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ニューモデル 2018.8.7

DS7クロスバック試乗 サイズ、価格、装備を評価 500万円で買えるフラッグシップ

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もくじ

どんなクルマ?
ー 純正DS、はじまる
ー DS7 そのサイズは?

    新型フォレスター北米仕様、国内お披露目会 今後ターボあるかも?

どんな感じ?
ー ソフトタッチな乗り味
ー 電制可変ダンパー+アクティブスキャンサス

「買い」か?
ー 500万円切り ソーシック・パッケージOP車
ー DS7に見るDSブランド

スペック
ー DS7クロスバックのスペック

どんなクルマ?

純正DS、はじまる

DSシリーズをシトロエンから分離させて独立ブランドに……と発表されたのは2014年のことだったが、これまでのDSはすべて最初シトロエンとして発売された既存モデルのマイナーチェンジ版だった。つまり、この新しいDS7クロスバック(以下、DS7)が最初からDSとして企画開発された初の “純正DS” ということになる。

DSブランドはこのDS7を皮切りに、2023年まで毎年ニューモデルを投入する予定だそうだ。DS4とDS5という “第1世代” はすでに本国での生産が終了しており、残るDS3は次期型のデビューが近い。

そんななかで、第2世代の第1号として登場したDS7からうかがえるDSブランドの新定義は “メッキやラインストーンなどの今風のキラキラ感デザイン” と “フランス車としてはもっともハイテク感のある商品企画”、そして “クロスオーバーSUVメインのラインナップ” といったところだろう。

なるほどDS7の細部は徹底したデザインコンシャスな仕立てだが、パッケージレイアウトや骨格デザインはオーソドックスだ。



DS7 そのサイズは?

DS7のボディサイズ(全長×全幅×全高:4590×1895×1635mm)はDS4クロスバックよりひとまわり大きく、DS5と比較しても大きい。競合車と比較すると、VWティグアンやマツダCX-5より少し長く、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツやスバル・フォレスターよりはわずかに短い。

そのうえで、これら競合車よりも比較的ワイド&ローなスタイル優先型プロポーションなのが特徴といえば特徴だが、土台となるEMP2プラットフォームのおかげもあってか、フロアは低めで着座姿勢は健康的、かつ後席空間もゆったりして、トランクも意外に広い。

日本に導入されるのは2種類のエンジンと2種類のグレード。エンジンは1.6ℓガソリンターボと2.0ℓディーゼルターボだが、ガソリンは225型とよばれる最新世代となる。

グレード構成はベーシックな “So Chic(ソーシック)” と豪華版の “Grand Chic(グランシック)” があるが、搭載エンジンはソーシックがディーゼル(写真赤)のみ、グランシックがディーゼルとガソリン(写真銀)の2本立て……で、ラインナップは都合3種類。変速機は全車8ATでFFのみだ。



どんな感じ?

ソフトタッチな乗り味

今回は千葉県・木更津で開かれたメディア向け試乗会における一般道のみの短時間試乗にかぎられた。あくまでチョイ乗りでの第一印象にとどまることをお断りしておく。

その乗り味はひとことで、重厚でソフトタッチ。大径20インチタイヤを履くグランシックでもスポーツ指向の俊敏系ではない。ステアリングも比較的スローな設定でもあり、あくまで穏やかな動きに終始する。

DS7の土台となっているEMP2プラットフォームは、日本ではプジョーの308や3008、5008でお馴染みのあれである。

ただ、EMP2は非常に柔軟性に富む設計であり、前記のプジョー各車のリア・サスペンションがトーションビーム式なのに対して、DS7のそれは新型プジョー508(日本未導入)と同じ独立式のマルチリンクとなる。CセグメントSUVとしては高級感のあるDS7の乗り心地には、このマルチリンク効果もありそうだ。



電制可変ダンパー+アクティブスキャンサス

DS7の走行メカにおける最大のハイライトは電子制御可変ダンパーで、日本仕様は全車標準装備。スポーツ、ノーマル、コンフォート……などの走行モードによって硬さも変わるが、もっとも引き締まるスポーツ・モードでもけっして硬すぎないのは前記のとおり。

さらにフロントウインドウ裏に仕込まれたカメラ映像で約5m先の路面の凹凸を読みながらダンパーを連続可変制御するDSアクティブスキャンサスペンションは “伝統のハイドロの後継技術” とアピールされるものだ。

このアクティブスキャンサスが働くのは最柔のコンフォート・モードにしたうえで、晴天の昼間(悪天候時や夜間は作動しない)の車速13~130km/h時のみ……と、作動条件がけっこう厳しいのは、カメラ性能やダンパー可変制御がまだまだ発展途上だからか。いずれにしても、今回のかぎられた試乗条件では、このカメラ式アクティブサスの効能を明確に体感するにいたらなかったのが正直なところだ。

もっとも、それ以前に、コンフォート・モードは昔のハイドロテイストを思わせる確信犯的な柔らか設定で、現代のクルマとしてはロールスピードも速めだ。冷静客観的にみて、快適で安定したモダンな乗り味なのはノーマル・モードやスポーツ・モードのほうである。



「買い」か?

500万円切り ソーシック・パッケージOP車

DS7はこのほかにもナイトビジョンや半自動運転系など、このクラスで思いつくかぎりのハイテクが装備される。PSAの日本法人が想定する売れ筋は、ソーシックに専用のパッケージオプション(LEDヘッドライトや電動テールゲートのほか、フロントガラスヒーターやグリップコントロール、マッド&スノータイヤなどのレジャーカー的な装備を含む)を追加した仕様で、この状態でギリギリ500万円を切る戦略価格となる。

ソーシックでは電動レザーシートやナイトビジョン、後席サイドエアバッグなどは省かれるが、前記のように自慢のアクティブスキャンサスペンションや半自動運転系のハイテクは標準装備だし、18インチのマッド&スノータイヤは乗り心地やハンドリングもより穏やかで “らしい” のも事実だ。

個人的にはソーシックに、フランスB.R.M社製のアナログ時計(エンジンのオンオフごとに反転して格納&展開する)さえ装備されれば、掛け値なしの鉄板グレードになりそう……とも思うが、逆にいうと、このアナログ時計こそがグランシックをあえて選ばせるキラーアイテムでもあるのだろう。



DS7に見るDSブランド

DS7のデザインや乗り味、質感表現はなるほど分かりやすく、今までの分かりづらかった “DSたるゆえん” が明確化されたのは事実である。

手のこんだ内外装調度に加えて、標準装備されるハイテク量を考えれば、価格設定も割高とはいわない。

ただ、フランス車のCセグメントSUVが500万円かそれ以上……となると、今の日本市場では絶対的に敷居が高いのも事実。だからこそ、DSブランドは長い目で、メルセデスやBMWと同等とまではいわずともボルボやアルファ・ロメオに準じる知名度まで育て上げられるか……が成否の分かれ目だろう。

DS7クロスバックのスペック

DS7クロスバック・グランシック(ガソリン)

■価格 542万円
■全長×全幅×全高 4590×1895×1635mm
■最高速度 –
■0-100km/h加速 –
■燃費(JC08モード) 14.7km/ℓ
■CO2排出量 –
■車両重量 1590kg(サンルーフ車)
■パワートレイン 直列4気筒1598ccターボ
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 225ps/5500rpm
■最大トルク 30.6kg-m/1900rpm
■ギアボックス 8速オートマティック





DS7クロスバック・ソーシック・ブルーHDi(ディーゼル/パッケージオプション付き)

■価格 499万円
■全長×全幅×全高 4590×1895×1635mm
■最高速度 –
■0-100km/h加速 –
■燃費(JC08モード) 16.4km/ℓ
■CO2排出量 –
■車両重量 1670kg
■パワートレイン 直列4気筒1997ccターボ
■使用燃料 軽油
■最高出力 177ps/3750rpm
■最大トルク 40.8kg-m/2000rpm
■ギアボックス 8速オートマティック


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(AUTOCAR JAPAN 佐野弘宗)

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