アルミホイールや、リアパーキングセンサーやハーフレザーのスポーツシートがお望みなら、中間グレードのエキサイトが良いだろう。これには、ナビは備わらないが、アップル・カープレイとデジタルラジオが組み込まれた、8インチの鮮明なタッチスクリーンも装備される。

このインフォテインメント・ディスプレイは、やや視線は下の位置ながらも、ダッシュボードには綺麗に収まっている。またインテリアの素材感や組み立て品質は、価格から期待する以上の優れた仕上がりを得ている。

ただし、路上に出てみると、自然吸気の1.5ℓのDOHCエンジンが、パワー不足を露呈していることは不変。ちなみに、最大出力は116psに増えてはいるが、最大トルクには変更がない。エンジンからの入力は、正確ながらはっきりとしないタッチの、5速マニュアルを通じて駆動される。

ピックアップの遅さにイラつかされるだけでなく、直線での加速にも、眠気を覚えてしまう。0-97km/h加速は10.4秒とされているが、数字以上に遅く感じられる。

パッケージングは優れている

反面、車内のパッケージングは素晴らしい。ステアリングコラムには前後方向のテレスコピック調整もつき、ドライビングフィールも充分な重さと節度を得ている。また、ライバルのひとつとなる、ダチアの小型ハッチバック、サンデロほどではないものの、乗員空間やラゲッジスペースも充分な広さが確保されている。

シャシー周りのメカニカルな部分の変更はなし。フロントにはマクファーソンストラット式、リアにはトーションビーム式のサスペンションが備わり、ボディコントロールやグリップ力に不満はない。スポーツシートのサポートも悪くなく、中国本国の仕様よりもやや硬めの、ヨーロピアンスペックのシャシーは、英国の一般道でも充分楽しめる味付けだといえる。

ライバルモデルにはみられない、落ち着きのなさは看取されるが、適切な位置でスロットルを戻せば、滑らかにコーナリングしていくから、設定自体は悪くないのだろう。シャシーのダイナミクス性能はフォード・フィエスタには及ばないが、共通する輝きのようなものは感じられる。読者の皆さんも気になる部分だとは思う。

保険料も非常に安くすみ、最長7年間か12万8000kmの保証もついてくる。信頼性にやや疑問が残るMGだが、韓国のキアの手法を取り入れることで、イメージの改善に勤めているわけだ。

「買い」か?

おすすめはトップグレード

中国のSAICモーター社が生産を行なっているが、そもそものデザインは英国で行われている。セグメント水準で比較してみても、エクステリアはハンサムな部類だとも思う。

もしMG 3が、挑戦的な価格を維持したまま、より活発なエンジンを搭載することができれば、すでに定評のあるライバルモデルに伍する、選択肢となることも可能だろう。

だとしても、この基本をしっかり押さえた安価なMG 3は、すでに充分に検討する価値はあると思う。その場合、上質な室内空間と装備が充実し、コストバリューに優れた、トップグレードのエクスクルーシブを、最有力として推したいと思う。

MG 3 エクスクルーシブのスペック

■価格 1万2975ポンド(180万円)
■全長×全幅×全高 4314×1809×1611mm
■最高速度 173km/h
■0-100km/h加速 10.4秒
■燃費 -
■CO2排出量 -
■乾燥重量 1200kg
■パワートレイン 直列4気筒1498cc
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 116ps/6000rpm
■最大トルク 13.9kg-m/4750rpm
■ギアボックス 5速マニュアル

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(AUTOCAR JAPAN リチャード・レーン)

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