もくじ
ー BMWといえば、コネクテッドの先駆け
ー 新BMWコネクテッドドライブの変更点
ー コネクテッドカーはどこまで進化する?
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BMWといえば、コネクテッドの先駆け
時計の針を、いまから5年前の2013年に戻そう。
BMWは世界市場でBMWコネクテッドドライブを展開し、他の輸入車メーカーに先駆けて日本市場でも導入を開始した。
当時はまだ、コネクテッドカーという言葉自体が一般的に普及していなかった。だが、その翌年の2014年には、アップルとグーグルがスマートフォンと車載器の連携で、カープレイとアンドロイドオートという独自規格を発表。IT産業界が自動車業界を本気で乗っ取りに来るのではないか、と経済メディアが浮足立った。
その後、自動車産業界では自動運転ブームが到来し、コネクテッドカーは単独技術ではなく、自動運転、さらにはEVやプラグインハイブリッド車などの電動車の技術を組み合わせた開発が世界各地で加速するようになった。
こうして、過去5年に世界市場で起こった技術革新の流れを振り返ってみると、BMWはコネクテッドカーの技術領域で先駆け的存在だったことを、改めて認識する。
新BMWコネクテッドドライブの変更点
そんなBMWコネクテッドドライブがこのほど刷新されて、さらに新しいスマホアプリが日本市場に導入された。
詳細について、BMWは8月3日、東京お台場のBMWグループ東京ベイでメディア向けの説明会を開いた。
発表資料によると、これまで「BMW Connected」「BMW Remote」など4つに分かれていたアプリの機能を一元化し、新しいサービスを車載器と連携して行えるようになった。
ここでは新設されたサービスをいくつかご紹介する。
例えば、「Send To Car(センド・トゥ・カー)」は、パソコンやスマホで検索したカーナビの目的地のデータを車載器に送信するサービスだ。そのうえで、カーナビ機能ではスマホアプリでの目的地検索で、最新の道路状況を踏まえた到着予想時刻が可能となった。
その他にカーナビ関連では、リモート車両リサーチ機能を改良した。空港やショッピングモールなど広い駐車場での自車位置を確認するため、スマホから徒歩でのルートを表示できるようになった。
また、メンテナンスサービスについても、法定点検の時期を知らせるサービス・リマインダーとディーラーへのサービス入庫の予約機能が一元化されて、スマホによる使い勝手が向上した。
さらに注目されるサービスが、リモート3Dビューだ。車載カメラの映像をスマホで確認できる。記者会見の後、同サービスの実演を見たが、スマホの操作ボタンを押して約30秒後には会場内の模様がスマホ上に映し出された。BMWによると、プライバシーに対する考慮からリモート3Dビューは2時間で3回の利用に限定している。
コネクテッドカーはどこまで進化する?
誕生から5年目で刷新されたBMWコネクテッドドライブ。
今後はどのような進化が期待できるのだろうか?
先に紹介したように、近年の自動車産業界はコネクテッドカー、電動化、自動運転の3つの技術領域が複合的に絡み合ってきている。
その上で、ライドシェアリングに代表されるまったく新しいクルマのサービスが続々と市場導入されて産業規模を拡大している状況だ。
このような自動車産業界の変化をBMWでは、ACES(エーシス)と呼ぶ。
・A:Autonomous (自動/自律走行)
・C:Cennected(コネクテッド)
・E:Electrified(電動化)
・S:Shared/Services(シェアリングなどのサービス)の頭文字を意味する造語だ。
ダイムラーが使うCASE(ケース)と基本的には同じ考えである。
こうした中で、コネクテッドという領域は、スマホの画面や車載器の画面をタッチ操作するという、ひととクルマを直接結ぶHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)が基本にある。
これは単なるデータのやり取りではなく、ひとのライフサイクルの中にクルマをさらに深く組み入れる行為だと思う。
となれば、BMWコネクテッドドライブに代表される、最新型のコネクテッドサービスは今後、あなたの生活の様々な場面に「自然なかたち」で使われるようになるはずだ。
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