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ニューモデル 2018.8.8

新排ガス基準WLTP導入 各メーカーへの影響、予想以上に CO2増加量を大幅増

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もくじ

ー WLTP導入 予想以上に大きな影響
ー 各モデルの再認証にも遅れ

    自動車メーカー、燃費試験法WLTPの準備できている? 各社の対応は 焦りも

WLTP導入 予想以上に大きな影響

今までのNEDCサイクルに代わって導入されるWLTPによって測定されたCO2排出量は、今までの想定以上に厳しい数値となる可能性がある。自動車業界アナリストのJATOが見解を表明した。

WLTPテストはより現実世界に近い環境でのテストを目的とし、今年9月1日から施行される。この日以降、WLTPでの規制に適合した車両のみが販売を許可される。この準備のため、EUサイエンス・ハブがCo2mpasというツールを開発した。このツールは現在のNEDCでの数値からWLTPでの数値を計算することができる。

しかし、JATOによれば、このふたつの数値の乖離は予想以上に大きなものとなるようだ。高級車においては、平均的に18.3g/km程度の増加となる。これは課税額にも影響を及ぼす差だ。

4月に発表された予想では、CO2排出の平均増加量は8g/kmとされていた。JATOはその予想を9.6g/kmへと改めた。最も影響が大きいのは高級車だが、反対に影響が小さいのはシティカーで、平均6.6g/kmの増加と予想されている。ボリュームゾーンとなる中型SUVでは16.7g/kmとされている。

JATOのスポークスマンはいう。「WLTP試験の導入の影響は今まで考えられて来た以上に大きなものとなりそうです。今までに再認証を受けたクルマから推定する限りでは、2019年のCO2排出量の平均値は130g/kmとなりそうです。これは現在の欧州の平均とされている118g/kmよりも12g/km高い数値です」

各モデルの再認証にも遅れ

JATOはNEDCとWLTPの数値の乖離に加え、現時点で20%程度の車種しかWLTP認証を受けていないことを懸念している。9月1日の施行までに対応が間に合わない可能性が出てきているのだ。

先のスポークスマンによれば、「各モデルの再認証が想定ほどスムーズに進んでいません。20%のモデルの再認証に11カ月を要しています。これは各メーカーが8月31日までに登録できなかった在庫を抱えてしまう可能性を含んでいます」

このニュースは、欧州各メーカーが今後より厳しくなる排出ガス規制への抗議を発表したことに続くものだ。これは2021年までに平均95g/kmに、2030年までに66g/kmへの削減を義務付けるものだ。

これは昨今のディーゼルへの逆風により多くのひとがガソリンを選択したことによるCO2排出量の増加と重なり、多くのメーカーを困難に直面させている。この規制に適合できなかった場合、1グラム1台あたり95ユーロ(1万2000円)という罰金が課せられるのだ。

JATOのスポークスマンは「欧州の自動車メーカーは年間1600万台以上を販売しており、経済的に大きな打撃を受けることになるでしょう」とコメントしている。

日本への影響も考えられる。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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